毎週水曜よる9時から放送中のドラマ『相棒season21』。

今シーズンから“5代目相棒”として登場したのは、初代相棒でもある亀山薫（寺脇康文）。

season7で卒業して以来、満を持して再び杉下右京（水谷豊）とタッグを組んでいる。

そんな『相棒』シリーズは、動画配信プラットフォーム「TELASA（テラサ）」「テレ朝動画」にて、過去全シーズンとスペシャルドラマに加え、劇場版、スピンオフも配信中だ。

テレ朝POSTではこの伝説のコンビ復活を記念し、同シリーズの過去回から杉下右京と亀山薫が活躍するオススメのエピソードをピックアップ。

今回は、小料理屋「花の里」の2代目女将・月本幸子（鈴木杏樹）がはじめて登場した『相棒 season4』第19話「ついてない女」（2006年3月1日放送）を紹介する。

◆「花の里」2代目女将の壮絶な過去

女将が1人で切り盛りしている「花の里」は、主人公・杉下右京の行きつけで知られるひっそりとした佇まいの小料理屋。

杉下にとって心の拠りどころのような場所であり、歴代の相棒や警察関係者を引き連れては、愚痴をこぼしたり捜査状況を整理したり、ときには事件解決の糸口を掴んだりしてきた。

そんな「花の里」でseason10からseason17にかけて2代目女将を務めたのが月本幸子だ。

実は波瀾万丈の人生を送ってきた幸子。シリーズに初登場した「ついてない女」では、夫を亡くした彼女が復讐を決行し、海外へ逃亡しようとするスリリングな物語が描かれている。

©テレビ朝日・東映

夫の死後、幸子は暴力団幹部の愛人として生きてきた。しかし、その暴力団幹部が夫を死に追いやったことを知り、復讐を計画する。

彼女の計画は、男を撃ち殺したあと、成田空港で香港行きの最終便に搭乗。現地で中国籍のパスポートを受け取り、フランスの田舎に渡って静かに暮らすというもの。

「明日から別の人生が始まる。さようなら、ついてない私」と口にした彼女は、拳銃を構えて暴力団幹部に発砲する…。

◆杉下＆亀山は海外逃亡を阻止できるのか!?

復讐を決行し、急いで成田空港へと向かう幸子。しかし不運にも車がエンストを起こしてしまう。

そこで偶然にも出会ったのが、杉下右京と亀山薫だった。

2人に助けられ新宿に送ってもらった幸子は、バスに乗って成田空港へ向かう。しかし、事件の匂いを嗅ぎつけた杉下もバスへと同乗してくる。

幸子が成田空港に到着するまでに事件の証拠を掴もうと奔走する亀山。そして、バス車内で彼女に説得を試みる杉下。

はたして、2人は幸子の海外逃亡を防ぐことができるのだろうか？

◆杉下も思わず言葉を失う“ついてない女”月本幸子

バス車内では、幸子が自らについていかに“ついてない女”かを力説するシーンも。

おみくじを引くと大抵は凶、中学の修学旅行では盲腸で入院、高校の初デートで海に行くと波にさらわれ、大学受験の日は家が火事、さらに新婚旅行では空き巣に入られてしまったという。

あまりの不運の連続に、杉下も思わず「なんとも言いようがありません…」と言葉を失ってしまっていた。

しかし、そんな“ついてない女”月本幸子が、のちに「花の里」の2代目女将として杉下から信頼を得るようになるのだから不思議なものだ。

この機会に、彼らの出会いを振り返ってみては？

※番組情報：『相棒season21』第2話「ペルソナ・ノン・グラータ（後篇）」
2022年10月19日（水）午後9：00～午後10：09、テレビ朝日系24局

※動画配信プラットフォーム「TELASA（テラサ）」では、10月1日（土）から、杉下右京と亀山薫、『相棒』の原点ともいえる作品『相棒 pre season 相棒～警視庁ふたりだけの特命係』が無料配信中！ぜひこの機会に2人の最初の事件をご覧ください。さらに、『相棒』過去全シーズン＆スペシャルドラマに加え、劇場版、配信オリジナルも配信中。