
テレビ朝日の番組『しあわせのたね。』では、さまざまなSDGsの課題に取り組み、暮らしを未来へ紡ぐ“はじめの一歩”を踏み出した人たちを紹介している。
今回取り上げるのは、ある生物を食材として活用することを目指している清真学園高等学校の木村真維さん。
「これから霞ヶ浦に増えて困っているアメリカナマズを捕獲しにいきます。そのあと、おいしく調理します!」(木村さん)
湖の生態系や水産業に被害を及ぼすとされ、特定外来生物に指定されているアメリカナマズ。魚のトゲによる漁具の破損などもあり、漁業者からは厄介者として扱われてきた。
木村さんがこのアメリカナマズを活用しようと思いついたのは、高校1年生の時。「地域創生プロジェクトの参加募集があって、そこでアメリカナマズをテーマに提案したら(多くの共感を得て)大きなプロジェクトになりました」と振り返る。
以降、鹿島アントラーズの試合会場で「アメリカナマズのガパオライス」を販売して問題提起を行ったり、学校給食のメニューに導入したりと、地域での食材活用を推し進めてきた。
この日は、漁師たちにナマズ料理を振る舞った。試食した霞ヶ浦漁業協同組合の皆藤さんは、「まったく生臭さやナマズの臭いがしない。うまいね、うまい!」と絶賛。「最初は聞き間違いかと思ったが、(アメリカナマズによる被害について)一生懸命考えてくれるので感謝の気持ちしかない。うれしい」と、高校生たちの熱意ある取り組みを喜んでいた。
「アメリカナマズは見た目以上においしい。釣ったナマズをただ捨て、駆除することだけを考えるのはもったいない」と考える木村さん。そんな彼が未来に叶えたい夢は?
「このプロジェクトを通じてアメリカナマズに無限の可能性を感じましたし、適切に扱えばおいしい料理になることがわかったので、外来種の問題の見方や捉え方が変わっていくと思います」
なお、次回9月5日(土)の『しあわせのたね。』では、高齢者が収入を得て生きがいを持てる場を目指した“高齢者が主役の喫茶店”が紹介される。
※番組情報:『しあわせのたね。』
毎週土曜 午前9:55、テレビ朝日(※一部地域を除く)


