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貫地谷しほり&岸谷五朗のコンビ再び!毒づくシーンは「ごめんなさいと思いながら…」

2017年12月に放送されたスペシャルドラマ『黒薔薇〜刑事課強行犯係 神木恭子』。同作の第2弾が放送されることが決定した。

©テレビ朝日

主人公の神木恭子は貫地谷しほり、相棒ともなる先輩刑事・折原圭作に岸谷五朗と、前回の刑事コンビが再び登場。新たな警察組織の闇へと捜査のメスを入れていく。

前回の第1弾は、元大阪府警暴力犯担当刑事という経歴を持つ作家・二上剛氏によるリアリティあふれる警察小説『黒薔薇 刑事課強行犯係 神木恭子』を初ドラマ化。

第2弾も、二上剛氏原作の『ダーク・リバー』(講談社文庫)をもとに「黒薔薇」の神木恭子と折原圭作の活躍を描く。

貫地谷は、「前回の終わり方(神木が提出した辞表を折原が破り捨てる)で、岸谷さんとまた会える予感がしていたので、今回それが実現してすごくうれしかったです」と笑顔を見せ、第2弾への喜びと期待を語った。

それぞれの役にすんなりと入れたという2人。チームワークがかなり良くなったようで、その様子はこんな会話からも垣間見ることができた。

貫地谷:「今回の折原は私とコンビを組むことをすごく喜んでいるんです。キャラなどは変わっていないんですが、そこがすごく可愛らしく感じました(笑)」
岸谷:「愛くるしくなっているんだよね、同じことばかり言っているし」
貫地谷:「すごくニコニコしているわぁ、と(笑)。コンビを組むことにワクワクしている様が愛おしいですね。ただ神木としては『ちょっとやめて』という感じなのですが(笑)」

また、神木が何かと先輩風を吹かせる折原に対して、独り言で「ゴリラ」と毒づくシーンも前回同様健在。「毎回、ごめんなさい、と思いながら言っているんですが」と貫地谷が言えば、岸谷が「嬉しそうに言ってるじゃない」と突っ込んで笑わせた。

◆柳葉敏郎が捜査一課長役で登場

また、折原らから“叩き上げの星”と尊敬される辻井幸則警視庁捜査一課長役で、柳葉敏郎が出演する。警察内部の犯罪に迫っていく神木と折原に、捜査一課長としてどう絡んでいくのか。

さらに一連の事件のキーマンとして、神木らの捜査に協力する警視庁鑑識課・検視官係員の島垣雅也役で、かつて故・蜷川幸雄演出のもと『蒼白の少年少女たちによる ハムレット』でハムレット役を演じた演技派の川口覚が出演。

そのほか、鑑識係・木下宏に木下ほうか、BAR「メロス」のママ、神大寺義経役でミッツ・マングローブ、神木の母・綾子役で丘みつ子など個性的な実力派が脇を固める。

◆貫地谷しほり&岸谷五朗も絶賛する、独特の世界観

監督は、前回に引き続き『相棒』シリーズなどでおなじみの和泉聖治。重厚感あふれる映像で、リアリティのあるストーリーをさらに盛り上げる。そんな和泉監督の演出についても、貫地谷・岸谷がそれぞれの言葉で語った。

岸谷:「やっぱり和泉組という独特の流れと空気感は演じていて、本当に気持ちがいいです」
貫地谷:「朝、現場に来てもどのシーンを撮るかわからないときがあります。そんなライブな感じが面白いですね」
岸谷:「映画的だよね。基本的にワンシーンの撮影で芝居を通してやらせてくれる。そんな映画的な、長回しの撮り方が俳優にとってはすごくいいですね」
貫地谷:「この間は急にハイスピードカメラが出ましたから。すごく普通のシーンだったので、『え、ここでハイスピード?』と思いましたが、すごくカッコ良かったです」

事件捜査ものとしてのスリリングな展開はもちろん、警察組織の闇に迫った社会派ドラマ的な要素が巧みに絡み合った重厚なストーリーを、実力派俳優と和泉監督の凝った演出で描き出す異色作。2時間刑事ドラマの新たな世界観に期待だ。

©テレビ朝日

◆貫地谷しほり コメント

「私は元気で明るい役がとても多かったので、前回、神木を演じたときは迷いもあったのですが、今回は神木のイメージが出来上がっていたので役に入りやすかったですね。

折原に対して実は仲間意識があったんだというところも垣間見えるのですが、そこで胸が熱くなりました。嫌だ、嫌だと言いながら実はいい関係性を構築していたんだと思いました。

ドラマなのでストーリーはフィクションですが、原作が元警察官の二上先生なので説得力があります。そんな原作の持つパワー、正義を持って立ち向かう神木恭子というキャラクターは魅力的です。さらに折原との凸凹なコンビ感、そこもみどころですね」

◆岸谷五朗 コメント

「改めて折原を演じてみて『あー、こいつ元気で仕事していたんだろうな』という特別な感情が湧きました。懐かしさというか、喜びみたいなものを感じましたね。そんな感じですぐに折原に戻れました。

このドラマで凛とした部分を演じる貫地谷さんが本当にカッコよくて素敵なんです。神木が何かを思いついて行動に出る瞬間などすごくカッコいい。それが見られるのがうれしいですね。

この作品はなかなかないドラマであることは確かです。普通の刑事ドラマというジャンルにはない入り組んだ設定と、しかも警察組織という自分たちの世界を探っていく。そこを味わって見ていただければ、と思います」

※番組情報:ドラマスペシャル『黒薔薇2~刑事課強行犯係 神木恭子
2019年放送、テレビ朝日系24局

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