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キャシー中島、長女が29歳で死去。自身も皮膚ガンに…手術を決断した夫・勝野洋の一言

©テレビ朝日

26歳のときに勝野洋さんと結婚したキャシー中島さん。翌年には長女・七奈美さんが生まれ、自然に囲まれた御殿場に転居し、次女・雅奈恵さん、長男・洋輔さんにも恵まれる。

3人のお子さんたちがまだ小学校と幼稚園に通っていたとき、テレビの取材で御殿場のお宅に伺わせていただいたことがある。初めて会う私たちを物怖じすることなく、うれしそうに迎えてくれた3人の可愛い姿は今でもよく覚えている。

時が経ち、3人は芸能界にデビューし、芸能界きっての仲良し家族として知られ、順風満帆な生活を送っていた。しかし、2009年、新婚間もない七奈美さんが肺ガンでこの世を去ってしまう。まだ29歳という若さだった。

©テレビ朝日

◆次女の娘は亡くなった長女の生まれ変わり?

-小さい頃からとても人懐こくて良いお子さんたちでしたね-

「うちの子どもたちは、やっぱり御殿場育ちというのが良かったみたい。1番良いなと思ったのは、お金を結構大事にするんですよ。なぜかって言うと、あまりお金をあげたことがないの。だって御殿場の家のところには使う場所がなかったのね。

使うときには車で連れて行ってもらうか、自転車で30分ぐらいこいで行くしかないの。でも、それはできないじゃないですか。だからお金をあまりあげないから、例えばお年玉とかで1000円とか2000円とかもらうと、『1000円もらった、2000円もらった。ママどうするの?どうするの?』って言うぐらい。それは高校生ぐらいまでそうでしたね」

-東京に引っ越されたのはいつ頃ですか?-

「97年、私が45歳のときです。東京に出てきてからは外に行けば何でも買えるので、『自分のお金』のことを言うようになったんですけど、『昔預かってもらったお年玉どうなっているの?』って聞かれたときには『あれはあなたの学費になった』とか、そういうふうに言いましたけどね(笑)。

子どもたちにとって最高の金額がおとなになっても5000円でしたからね。だから娘を亡くしたときに私がビービー泣くじゃないですか。そうすると『おかん泣いたら5000円取るからね』って。罰金も5000円。5000円以上言ったことないの(笑)。だからお金の大切さとか、基本的なことは教えられたかなぁと思います」

-2009年には七奈美さんが肺ガンで亡くなりました。まだ29歳という若さでした-

「まさかうちにそんなことが起きるとは思っていなかったので、娘が亡くなったときには、もう針も持てないかもしれないと思いました。

でも、娘が好きだったオレンジ系の色の作品だったらできるかなと思って、やってみたら娘と話をしているような感じでできたんです。だから娘が好きなオレンジ色のキルトを作ろうと思いました。どんなに時が経っても辛くて悲しいけれど、自分なりのやり方でしか立ち直ることはできませんから」

次女の雅奈恵さんは13歳からフラダンスを踊り、フラダンサーと女優、そして料理本を出版するなど幅広い分野で活躍中。2015年にスイスの男性と結婚。2016年、キャシーさんにとって初孫となる女児が誕生する。

-今、お孫さんは一緒に住んでらっしゃるのですか-

「2世帯住居になっている2階部分に住んでいるんですけど、毎朝9時くらいになると『ばぁば』って上がってくるので付きっきりの状態。孫中心の生活ですよ。子どもたちも小さいときはそういう状態だったんですよ。でも、丸一日一緒にいて『ダメなことはダメ』って私が言うので、『ばぁば、ちょっと厳しい』と思っているみたいですよ(笑)」

-手芸に関してはどうですか-

「デザインを書いていると手を出してきたり、カットし終わった布をバラバラにしたりしているので、きれいな色が好きみたいですね。私はきれいな色しか作らないので。だからそれが好きなのかもしれない」

-DNAが受け継がれているんでしょうね-

「そうですね。でも、亡くなった娘に似ているところがあるので、生まれ変わりじゃないかとか思いながら可愛がっています」

©テレビ朝日

◆頬に皮膚ガンが、夫・勝野洋さんの一言で手術を決断

2015年、キャシーさんのDNAを受け継ぎ、刺繍を学ぶため渡仏していた長男・洋輔さんが5年8カ月間のフランス留学を終えて帰国。俳優、タレント、手芸家、デザイナーとして活動を始め、キャシーさんとタッグを組んで仕事をすることも多く、さまざまなコラボ企画も誕生する。

だが、2016年、七奈恵さんを亡くした悲しみを抱えながらも、家族一丸となって前向きな生活を送り始めていた勝野家に新たな悲劇が降りかかる…。

-一昨年皮膚ガンの手術をされたということですが、どういう状態だったのですか-

「2年位前に左の頬に赤いポッチができて、それがだんだんカサブタがつくようになったのね。それでかさぶたになると治ると思うじゃないですか。でもかさぶたが取れてもグジュグジュしていて治らないの。それが何回かあって、厚いかさぶたになってきたから、もしかしたら悪い病気かなぁって思って。皮膚ガンだとゴソッっと切除すると聞いていたから、顔だし、もうどうにもならないなぁって。

娘と息子は『とにかく早く病院に行って、診てもらって』って言うんだけど『もし皮膚ガンだったら?』って言って嫌がっていたの。そうしたら勝野が『ママだったら大丈夫だよ。傷跡もチャームポイントになるよ』なんてワケの分からないことを言って(笑)。

それで病院に行ったら『基底細胞ガン』という、上の方にできるガンで、中のほうには浸透しないガンだと言われたんです。でも、ほかにできる可能性があるので、念のためにえぐり取ってもらって。それで石鹸で顔を洗えと言われたので、言われた通りにしていたら、えぐり取られて穴のようになっていたところも肉が盛り上がってきて目立たなくなってきました」

-今はもうほとんどわからないですね。でも、勝野さんすごいですね。傷跡もチャームポイントになるからってすぐに言えるところがステキです-

「そうですね。『もうあまり気にしないで平気だよ』って言われたときには楽でしたね。命に関わるガンではなかったのでホッとしたんですけど、できやすいということはわかったので、定期的に検査してもらいに行っていますし、その辺はすごく気をつけるようにしています」

-勝野さんはご自宅の屋上のステキな庭園の整備も担当されているそうですね-

「そうなんです。私は言うだけ。私が言って勝野が動くの。ただ、とにかくすごくダジャレを言うので、それに反応してあげないとちょっとすねちゃうの。だからそれに反応だけはしてあげますけどね(笑)」

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◆もの作りのDNAは長男・洋輔さんに受け継がれ…

取材をさせていただいたのは、DeAGOSTINI隔週刊『キャシーといっしょに ハワイアンキルト』(発売中)のイベント会場。キャシーさんとイベントに登場する長男の洋輔さんにもお話を聞かせていただいた。

-5年8カ月もフランスに留学されていたのですね-

洋輔さん「そうです。もの作りが好きなので、やっぱりせっかく行くんだったら、何かスキルを身につけて帰ってきたいと思って」

-洋輔さんもお母さんが刺繍をしたり、パッチワークをしている姿は、ずっと見てらしたわけですよね-

洋輔さん「もちろん見ていました。小さいときにスキーとかサーフィン、水泳など習い事をしているとき、待っている間、ずっと縫っているので。水泳のときは上から見られるようになっているんですけど、パッと上を見ると、ずっと縫っていて、たまに目が合うという感じでしたね」

-3人のお子さんの中で、一番物を作るということに興味を持ったのが洋輔さん?-

キャシーさん「みんなそれぞれには作ったんだけど、向いてなかったのね(笑)。向いていたのが洋輔だった」

洋輔さん「うちは女性をたてる、女性優先、レディーファーストな家なので、姉ちゃんたちが作り始めて。それで、姉ちゃんたちが作りきれなかったものが全部僕に回ってきていたので、根気があって、最後まで作りあげるのが僕だったという感じですね」

-物を作ることに関してキャシーさんから何か言われていました?-

洋輔さん「物作りに関しては、放置されていたというか、好きに作ってみたら?という感じで、見せると『良いじゃん』って言われることが多かったですね」

-ほめられるとやっぱりうれしいでしょう?-

洋輔さん「うれしいんだけど僕の性格から行くと、ものすごくあまのじゃくなんですよ。だからダイレクトにほめられると、『裏ではどう思っているんだろう?』って考えちゃうんですけど、おかんの場合は『まぁ、いいんじゃない』って言った後に、僕が作った作品を使ってくれていたりするので、それを見ると本当に気にいってるんだなぁって思う」

-母子でコラボして作品を作るというのはステキですね-

洋輔さん「5年のブランクというか、家族と離れていた期間があるからこそ、帰ってきてからちゃんと家族と向き合って働きたいと思っていました」

キャシーさん「物を作るというのは、どんな時代になってもできることですよね。だけど俳優さんの仕事とかタレントさんの仕事というのは、波があって、乗っているときはいいんだけれども、ある程度の年齢になるとみんな落ち着くじゃないですか。

そのときに自分の気持ちを保っていくような強いスキルを持っていればいいんだけれども、なかなかそうはいかないので、そういう意味ではそういうときにものを作っていたり、デザインしていたりとかして、そして俳優として出てほしいと言われたときには出られるという状態がいいと思うの。

昔みたいに『二兎追うものは一兎をも得ず』と言う時代とは違うので。いろいろな自分を持っていて、お仕事をくださる方から選んでもらうということも大事なのかなと思いますね」

©テレビ朝日

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◆トークショーで鍛えたおかげでMCに?

キャシーさんとのトークショーが多い洋輔さんだが、2人が事前に打ち合わせをすることはほとんどないという。

キャシーさん「キルトの話なんて延々としていても面白くないじゃないですか。洋輔が一緒だと、キルトの話もできるし、ほかの話もできるから内容が広がっていくから便利なんですよ(笑)。打ち合わせをしないのは、その時々で臨機応変にやっていけないといけるようにならないとね。そうやってきたから、いまNHK(『すてきにハンドメイド』)で司会の仕事ができているのよ。それがなかったらできないですよ」

洋輔さん「そうね。そうやって鍛えてくれていたんだというのは、MCの仕事を始めてからわかりましたけどね」

-今後の活動はどのように?-

キャシーさん「今回DeAGOSTINIで『キャシーといっしょに ハワイアンキルト』という通信教育のようなものをやるじゃないですか。すごく良かったと思うの。インスタとかブログに皆さんから『遠いから教えてもらいたくても通えなかった』というコメントがいっぱい入ってくるんですね。でも、『これで頑張ってやります』というコメントがあって、本当に良かったと思います。これは3年ぐらい隔週刊で続くということなので。

それにスケジュール的にも自分が行って教えてあげられなくても、皆さんがそういう形でやってくれれば楽になるかなと思っています。あと、今年も鳥取や新潟をはじめ、美術館での展示も決まっていますし、若い人たちにもっと身近にキルトを楽しんで欲しいので、色々な提案をしていきたいですね」

-洋輔さんは?-

洋輔さん「僕は男性にプレゼントできるような作品をデザインしたりしてお手伝いしていきたいと思っています」

キャシーさん「洋輔は『KATSUNO鞄』というキルトの鞄のブランドを立ち上げたので、そういう鞄を皆さんがどんどん楽しんで使っていただけたらと思っています。男女関係なくね。だからこれからも楽しいこと、やりたいことがいっぱいあるわね」

昨年は、次女・雅奈恵さんが脚本・演出の舞台『すなっく ラ・ボエーム』(俳優座劇場)で、前作『横浜グラフィティ』に続き、俳優だけでなく衣装も担当した洋輔さん。勝野洋さんと初の親子3人共演が話題に。今年は勝野さんの古希のお祝いの舞台を上演する予定だそう。勝野ファミリーのパワーを結集した舞台が楽しみだ。(津島令子)

※DeAGOSTINI隔週刊
「キャシーといっしょに ハワイアンキルト」創刊号特別価格:499円 発売中

※「キャシー中島&洋輔の素敵なハワイアンキルト」(KADOKAWA刊)定価¥1600(+税) 1月28日発売予定

※「第18回東京国際キルトフェスティバル 布と針と糸の祭典」(1/24~30日・東京ドーム)にて先行発売

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