“10年にひとりの逸材”若杉栞南脚本ドラマに名優たちが集結!鈴木浩介「本当に素晴らしい脚本」
2022年9月、史上最年少22歳(※当時)で「テレビ朝日新人シナリオ大賞」第22回大賞に選出された若杉栞南さんの受賞作『拝啓、奇妙なお隣さま』。
ドラマ化発表の際には、川﨑皇輝(少年忍者/ジャニーズJr.)がドラマ単独初主演をはたすほか、大東立樹(ジャニーズJr.)も参戦することが決定したが、このほどフレッシュな彼らを取り巻く追加キャストが解禁。
平泉成、鈴木浩介ら名バイプレーヤーたちの出演が発表された。
◆異色&感動のヒューマンドラマ!
『拝啓、奇妙なお隣さま』は、昏睡状態となって入院した男子高校生・山村陸(川﨑皇輝)が、同じ病室に入院中の患者=“お隣さん”2人と意識の中で会話を繰り広げていくという感動のヒューマンストーリー。
世代も立場も異なる3人の“心の交流”、そして彼らを思う家族のドラマが瑞々しい感性によって繊細に描き上げられ、応募総数1064篇の中から大賞に選出された。
最終選考委員を務めた脚本家の井上由美子、岡田惠和、両沢和幸の3氏は、若杉さんを「10年にひとりの逸材」と絶賛。
才能を高く買われた若杉さんは、早くも髙橋ひかる主演の土曜ナイトドラマ『ハレーションラブ』の脚本に抜擢されている。
◆鈴木浩介、脚本に大号泣!
鈴木が演じるのは、陸と同室に入院中の“お隣さん”、つまり陸と同様、遷延性意識障害で昏睡状態にある元高校教師・桑部辰郎。
大東演じるサッカー好きの高校生・佑太の父でもある。
鈴木が本作の脚本を初めて読んだとき、“生と死”、そして“家族”を描いたこの物語に激しく心を揺さぶられ、移動中の新幹線で思わず号泣してしまったとのこと。
また、“昏睡状態の患者たちが意識下で会話を展開する”という異色の設定だけに、「いったいどうやって撮影するんですか!?」とクランクイン前から監督に熱く質問。
現場を訪れた若杉さんにも、「本当に素晴らしい脚本!自分で書いていて泣かなかったんですか?」と積極的に声をかけるほど、作品に入れ込んでいた。
意識下で患者たちが話す場面がある本作は、映像化にあたってスタッフも表現の仕方を試行錯誤。
クランクアップ時の鈴木も「こんなに豊かで柔らかく、みんなでふんだんにアイデアを出し合いながら、現場に臨めたことは、すごく幸せで充実した時間でした。みんなの力で軽々と乗り越えていけたんじゃないかな」と撮影を振り返り、若杉さんの渾身のシナリオをよりよい作品に仕上げるべく、現場が一丸となっていたことを明かした。
◆シナリオに込めた“思い”を名優たちが熱演!
鈴木はもちろん、本作では百戦錬磨の名優たちが熱演を繰り広げているのも大きなみどころだ。
同室に入院しているもうひとりの“お隣さん”川口修吉を名優・平泉成が演じ、作品世界を力強く支える。
また、辰郎の妻役を映美くらら、陸の両親役を尾上寛之と前田亜季が演じ、ドラマに奥行きをもたらす。
そして数々のドラマ、映画で鮮烈な印象を残す入山法子が修吉の娘・史子を演じ、3家族をつなぐ役割をはたしていく。
撮影現場を訪ね、そんなキャスト、スタッフの熱量に触れた若杉さんは「役者の方々やスタッフの方々がセリフやト書きひとつに込める思いを隅々まで拾ってくださるということをあらためて感じ、今後の脚本でも思いを込めることをやめてはいけないと心に刻みました」と大感激。
「楽しい話か、悲しい話か捉え方は見ていただく方によって変わってくる物語だと思います。それでも、この物語が自分の選択は間違いじゃないと思える一助になれば…」と視聴者に向けてメッセージを寄せている。
※番組情報:テレビ朝日新人シナリオ大賞 スペシャルドラマ『拝啓、奇妙なお隣さま』
2023年7月15日(土)深夜0:00~深夜1:00、テレビ朝日系列(※一部地域を除く)