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順風満帆の五代目尾上菊之助、内に秘める「重圧との闘い」「家族の秘話」

いま一番聞きたいあの人の言葉を心の奥底から引き出すインタビュー番組『ザ・インタビュー~トップランナーの肖像~』(BS朝日)。

5月12日(土)に放送される同番組には、歌舞伎俳優・五代目尾上菊之助が登場する。

©BS朝日

◆名門を背負って立つ男の胸の内

これまで多彩な役を演じてきた五代目尾上菊之助が、とりわけ評判を得たのが「女方」。その美貌と可憐さ、そして美声は多くの観客を唸らせ、菊之助は若女方として名声を確かなものにする。

あの歌舞伎界屈指の女方・坂東玉三郎とも舞台に立ち、薫陶を受けてきた。しかしその評価に胡坐をかくこともなく、立役、つまり男役にも踏み出し、さらには映画・テレビ・舞台と外の世界にも打って出る。

なかでも、あの世界的な演出家・蜷川幸雄とタッグを組み、シェイクスピアの『十二夜』の歌舞伎版を手掛けた『NINAGAWA 十二夜』は大きな話題となり、数々の演劇賞を受賞した。

2013年には、中村吉右衛門の四女・瓔子さんと結婚。3人の子宝に恵まれ、一昨年には長男・和史君が初お目見得をはたすなど、公私ともに順風満帆。非の打ちどころがない華麗な歩みのように見えるが、実は本人は人知れず「音羽屋」という名門の重圧と戦い、常にギリギリ、崖っぷちの毎日を送ってきたという。

歌舞伎の世界では、積み上げてきたものが開花し始めるのが40歳過ぎなどと言われることがある。まさに今、脂がのり始めたとき。家族の秘話から女方の悩みまで、名門を背負って立つ男の胸の内を余すところなく明かす。

※番組情報:『ザ・インタビュー ~トップランナーの肖像~
2018年5月12日(土)午後6:00~午後6:55、BS朝日