日向坂46のMV撮影で“奇跡の一瞬”! 監督が語る、心を揺さぶったメンバーの演技
齊藤京子とヒコロヒーがトーン低めの“ヘンテコトーク”を繰り広げる番組『キョコロヒー』。
2月10日(月)に放送された同番組では、映像制作のプロから意外な裏話が語られる場面があった。
【映像】日向坂46のMV撮影で“奇跡の一瞬”! 監督が語る、心を揺さぶったメンバーの演技
この日の企画は、さまざまな職業の“仕事中の本音”を聞く「本音フリップショー」。ヒコロヒー脚本のドラマ『トーキョーカモフラージュアワー』を手掛ける吉川鮎太監督、齊藤も所属していた日向坂46のMVを担当する大久保拓朗監督に、監督の立場から仕事上の本音を語ってもらった。
1問目は、「この監督、OKを言うまでやけに時間がかかるな…。いったい何を考えている?」。
実はこれ、以前の放送でも齊藤が話題にしていたこと。「『カット!OK』ってすぐいかない時、ちょっと心配になる」と言い、俳優の立場から“あの間”が気になるとこぼしていた。
監督がすぐに「OK」を言わない理由はいったい何なのか――? この疑問に対し、プロの2人が明かしたのは意外な本音だった。
「演出が思いつかない」と率直に回答したのは吉川監督。「もう少しこういうエッセンスが加われば面白くなるのになっていうところが、10秒経って(自分で)言語化できなかったらもう諦めよう、自分の実力を認めよう(としている)」と語り、あの間は葛藤の証だったことが明らかになる。
俳優の演技に不満を持っているのかと思いきや、まったく違った答えに齊藤とヒコロヒーは驚き。「そうだったんだ!」「あの間は諦めだったんだ」と目からうろこだ。
一方、大久保監督は「思ってたよりエモっ!」と、これまたタイプの異なる理由を挙げた。
日向坂46の楽曲『SUZUKA』のMVを手掛けた際、センターの富田鈴花に対して思ったことだそう。
「富田さんが泣きそうな顔をするんですよ。あれって僕は演出してなくて、むしろ『喜んだ表情でお願いします』って伝えたんです。でも富田さんが泣きそうな表情をされていたので、思ってたよりエモいなと」
こちらは、想像以上の演技に心を奪われたというケース。監督が「OK」をすぐに出さないのは、いい演技をじっくり味わっている場合もあるようだ。
大久保監督はまた、「大御所アーティストは優しいんですけど、さすがにリテイクは言いづらい」というリアルな本音も漏らした。
「『さっきので良かったやろ』みたいな(言われたら…)。いけそうだったら『もう1回いいですか?』(と提案します)」と話し、大御所アーティストには空気を読んだ細やかな演出が必要な様子。
これにヒコロヒーは「早く大御所になりたい」と羨ましそうにコメントし、スタジオを笑わせた。
そのほか番組では、銅像パフォーマーや試食販売員の本音も紹介され、齊藤とヒコロヒーが独自の視点でトークを展開している。プロへの素朴な疑問や不満をぶつける場面も。
※『キョコロヒー』最新回は、TVerにて無料配信中!(期間限定)
※動画配信プラットフォーム「TELASA(テラサ)」では過去回も含めて配信中!
※番組情報:『キョコロヒー』
【毎週月曜】よる11:45~深夜0:15、テレビ朝日系24局(※一部地域を除く)