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息子は香川照之 今年90歳の浜木綿子が語る愛息の素顔「大人しくてすごく人を信じる」

10月13日(月)に放送された『徹子の部屋』に、今年90歳になる浜木綿子が出演。波瀾万丈な人生と、息子で俳優の香川照之(九代目市川中車)との秘話を語った。

18歳で宝塚歌劇団に入団し、娘役トップとして活躍した浜。舞台での共演をきっかけに、当時の市川團子(後の市川猿翁さん)と結婚し、息子の香川が誕生した。

しかし、夫が突然家を出て、結婚生活はわずか3年で破綻。浜は香川を育てるため必死で働き、ロケ先では寂しい思いをしている息子のため、虫をたくさん捕まえて持ち帰ったという。

黒柳徹子から「ちゃんとした俳優になってよかったですよね」と語りかけられると、浜は「役者になりたいって言ったときは猛反対しました」と回想。

「でも、あの子は熟考して答えを出しますから。もうこれは何を言っても聞かないと思いましたので、この人の人生だから自由にしていいですよと思いました」と、息子の決断を受け入れた経緯を語った。

そんな息子が46歳で歌舞伎界入りを決意したことは、浜にとってまさに青天の霹靂だった。

「心のうねりを感じました。事後承諾ですから」と当時の驚きを振り返りつつ、「(香川は)『この船に乗らないわけにはいかない』ということを記者会見で言っておりましたので、だったら私はその船のほうに微風ぐらいですけども、風を当てて応援していきたいな」と、最終的には静かに応援する気持ちになったと明かした。

その後、浜は歌舞伎の稽古を見学した際、元夫の猿翁さんと40数年ぶりに再会。「照之をこんなに立派に育ててくれてありがとう、大変だったね」と声を掛けられ、「大変でした」と素直に答えたというエピソードも語られた。

香川がもうすぐ還暦を迎えることについて尋ねられると、浜は「落ち着いてきたなと思いますね」としみじみ。

「子どものときから穏やかで静かな子なんです。だから、テレビでみなさんに見ていただいた姿は別人ですね。作られたものだと思います。普段は大人しくて、すごく人を信じるんですよ。悪口はあまり言わない」と、息子の素顔を明かした。

一方、悪口を言う浜を香川は笑って受け流すそうで、「あんまり感じないのが腹が立つんです(笑)。もっと乗ってよって感じなんですけど。まあいい子です」と笑顔を見せた。

黒柳が「あなたも波瀾万丈だけど、息子はもっと波瀾万丈ですよね」と語ると、「あの子は困難な道を選ぶのが好きですね。私は冒険嫌いなんですけど」と返し、息子への愛情を滲ませた。

そのほか番組では、2年前に猿翁さんが83歳で亡くなったときのエピソードについても話している。遺品の中に浜との写真がたくさん残されていたと聞いたという。

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番組情報:『徹子の部屋

毎週月曜~金曜 午後1:00~午後1:30、テレビ朝日系列