平成→令和で激変する「アイドル界」 女性ファン急増…“自分のかわいさ”を前面に出した楽曲が大ウケ
今さら人に聞けないような“音楽の基本”から、制作の裏側や専門テクニックなど“マニアックな知識”までを掘り下げていく『EIGHT-JAM』。
4月13日(日)の同番組では、「令和の最新アイドル特集」が放送された。
今回スタジオにはヒャダインと音楽プロデューサー・もふくちゃん。そして、FRUITS ZIPPERらを生み出したKAWAII LAB.総合プロデューサー・木村ミサ、元アイドルとしての経験を生かしTikTokでの振付を数多く手掛ける槙田紗子が登場。現在8400人以上が活動する女性アイドル界のヒットの秘訣を紐解いていく。
【映像】平成→令和で激変する「アイドル界」 女性ファン急増…“自分のかわいさ”を前面に出した楽曲が大ウケ
2022年のデビュー以降、快進撃を続けるFRUITS ZIPPER。昨年『最上級にかわいいの!』がヒットした超ときめき♡宣伝部。オーディション番組『PRODUCE 101 JAPAN THE GIRLS』から誕生したME:I。令和のアイドルはさまざまなキャラクターやジャンルが入り乱れ、空前の活況となっている。
そんな大盛り上がりする令和のアイドル業界で今までと大きな変化が。
それが「女性ファンの急増」。平成時代のアイドルファンはほとんど男性だったのに対し、令和はファンクラブの会員やライブの動員数が半分以上女性ファンで占めるグループが増えているという。
さらに、女性ファン急増の理由は「自己肯定感を満たす歌詞」。
そのキッカケになったのが、FRUITS ZIPPERの『わたしの一番かわいいところ』。ヒャダインいわく「わたしの一番、かわいいところに気付いてる」と“自分のかわいさ”を前面に出した歌詞が多く、それが女性ファンたちの“自己肯定感を満たす曲”として広く受け入れられたと解説する。
そしてFRUITS ZIPPERの妹分・CUTIE STREETのデビュー曲のタイトルは、『かわいいだけじゃだめですか?』。取り柄がなくてもミスをしても顔がかわいいから許してというこの“最強かわいいソング”について、槙田はこのように語っている。
「『かわいいだけじゃだめですか?』ってことは『かわいいだけでいいよね?』って言っていることと同じ。それが世間に刺さるっていうことが、すごく時代の変化を象徴していると思います」(槙田)
ほかにも超ときめき♡宣伝部が昨年リリースした『最上級にかわいいの!』など、ヒット曲には自己肯定感を満たす歌が続々。
それでは、自己肯定感を満たす歌詞はなぜウケるのか? もふくちゃんは「『かわいいだけじゃだめですか?』とかみんな多分だめだってことわかってるけど、パンクスの精神がある」とその理由を説明する。
そして木村はSNSで評価されるのが当たり前の昨今で、「自分の方向性を迷走してしまいがちだけど、そこで自分なりの“かわいい”を持っているだけで、自己肯定感が満たされる。それでも受け入れてくれる人がいるとみんなが思ってもらえたらいいな」とアイドルの楽曲に込めた思いを明かす。
また、“アイドルオタク”を公言するトークゲストの森香澄は「アイドルはかわいいだけじゃなくて、ちゃんと努力もしてて、競争の激しい世界ですごく頑張ってる」「だから応援してる。私もちゃんと努力してかわいいってなろうって思う」とファン心理を熱弁した。
このほか、スタジオではTikTokでバズったFRUITS ZIPPERの“パフェダンス”にみんなで挑戦。“かわいく踊る”SUPER EIGHTにも注目だ!
※『EIGHT-JAM』最新回は、TVerにて無料配信中!(期間限定)
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※番組情報:『EIGHT-JAM』
毎週日曜 午後11:00~、テレビ朝日系24局(※一部地域を除く)