
特別養子縁組で2児の母になった元アイドル 子育てスタート後“養親だからこそ”の葛藤も
今を生きる女性の“幸せ“をMEGUMI・剛力彩芽・ヒコロヒーが本音で語り尽くす番組『ダマってられない女たち season2』(ABEMA)。
11月21日(金)放送の同番組では、養子に迎えた2人の子どもを育てるアイドルグループ「大阪パフォーマンスドール」の元メンバー・武内由紀子に密着した。

©AbemaTV,Inc.
現在、小学1年生の長男と、幼稚園年長の長女、そして7歳年下のパン職人の夫の家族4人でにぎやかに暮らしている彼女。
子育てに奮闘する日々のなか、その背景には“不妊治療”と“特別養子縁組”という大きな決断があった。
◆「“育てる”ことに、諦めがつかなかった」
40歳で結婚後、4年間にわたって不妊治療に取り組んだという武内。「採卵は20回以上やりました。45歳まではやろうと思っていたけれど、44歳のときに“この流れは変わらないだろう”とやめた」と振り返る。
しかし「子どもを産むということは諦めがついてるんです。でも育てるってことに諦めがついてなかった」と、最後の不妊治療の直後から養子について調べ始め、特別養子縁組という制度に辿り着いたそう。
厳しい審査と研修を経て、半年後ついに長男と出会ったという武内は、当時について「感動です本当に。“うわあ、この子かぁ…”って」「産んでくれた実母さんとお話ししたときも、『本当に大切に育てます』ってことを伝えました。自分が産んだ子を手放すのはすごい覚悟だと思うし、その子が幸せになって欲しいから手放すってことだと思うので」と涙ぐみながら振り返った。

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そうしてスタートした武内の子育てだが、すぐに壁にぶち当たる。
「子育てがしんどいって言ってはいけないんじゃないか。言ったらウチじゃなくてもいいわけじゃないですか」と、母としての当たり前の悩みさえ言えなかったという“養親だからこそ”の葛藤を打ち明ける。
また、子どもを迎えても最低半年は試験養育期間となり、トラブルなどが発覚すれば家庭裁判所から養子縁組が認められない可能性もあることから、「泣いててどうにもならないときもあるじゃないですか赤ちゃんって。でもそれを通報されたらどうしようとか。通報されたら終わりなので、それくらいピリピリしてた」と、当時の緊張感を語る。
さらに、長男が原因のわからない体調不良で苦しみ、体重が19キロから15キロまで減少した時期には「ずっと一緒にいるのは私なので、自分を責めていた」と思い詰める日もあったそうだ。

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そんないくつもの苦難を家族一丸となって乗り越えるなかで、家族の絆の大切さをあらためて学んだ武内。
彼女は「嘘はつかない、隠しごとは絶対しない、子どもたちとちゃんと向き会うことが絆を積み重ねていくこと」という考えから、子どもたちにすでに実の親ではないことを伝えているそう。
「今は本当の家族になる過程。だから今後もこれからも手を抜かずに育児したいんです」と力強く語った武内に、スタジオからは大きな拍手が巻き起こっていた。
※番組情報:『ダマってられない女たち season2』
番組の模様は「ABEMA」にて配信中!





