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“誰もが読める”新しい点字が話題。画期的なデザインに「可愛い」の声も

テニスの現役を退いてから、“応援”することを生きがいにしている松岡修造。

現在は2020年に開催される東京オリンピック・パラリンピックに向けて頑張る人たちを、「松岡修造の2020みんなできる宣言」と題して全国各地を駆け巡って応援している。

今回、修造が訪れたのは2019年1月にオープンしたばかりの東京・渋谷区役所新庁舎。そこで待っていたのは、普段は一般企業に勤めながら、発明家としても活動している髙橋鴻介さん(25歳)だ。

©TOKYO応援宣言

髙橋さんはトイレ案内図の中にある、緑色で書かれた「トイレアンナイズ」という文字を生み出した。一見普通の文字に見えるが、ただのカタカナではない。

ポイントは文字の中にある白い点だ。

©TOKYO応援宣言

「これは視覚障がいの方が使う点字です。目が見える人も見えない人も、同じ場所で読めるという様な文字を開発しました」(髙橋さん)

これは点字と文字が合体した画期的な発明『ブレイルノイエ』といい、視覚障がい者と健常者が同時に読めるように、従来の点字に線が添うように作られている。視覚障がい者からは「目が見える人とお互いに情報の共有ができる」と好評だ。

さらに、それだけではなく、この文字に関しては意外な好反応が返ってきたという。

©TOKYO応援宣言

「『ブレイルノイエ』を作って面白いなって思ったのは、作ってみたら“可愛い”とか“カッコいい”とか言ってもらえたんですね。今までだと、点字に対して“可愛い”という感情を持つことは多分なかったと思います」(髙橋さん)

◆“新しい点字”を東京五輪で広めたい

そして、この発明は来たる2020年東京オリンピック・パラリンピックを強く意識したものだった。

「東京でオリンピック、パラリンピックをやるなら関わりたい!というのは、決まった時に思いました。日本のオリンピックは、例えば1964年の東京大会での『ピクトグラム』を始め、多くの発明が出ていて良いなと思っています」(髙橋さん)

©TOKYO応援宣言

ピクトグラムとは文字の代わりに、絵を使って情報を伝えるマークのことだ。前回の東京五輪の際に日本人が生み出したことがきっかけで、世界中に知れ渡ることになった。

ブレイルノイエも、2020年東京五輪・パラリンピックを機に世界へ広がってほしいと髙橋さんは考えている。

◆「一つでもアイデアを実現出来たら」

「アイデア出すのは大好きです。1日1個ずつアイデアを考えるというのをずっとやっているので、何か一つでも東京2020で実現できたら良いなと思います」(髙橋さん)

髙橋さんは『ブレイルノイエ』以外にも、目の見えない子どものための触って楽しめる絵本や、汗をかくと柄が出て楽しめるTシャツなど、アイデアの実現に向けて動き出している。

©TOKYO応援宣言

髙橋さんのできる宣言は「自分のアイデアで世の中を楽しくしたい!」修造は、毎日の努力を欠かさない髙橋さんへエールを送った。<制作:TOKYO応援宣言>

©TOKYO応援宣言

※番組情報:『TOKYO応援宣言
毎週日曜あさ『サンデーLIVE!!』(午前5:50~)内で放送、「松岡修造の2020みんなできる宣言」も好評放送中、テレビ朝日系

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