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木村カエラ、伝説的バンド3代目ボーカルへの抜擢に「光栄なこと」高橋幸宏さんへの想いも「すごく優しくて、温厚で負がない」

今さら人に聞けないような“音楽の基本”から、制作の裏側や専門テクニックといった“マニアックな知識”までを掘り下げる『EIGHT-JAM』。

7月6日(日)の同番組では、時代の最先端を生き抜いた高橋幸宏さんの特集が放送された。

YELLOW MAGIC ORCHESTRA(YMO)のメンバーで、2023年にこの世を去った高橋さん。

高橋さんはYMOとしてだけでなく、ソロ活動や数々のバンド・ユニット結成を通じて、ドラマー、ボーカリスト、そして作曲家として活躍した。

さらにテレビや映画にも出演し、自身のファッションブランドのデザイナーを務めるなど、幅広い活動を見せた。

そこで番組では、高橋さんとは一体どんなアーティストなのかを深掘り。スタジオには高橋さんをリスペクトする本間昭光、木村カエラ、ゴンドウトモヒコ、川上つよし(東京スカパラダイスオーケストラ)が集結した。

高橋さんといえば、もちろんYMOのイメージが強いが、実はそれ以前にプロたちを熱狂させた伝説的バンドが。それが、サディスティック・ミカ・バンドだ。

高橋さんが途中加入したこのバンド。そもそもザ・フォーク・クルセダーズなどで多くの名曲を生み出した加藤和彦さんを中心に結成。日本を代表するギタリストの高中正義やベーシストの小原礼も高橋さんと同時期に加入した。

そんなサディスティック・ミカ・バンドについて本間は「今では当たり前のように言われている“海外進出”というものを50年以上前に成し遂げ、しかも評価を得ていたスーパーバンド。60年代のイギリスを中心としたロックのムーブメントを日本風に解釈し、確かな演奏技術と世界観を提示した」と絶賛する。

実際、ファーストアルバムは日本では数千枚しか売れなかったが、イギリスでは口コミによって評価が高まり話題に。さらにイギリスで人気のバンド、ロキシー・ミュージックのオープニングアクトとして全英ツアーに参加し、ロンドンで一躍人気になり日本でも“逆輸入”という形で注目を集めた。

そんな偉業を成し遂げたサディスティック・ミカ・バンドの3代目ボーカルに抜擢された木村は「私の父がイギリス人で。私がサディスティック・ミカ・バンドのボーカルやるって言ったらめちゃくちゃ喜んで。むしろイギリスの方がやっぱりサディスティック・ミカ・バンドが根強い。本当にすごいなと思って、なんて光栄なことなんだろうって思いました」と当時を振り返る。

とくに印象に残っている曲として『Tumbleweed』をあげ、「幸宏さん作曲で、私と幸宏さんが一緒に歌った曲はものすごく優しくて、温厚で負がない。そんな幸宏さんの雰囲気が溢れている1曲。作詞がリリー・フランキーさんなのですが、歌詞が全然届かず、加藤さんが『まだかな?』となったとき、幸宏さんがその場で優しいメールを送っていました」とバンドの裏話も披露した。

さらに、盟友・細野晴臣からのメッセージも。スタジオメンバーが思わず涙した、今は亡き高橋さんへの想いとは?

※『EIGHT-JAM』最新回は、TVerにて無料配信中!(期間限定)

※動画配信プラットフォーム「TELASA(テラサ)」でも配信中!

※番組情報:『EIGHT-JAM
毎週日曜 午後11:15~、テレビ朝日系24局(※一部地域を除く)

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