ウルフアロン徹底解剖 第2回【栄光と屈辱】デビュー後も進化を続ける“怪物”、そして世間の評価(全6回)
2026年1月4日、超満員の東京ドームで衝撃のプロレスデビューを果たした柔道オリンピック金メダリスト・ウルフアロン(30歳)。
デビューから5カ月を経た今、彼は一体どんなプロレスラーになっているのか。
テレビ朝日のスポーツ番組『GET SPORTS』では、ウルフ本人に加え、棚橋弘至、永田裕志、真壁刀義といったレジェンドレスラーたちとともに、さまざまな側面からウルフアロンを徹底解剖した。
【映像】ウルフアロン、デビュー後に味わった“栄光と屈辱” レジェンドからも求められるのは成長スピード「倍速で身につけないと」
テレ朝POSTでは、この特集を全6回に分けて紹介。第2回のテーマは「栄光と屈辱」と「世間の評価」だ。
◆わずか2分8秒の悪夢
デビュー戦で王座奪取という衝撃を残した後、ウルフは全国各地の巡業に参加。初めてのタッグマッチも経験した。
多忙なレスラー生活の傍らで、サインや写真撮影など柔道時代にはあまりなかったファンとの交流も行っている。
そんななか、デビューから1カ月、成田蓮を相手に迎えた初の防衛戦。ここでウルフは、入場中に想定外の奇襲を受けてしまう。
場外で鉄柵や鉄柱に叩きつけられリングに上げられると、そのまま試合開始。途中でレフェリー不在の無法地帯となる場面もあり、一連の反則攻撃でフラフラになったウルフは、試合時間わずか2分8秒でベルトを失ってしまう。
さらに、その1カ月後の3月に立ちはだかったのは、新日本プロレス最重量を誇る体重170キロ超えの巨漢ドン・ファレ。ウルフは何度も投げ技を試みるが、相手を持ち上げられずにそのままシングルマッチで悪夢の連敗を喫した。
そこでウルフがとくに力を入れたのは、投げ技だった。
ウルフ:「投げる力は上がりました。これまで柔道技で投げることはできましたけど、プロレス技で投げるってところは成長しているなと実感していますね」
デビューから4カ月、迎えた5.3福岡でドン・ファレとのリベンジマッチ。ここでウルフは、さらなる気迫を見せる。
大一番で繰り出したのは、1.4でも披露したアメリカのレジェンドレスラー、カート・アングルが考案した投げ技「アングルスラム」だ。
170キロのドン・ファレを肩に担ぎ上げて叩き落とすと、そのまま3カウント。実に4カ月ぶりとなるシングルマッチでの勝利を掴み、たしかな成長を示してみせた。
◆ファンとAIの評価
一方、そんなウルフの現在をファンはどう見ているのか。街でプロレスファンの声を聞いてみると、
女性:「彼の対応力はプロレスをやる前から身についてきたことだと思うので、試合展開もそれに段々追いついてきて、よりおもしろくなることを期待しています」
女性:「一番印象に残っていたのは『1.4』のハイフライフロー。ああいう上手い・下手ではなくて、自分の思いを乗せた技っていうのは素晴らしいなと思いました」
男性:「もう十分プロレスラーとしての体幹とかフィジカルは持っているので、これからもどんどん活躍していっていただきたいなと応援しています」
さらに、今回はファンの声だけでなく、プロレスのデータを学習したAIにもウルフの評価を聞いてみることに。
ウルフも気になるAIの評価は、「“当たりの強さ”と“重み”が圧倒的で説得力があるレスラーです。棚橋弘至やオカダ・カズチカとは一味違う強者。すでに優れた“プロレス脳”を持っています」というもの。
ウルフ:「AIは褒めてくれてるので(笑)。僕としてはまだわからないこともたくさんあって、そういうところを学んでいかないとステップアップしていけない。まだちょっと柔道技に頼っている部分もありますし、もちろん柔道は僕のバックボーンとして強みであるのはもちろんなんですけど、それだけで闘うのはプロレスではないので」
棚橋:「この早さをウルフは求められていますね。(他の選手は)18とか22歳で(学校を)出て、新日本に入ってくる。ヤングライオンは、試合を経て展開や駆け引きを覚えていくけど、ウルフはいきなりタイトルマッチだったので、他の若手と違って倍速で身につけないといけない。でも、本人に自覚があるので大丈夫かなと」
ウルフ:「早く成長していかないと、僕もどんどんこれから先は歳を取っていくだけなので。全盛期を早めに持って、それをいかに継続していけるかというのはすごく意識してますね」
◇
第3回では、ウルフの「規格外の技」を紹介。柔道をルーツとした技からオーソドックスなプロレス技、そして必殺技となった「逆三角絞」の秘密についても解説している。
※番組情報:
『GET SPORTS』
毎週日曜 深夜1:55より放送中、テレビ朝日系(※一部地域を除く)
『新日本プロレス大阪夏の陣!!逆襲のウルフ&新世代頂上決戦』
2026年6月14日(日)よる10:15~、テレビ朝日系全国ネットにて放送







