テレビ朝日では2月23日（日）～3月2日（日）の8日間にわたり、報道情報番組が参加し「未来をここからプロジェクト×SDGｓ」ウィークを展開。地球レベルの大きな問題を身近な視点で掘り下げながら、SDGsを広く深く見据えた企画や特集を発信している。

最終日となる3月2日（日）ごご1：55からは、特別番組『松岡修造のみんながん晴れ～未来を晴れやかにする人を発掘！～』を放送。

番組ではMCをつとめる松岡修造が日本各地を訪れ、さまざまな分野で「みんなの心を“晴れやか”にする人たちを発掘」し、スポーツを縁の下から支える、元気あふれる“現役80代”の2人にスポットを当てる。

◆子供よりパワフル!? 85歳の少年野球コーチ

大阪府吹田市を拠点に活動する少年野球チーム「山田西リトルウルフ」は、約160人のメンバーを抱えるマンモスチーム。人気の秘密は、元気いっぱいな85歳の名物コーチ・棚原安子さんにある。

棚原さんは若いころソフトボールの実業団で活躍した後、1972年に夫と山田西リトルウルフを創設。以来50年以上にわたり、小学生に野球の指導をし続けてきた。

1日4時間の練習中は一度も座らず、自ら30分以上ノックを放つ棚原さん。その姿を目の当たりにした松岡修造も「元気！」と目をみはる。

自分には「“しんどい”という言葉はない」と豪語するパワフルさは、まさに圧巻だ。

◆子供たちの「人格を大事に」人間性を育む

自ら楽しんで野球と向き合い、明るくおちゃめな一面も覗かせる棚原さん。子供たちから親しみを込め「おばちゃん」と呼ばれて慕われるだけでなく、保護者たちからも「まるでお母さん」のようだと絶大な信頼を受けている。

人生の大先輩として、なにより子供たちの「人格を大事に」しているという棚原さん。教え子たちの自主性や人間性を育むため、ある“ユニークな活動”も展開している。番組では、いつものグラウンドを離れて行われるその意外な活動にも密着する。

少子化が著しく、親が我が子になんでもしてあげがちといわれる令和において、厳しくも愛ある指導を行うコーチ。チームを去った後も尊敬し続ける教え子たちは多く、なんとプロ野球で活躍したあの人物も登場し、山田西リトルウルフ時代を語る。

そして、松岡がラケットではなくグローブをはめ、80代コーチから手加減なしのノックを受ける貴重な場面も。松岡の野球の腕前は果たして…？

◆羽生結弦もほれ込むリンクの生みの親！87歳で現役を貫く“氷の匠”

日本フィギュアスケート界に欠かせない人物がいる。整氷作業員の髙橋二男さんは、なんと87歳の今も整氷の現場で活躍中だ。

現在、日本で行われるフィギュアスケート競技やアイスショーに使用されるリンクのほとんどは仮設のため、整氷作業が毎回欠かせない。

この仕事は体力勝負だが、若い仲間たちに負けることなく、とても80代とは思えない手際の良さで率先して作業を行う髙橋さん。60年ものあいだ銀盤に携わり、1972年の札幌、98年の長野と国内で開催された2回のオリンピックでもリンクを作った匠だ。多くのスケーターたちから信頼を得て、深い絆を結んでいる。

番組では今回、フィギュアスケート界のレジェンド・羽生結弦が先月行ったアイスショーのリンク設営から終演まで、髙橋さんの活躍に密着する。

◆氷を見極める能力に松岡も驚愕！羽生結弦の華麗な滑りも

厚さ5センチのアイスリンクは、1時間に1ミリという極めてゆっくりしたスピードでしか作れない。その50時間にも及ぶ作業にとどまらず、本番直前まで氷のコンディションを入念に見守る氷の匠。

「選手が滑って良い成績を出す」ために氷を我が子のように育てるという熱い思いとストイックな姿勢を受けて感服する松岡は、匠が60年の経験から培った、氷のコンディションを見極める特別な能力にも驚きを隠せない。

「綺麗だなあ」と髙橋さんの作った氷を惚れ惚れと見つめるのは羽生。匠の技に対し「勝負みたいなもの」と語った真意とは？

そして、羽生が金メダルを獲得した7年前の平昌オリンピックを再現した華麗な滑りも必見だ。

◆日本中で”がん晴る”バラエティ豊かな人々

スポーツを支えるこの2人のほかにも番組には、農業の新常識を生んだ高校生、絶品ケーキで心を繋ぐパティシエ少女、島のゴミ問題を解決する町工場の救世主などが登場。

みんなの心を”晴れやか”にする人たちを松岡が訪ね、その活躍を紹介していく。

※番組情報：『松岡修造のみんながん晴れ～未来を晴れやかにする人を発掘！～』
2025年3月2日（日）ごご1：55～放送、テレビ朝日系

＜出演者＞
松岡修造
杉浦太陽
小倉優子
ヒロド歩美