ももいろクローバーZのリアルな姿を配信するテレ朝動画のオリジナル番組『ももクロChan』。

＃721は新企画「本日、飯塚定休日。」をお届け！

◆飯塚悟志、たまにももクロがうらやましい？

今回の『ももクロChan』はいつもと様子が違う。いつもMCを担当している東京03・飯塚悟志がメンバーと横並びに座り、MCのポジションに玉井詩織が立っている。

メンバーから「これまで長い間、ありがとうございました！」と告げられた飯塚は、「卒業？　クビ？」と怪訝な表情。

そうではなく、「本日、飯塚定休日。」はいつも『ももクロChan』で司会に専念し、自分の楽しみを二の次にしている飯塚をねぎらい、メンバーが代わりにMCを担当するという新企画なのだ。

飯塚悟志の初登場はなんと12年前の＃96「子供祭りの魅力 徹底解説SP！」だというから、ももクロとは付き合いが長い。

「定休日」という企画タイトルに納得がいかない飯塚は、「これ仕事じゃん！　だったらMCのほうがいい」と言い出す。一方で、メンバーとゲストがゲーム企画で楽しんでいるのがうらやましいのでは？と問われると、「たまにうらやましいときがある！」と声を張り上げる。

まるでMCのように声を張り上げたことを、百田夏菜子に「張り切らないで！　あんまりデカい声出さないで」とツッコまれ、飯塚は恥ずかしそうだ。

この企画では、ももクロの4人でMCを回し、飯塚は番組の名物企画を楽しむという。人気企画BOXと、メンバーの名前が入ったBOXからカードを引き、さまざまな組み合わせでいろいろなコーナーにチャレンジする。

◆しおりんは「やいのやいの」が得意

最初の企画は「動向調査 TARGET 16」。MCは玉井となった。

実はこの企画、ももクロの13周年記念ライブの幕間VTRで行った「動向調査 TARGET 13」（＃597）以来、2度目だ。

説明を聞いて思い出した玉井は、「人気企画ではないですが、おもしろい企画だと作った人（番組スタッフ）が言っています」と身もフタもないことを言う。

佐々木彩夏も「最初にしては弱めのやつが出ちゃったね」とつぶやくが、意外にもこの企画が大いに盛り上がった。

「動向調査 TARGET 16」のルールは簡単。プレイヤーがひとりずつサイコロを振り、合計数が4人で「16」になればゲームクリアというものだ。クリアすると「全員に私の自腹でごほうびをお贈りします」というカンペを玉井が読まされる。

MCだけが損する可能性のある企画かと思いきや、プレイヤーもサイコロを振るたびに、出た目の数だけ動向調査のお題に挑戦しなければならず、さらに16をオーバーさせてしまった人は罰ゲームをさせられるというから、たまらない。

そんなコーナー説明で玉井は何度か噛んでしまい、飯塚も「大丈夫ですか？　代わりましょうか？」と尋ねる。いつもの器用で頼りがいのある玉井らしくないとイジられると、「そっち（プレイヤー側）でやいのやいの言ってるほうが得意なんですよ」と苦笑した。

◆あーりん、通報される

最初にサイコロを振った飯塚は、「5」を出す。お題は「ヒヤっとした出来事」だ。

玉井が「おもしろい話、お願いします」と言うと、飯塚は「それはMCが一番言っちゃダメ」と注意する。

考えあぐねるメンバーをよそに、飯塚が真っ先に話し出した。

東京03の単独公演でコントが始まる前、準備に手こずり焦ってしまった飯塚は、真っ暗な舞台上でつまずき、セットに頭をぶつけたそう。ステージが明転してコントが始まったが、額が濡れていることに気づいた飯塚。床にポタポタと何かが垂れ、おでこを拭うと、手のひらが真っ赤になっていた。

「結局、角ちゃん（角田晃広）がアドリブで『どうしました？』って言ってくれて『角田くん、ごめん。ばんそうこう貼ってくるから、ひとりでつないでおいて』って」

そんな飯塚の「単独ライブの流血事件でヒヤッと」を聞き、百田は「こんなの一発目でやめてほしいわ。順番わかっている？」とクレームをつける。

普段はMCとして場を回す飯塚が、エピソードトークをするのはレア。その新鮮味も相まって残るメンバーたちのハードルが上がってしまった。

飯塚の話が終わっても、頭をひねっている3人。飯塚は続けて「営業先でやらかして、コントが全然ウケずヒヤッと」した話を披露して場をつなぐ。なんだかんだ言っても、メンバーに助け舟を出す飯塚の優しさが微笑ましい。

続いては、高城れにが手を上げた。

最近、アロマキャンドルにハマっているという高城。同時に4個に火を灯して、香りを嗅ぎ比べていたというのだが…ふとした瞬間にティッシュに引火。しかも隣にあったメモ用紙に燃え移り、あわや火事になるところだったという。

続く佐々木は、7月に行ったファンツアー『漫画博覧会2024 in 台湾・台北市』でのエピソードを披露する。

日本からついてきた150人ものファンと、観光やディナーショーを楽しんだという佐々木。ライブ終わりに、ファンと一緒に建物のロビーで太極拳をしたのだそう。ライブ終わりということもあって、ファンたちはみな、佐々木のメンバーカラーであるピンクのTシャツを着ていた。

「そしたら、150人も（同じ格好の人が）集まって政治的集団なんじゃないかと思われて、通報されちゃった。ジャパニーズアイドルのツアーなんですって（警察に説明した）」

海をまたいだとんでもないエピソードに、飯塚も「それ、一生話せるよ」とお墨つきを与えた。

◆百田夏菜子、いろんなものが脱げていく

さらに百田は「使えないかもしれない」と前置きしつつ、とある映画に関連した番宣でのヒヤッと話を披露した。

ドレスアップして臨んだインタビュー中、百田は異変を感じたという。

「着ているものの中に仕込んでいたいろんなものが徐々に落ちていく。いろんなインナーがあるじゃないですか。それがちょっとずつ取れていく雰囲気があって。これヤバいぞと思って。最後、ストンと落ちてしまって！」

とんでもない事態が起きている百田だったが、周囲の人間は誰も気づかない。インタビューが終わっても一向に席を立たない百田を不審に思ったマネージャーが近づいて来て、ようやく「私、今動けない」と伝えて事なきを得たという。

飯塚の話に負けず劣らずなエピソードを連発したももクロの3人。さすがバラエティも百戦錬磨のベテランアイドルだ。

本エピソードの再編集版は、8月23日（金）朝5時からBS朝日で『おはよう！ももクロChan』として放送される。テレビ放送はもちろん、未公開映像がたっぷり詰まったテレ朝動画のデラックス版『ももクロChan』もチェックしよう！