新時代のBリーグ、ついに開幕!大改革で何が変わる? 初戦は10年前と同じ“奇跡の再戦”
9月22日(火・祝)、TOYOTA ARENA TOKYOで「りそなグループ B.LEAGUE 2026-27 B.LEAGUE PREMIER 開幕戦」が行われ、アルバルク東京と琉球ゴールデンキングスが激突する。
日本バスケットボール界に、新たな時代がやってくる――。
2016年に誕生し、今季で11シーズン目を迎えるB.LEAGUE。
2026-27シーズンからは「B.革新」と銘打った大規模な改革がスタートし、トップカテゴリーは「B1」から「B.LEAGUE PREMIER(B.PREMIER)」へと生まれ変わる。
新シーズンのテーマは「シン・バスケ」。
リーグの名前が変わるだけではない。クラブ経営から選手編成、コート上の戦いまで――。日本バスケの未来を見据えた“新しいBリーグ”が、いよいよ幕を開ける。
◆「強い」だけではない。クラブの価値を高めるB.PREMIERへ
B.PREMIERで大きく変わるのが、クラブに求められる基準だ。
これまで以上に重視されるのが、入場者数、売上高、そしてアリーナなど、クラブの事業力。B.PREMIER参入にあたっては、平均入場者数や売上高に高い水準が設けられ、5000席以上の観客席やスイートラウンジなどを備えたアリーナも求められる。
その狙いは、試合の勝敗だけに左右されない、安定したクラブ経営を実現することにある。
多くのファンがアリーナを訪れ、そこで生まれた収益を選手や施設、サービスなどへ再投資する。それによってクラブがさらに成長し、より多くのファンを呼び込む――。そんな好循環を生み出すことが、B.PREMIERの目指す未来のひとつだ。
そして、コート上の戦いにも大きな変化が起きる。
そのひとつが「サラリーキャップ制度」の導入だ。B.PREMIERでは、チームの選手報酬などについて上限8億円、下限5億円を設定。さらに、1億5000万円以上で契約したクラブ最高額の選手1人については、サラリーキャップ上では1億5000万円として計算できる「スター選手条項」も設けられた。
資金力のある一部のクラブだけに有力選手が集中することを抑えながら、一方でスター選手を獲得する余地も残す。戦力を均衡させ、より多くのクラブが頂点を争える、予測不能でエキサイティングなリーグを目指す仕組みだ。
さらに、試合そのものを大きく変えそうなのが「オンザコートフリー」だ。
昨季までは外国籍選手の登録は3人まで、同時にコートに立てるのは2人までだった。今季のB.PREMIERでは、登録できる外国籍選手3人全員を同時に起用することが可能になる。帰化選手・アジア特別枠の選手を含めれば、“外国籍3人+特別枠1人”というラインナップも実現する。
世界基準のサイズや身体能力を持つ選手たちが、同時にコートに立つ――。試合の強度が高まることが期待される一方、日本人選手にはこれまで以上に高いレベルで外国籍選手と競い、存在感を発揮することが求められる。
日本人選手の“真価”が問われるシーズンにもなりそうだ。
◆10年前と同じ日、同じカードで始まる新時代
そんなB.PREMIERの歴史的な開幕戦を戦うのが、アルバルク東京と琉球ゴールデンキングスだ。
実はこのカードには、特別な意味がある。
ちょうど10年前の2016年9月22日。記念すべきB.LEAGUE最初の試合も、アルバルク東京vs琉球ゴールデンキングスだった。
国立代々木競技場第一体育館に9132人を集めた一戦は、最後までもつれる激戦の末、アルバルク東京が80-75で勝利。それから10年。同じ9月22日、同じ2クラブが、今度はB.PREMIERという新時代の扉を開く。
アルバルク東京は1948年、トヨタ自動車男子バスケットボール部として創設された名門。B.LEAGUEでは8度のプレーオフ進出、2度のファイナル進出を果たし、2017-18、2018-19シーズンには連覇を達成した。
注目は、パリ五輪日本代表の司令塔・テーブス海(27歳)、激しいディフェンスでチームを支える小酒部泰暉(27歳)、3ポイントシュートを武器とする安藤周人(32歳)ら日本人選手たちだ。
今季は日本代表のオフェンスコーチを務めるライアン・リッチマン氏を新ヘッドコーチに迎えた。B.LEAGUE屈指の堅守を誇ってきたアルバルクが、新指揮官の下でどんなバスケットを見せるのか。目指すは8シーズンぶり、3度目の頂点だ。
対する琉球ゴールデンキングスは、2007年に沖縄初のプロスポーツチームとして誕生。B.LEAGUE発足後は全シーズンでプレーオフに進み、2021-22シーズンから5季連続でファイナルへ。2022-23シーズンには悲願の初優勝を成し遂げた。B.LEAGUE屈指の熱狂的なブースターを持つチームだ。
今季は大きく生まれ変わったキングスにも注目だ。2024-25シーズンの新人王・脇真大(24歳)に加え、日本代表経験を持つ204cmのセンター・川真田紘也(28歳)が加入。さらに、長年キングスのゴール下を支えるジャック・クーリー(35歳)も健在だ。
一方、長くチームを率いた桶谷大HCをはじめ、“ミスターキングス”岸本隆一、アレックス・カークらが退団。大きな転換期を迎えた新生キングスが、4シーズンぶり2度目の王座を狙う。
10年前、日本バスケの新たな歴史を始めた2クラブが、再び新時代の最初の一戦を任された。B1からB.PREMIERへ。9月22日(火)、日本バスケットボールの新たな10年が始まる。
※放送情報:「りそなグループ Bリーグプレミア開幕戦 アルバルク東京×琉球ゴールデンキングス」
2026年9月22日(火・祝)午後1時45分~、テレビ朝日系列地上波で放送






