6月27日（金）に放送された『しくじり先生　俺みたいになるな!!』では、昨年4月“高卒芸人”を代表して登壇した鬼越トマホーク（良ちゃん、金ちゃん）が再び番組に“殴り込み”。

今、新たにお笑い界で起こっている問題を提起した。

番組では2024年4月に鬼越トマホークが登壇し、「大学お笑いサークル出身の芸人とスタッフがバラエティ界で勢力を拡大させている」と主張する“お笑い研究部”企画を実施。

同年8月には令和ロマン（髙比良くるま、松井ケムリ）がその“アンサー”的授業「令和ロマン“テレビ出ない発言”真相激白スペシャル」を行い、鬼越トマホークの2人が令和ロマンに論破される形で“大学お笑い戦争”は終結したはずだった。

あれから約1年――今回、鬼越トマホークが提起したのは「東京NSC（吉本総合芸能学院）が“大学お笑い”に乗っ取られている！」という問題だ。

実は金ちゃんの親戚が、吉本興業の芸人養成所・東京NSCを今春卒業したとのことだが、周囲には大学お笑いサークル出身者が多く、「大学も行っていないのにお笑いなんかやるなよ」と言われたと明かした。

そこで番組が独自でアンケート調査をした最新データをひも解くと、2024年度の東京NSC在校生で大卒は54.5パーセントを占めていることが判明。

良ちゃんは、「NSCに入るころには、大学お笑いの人たちはコンビを組んで、芸人として形ができあがっちゃっている」「だからアマチュア、芸歴0年目といいつつ養成所に大学お笑いが入って来ちゃうと、もう無双状態」と訴えた。

「無双状態の何がダメなの？」とハライチ・澤部佑に問われると、「芸歴0年目なのに、明らかに“力”が違うわけですよ」（良ちゃん）、「これから伸びるかもしれない高卒の子が淘汰されていっちゃう」（金ちゃん）とたたみかけた。

◆高卒芸人にも必ずチャンスは来る！

また鬼越トマホークの2人は、「大学お笑いは“クリエイティブ”とか、“頭よさそう”とかイメージを持たれているんですけど、大学お笑いから入ったやつが今、目指しているのは賞レースなんですよ」と説明。

続けて、「お笑い界にもいろんな道はあるのに、一本化しちゃって危険な状態なんです」「大学お笑いやったなら、もっとクリエイティブにいろいろやっていいわけじゃないですか！」と、大学お笑い出身者がこぞってロジカルなネタを研究し、賞レースを目指している状況を問題視する。

これには、大学お笑いサークル出身のママタルト・大鶴肥満が、「大学お笑いは、受験が大好きなんで。勉強して答え合わせが出るのが好きなんですよ」と同意。

その言葉に後押しされた良ちゃんは「（彼らは）芸能界というテストをやってるだけなんです！」とヒートアップしていた。

さらに、鬼越トマホークの2人は「ピンチはチャンス！必ず来る高卒おバカ芸人時代に備えよう」というテーマで、これから先、高卒おバカ芸人に必ずやチャンスが訪れるであろう根拠を上げていった。

※番組情報：『しくじり先生　俺みたいになるな!!』
【ABEMA】
毎月第1〜3金曜 よる9：30配信開始
第4金曜 地上波放送終了後〜
【地上波】
毎月第4週金曜 深夜0：45～深夜1：15、テレビ朝日系（※一部地域を除く）
※次回放送は7月25日（金） 深夜1：05～深夜1：35