
大人の恋愛群像劇を彩る“憎めない主人公”の魅力「すごく愛くるしい」松田元太×加藤ローサ×髙木雄也×大沢あかね『はだかんぼうたち』SPインタビュー
松田元太(Travis Japan)が主演を務めるオシドラサタデー『はだかんぼうたち』。
10月3日(土)スタートの本作は、危険な三角関係に溺れる男女を描いた禁断の恋愛群像劇。江國香織による原作の世界観が生み出す、美しくもどこか生々しい情感――。そんな登場人物たちの繊細な心の機微が、圧倒的な映像美とともに丁寧に紡がれていく。
【写真】『はだかんぼうたち』場面ショット&加藤ローサ・大沢あかね撮りおろし(全12枚)
今回テレ朝POSTでは、本作の主要キャストにインタビューを実施。興味を持った女性には恋人や配偶者がいても関係なく近づく“遊び人”でありながら、どこか憎めないピュアさを持つ主人公・鯖崎涼役の松田、結婚間近にもかかわらず、鯖崎と出会ったことで人生が一変する筒井桃役の加藤ローサ。
そして、桃の婚約者でエリートサラリーマンの石羽拓を演じる髙木雄也(Hey! Say! JUMP)、鯖崎と関係を持つ桃の親友で3児の母・堀田響子役の大沢あかねに話を聞いた。
――オファーを受けた心境からお聞かせください。
松田元太(以下、松田)「江國さんの作品では、ドラマ『東京タワー』でもお世話になっていて、世界観が独特で美しい印象を受けていました。またこうして『東京タワー』チームの方々とご一緒できるのがすごくうれしかったですし、たくさんの方にいろいろな表現を見せられるんだな、と思うと楽しみでした」
加藤ローサ(以下、加藤)「初めて役名をいただいて台詞をしゃべったのが、映画版『東京タワー』で、連ドラ初主演をやらせていただいたのが、テレビ朝日でした。今回、(私生活の環境が変わり)“ゼロからスタートだな。頑張らなきゃな”と思ったタイミングで、同じく江國さん原作作品のオファーをいただけたので、なにか意味があるなと思って迷わずお受けしました」
髙木雄也(以下、髙木)「正直、最初は“奪われる側の役って自分ではないな”と思っていたんです。でもスタッフの方から『違う姿を見せるのはいかがですか』とおっしゃっていただいたとき、確かに自分で自分の可能性を狭めていたなと。今回、新たな自分が見られるかもしれない、と思ってお受けしました」
大沢あかね(以下、大沢)「私、江國先生のファンで、原作も過去に読んだことがあったんです。演技は不慣れな面もあるのですが、響子という役は、母ひとり子ひとりで育ったこと、子どもが3人いることなど、自分と環境も似ていたので『ぜひやらせてください』とお受けしました」
――桃をきっかけに、鯖崎と石羽がお互いの存在を認識することになります。鯖崎は石羽のことをどう思っていると思いますか?
松田「最初は桃ちゃんの婚約者とは知らないけど、知ってからも近寄るし、なんなら桃ちゃんといるタイミングで…と、いろいろな瞬間があります。そのうえで『だから何?』と戦いに挑むサバ(鯖崎)に石羽という存在がいても、サバには関係ないんだなと思いますね(笑)」
――髙木さんは、石羽との共通点を感じる部分はありますか?
髙木「100パーセント理解してあげられることって今後もないのかなと思います。あるシーンでの桃への接し方が、自分の人生観ではないもので理解できず…。撮影中も監督に『女性はこういうときうれしいんですか?』と聞きながら演じました。この年になって女性を勉強しながら取り組んでいます(笑)」
松田「僕も『これって女性は何がうれしいんですか』『男性から見たらこう思うけど、女性から見たらどう思うんですか』と“ガン攻め”してたくさんのアンサーをもらっています。そうしてクズの脳みそがどんどん育っているので、本番前のテストのときも『こういうのどうですか?』『こうやったらクズに見えますか?』といろいろなものが生まれて、すごくおもしろいです」
――加藤さんと大沢さんは、ご自身が演じる役柄についての印象を教えてください。
加藤「桃は、歯科医で石羽さんとの結婚を控えている役です。女性が結婚するって大きな決断じゃないですか。私も一度結婚したので、そこで抱える葛藤はすごく理解できました」
大沢「響子は優しくて、自分の思いを表現するのが苦手な女性です。みんなの前では明るくいるけれど、実は自己肯定感が低く、親友の桃のように容姿端麗でないことも分かってる。桃が仲良くしてくれることはうれしいし、子どももいて結婚生活も幸せなんだけど、響子自身も気づかない内に家庭内での孤独や不満が積み重なっているのかなと思います」
――視聴者の方からさまざまな意見が出そうな鯖崎ですが、それでも“人間としてこんなにいいところがあるんだよ”というところを教えてください。
松田「いや、ないですね!(笑)」
――(笑)。
松田「桃ちゃんに対しての思いは誰よりも強い自信があるところ、まっすぐなところ、人によって対応を変える能力があるところなど、そうしたちょっとしたことはあるけど、その他は全部クズです(笑)」
髙木「そんなことないよ(笑)」
加藤「鯖崎は告知で『クズ男』と出ていますが(笑)、ただのクズに桃が惹かれるわけがないと思うんですよね。最初は“あんなに自由に生きられたらな”と気になる存在だったのが、知れば知るほど、本当は真面目で繊細でちゃんと人と向き合える面が見えてくる。そんなところに惹かれたんじゃないかなと思います」
髙木「多分、根はめっちゃいいヤツなんですよ。“なぜこうなったのか”というのは今後描かれますが、その理由を知ったら、すごく愛くるしく見えてくるし、意外と女性に好かれる要素が詰まっているなと思いました」
大沢「『悪い男だ』と言われていますけど、すごく真っ直ぐすぎる人なんだと思います。だから、我々が隠すような内に秘めた感情も彼ならストレートに伝えられる。そういうところが魅力的なんじゃないかなと思います」
加藤「褒めてくれるのもいいよね」
大沢「そうそう。響子の旦那さんは全然褒めてくれないし、響子への扱いが雑な人なんです」
加藤「女性として扱ってくれるじゃん。あそこが好きなのよ」
――松田さんと髙木さんは先輩後輩の間柄ですが、お互いどんな印象をお持ちですか?
松田「JUMP兄さんのバックでお世話になったことはあったんですけど、お芝居では初めてだったので、最初は緊張していました」
髙木「ウソつけ」
松田「本当ですよ(笑)。髙木くんはクールなイメージがありましたが、ラフに話してくれるし、『元気?』と声もかけてくださるので、本当に優しい人。安心しながら楽しく撮影させていただいています」
髙木「ほとんどしゃべったことがなかったけど、いざ会ったら、めっちゃしっかりしている子だなと思いました。うちの事務所って、時代で先輩・後輩の関わり方が変わってきていると思うのですが、(松田は)若いのに体育会系のノリをちゃんと持っている人。僕はそういうほうが好きなので」
松田「やった!」
髙木「あと、本読みのときから、お芝居のアプローチの仕方がすごくいいし、お芝居の仕方もすごく好きです。自分だったらそう持っていけなかったなとか、こっちに持っていくんだとか、そういうものを後輩に教えてもらってる気分で本読みをやっていましたね。お芝居に年齢って関係ないと思っているから、すごく勉強になっています」
松田「本読みって緊張しますよね(笑)」
髙木「わかる。(自分の考えてきた演技を見せる)プレゼンだもんね」
――加藤さんと大沢さんも、松田さんや髙木さんに感じる印象を教えてください。
加藤「2人とも全然印象が違っておもしろいです。髙木さんは、勝手にワイルドでクールなイメージを持っていて、そんなにお話もされないのかな、と思っていたんですが、とても親しみやすい方。お茶目でスタッフの皆さんとも分け隔てなく話しているし、『俺、これ緊張する!』とかおっしゃっていて、意外でした。
松田さんは、テレビでの印象が強かったんですけど、現場では落ち着いていて、真面目に静かに淡々とやられているのが意外でしたね。今回、インティマシーシーンもありますが、松田さんが経験者、先輩なのもあって、『大丈夫ですか?』と声をかけてくださって助かりました」
大沢「松田さんとは、昨日(インタビュー前日)、しっかりお芝居する場面があって、合間にお話をさせていただいたんですが、弟のように可愛らしい方です。でも、鯖崎になった瞬間バシッとスイッチが入り、目の奥が悪い男になっていたんで、“うわ。この人すごい”と思いました。
髙木さんとは一緒のシーンを撮影していないのですが、私がスタジオに向かうとき、声をかけてくださって、ありがたかったです」
――絶賛撮影中だそうですが、鯖崎と石羽の対峙シーンはまだ撮っていないんですか?
髙木「まだお互いのことを知らない状態で出会うシーンを撮ったくらいですね」
松田「このあいだは、早朝の表参道で本番直前に『髙木く〜ん!』ってカメラを向けたらニコッと笑ってくれました」
髙木「本番寸前だったよ(笑)」
松田「勝手に(SNSの)ストーリーズに載っけました!」
髙木「ちゃんと許可はとってくれました(笑)」
松田「早朝から、さわやかスマイルをパイセンにいただいたんで、そこにもキュンとしながら楽しく撮影しました。髙木くんとのがっつりしたシーンはこれからで、今後はひどいドロドロになっていきます…(笑)」
オシドラサタデー『はだかんぼうたち』は、いよいよ本日10月3日(土)よる11時初回スタート!
取材・文:浜瀬将樹
加藤ローサ・大沢あかね撮影:映美
※ドラマ『はだかんぼうたち』は、放送後TVerにて無料配信!(期間限定)
※動画配信プラットフォーム「TELASA(テラサ)」でも配信!
※番組情報:オシドラサタデー『はだかんぼうたち』
毎週土曜よる11:00~11:30、テレビ朝日系24局









