aiko、名曲『カブトムシ』制作時の苦労「全然何が合ってるかわからない、必死に歌ってる状態だった」
今さら人に聞けないような“音楽の基本”から、制作の裏側や専門テクニックなど“マニアックな知識”までを掘り下げていく『EIGHT-JAM』。
9月15日(日)に放送された同番組では、aikoがついにスタジオ初登場をはたした。
さらに、aikoを愛してやまないいきものがかり・吉岡聖恵、SHISHAMO・宮崎朝子、清竜人が集結。aikoが多くのプロたちを惹きつけるワケを紐解いた。
【映像】aiko、名曲『カブトムシ』制作時の苦労「全然何が合ってるかわからない、必死に歌ってる状態だった」
多くの音楽のプロたちからリスペクトを集めるaiko。さっそく、清から「“恋”と“曲作り”の順番はいつも“恋”が先ですか?曲を作るために恋をしたことはありますか?」といったストレートな質問がぶつけられる。
記憶に残る数々のラブソングを生み出してきたaikoは、この質問に「もちろん恋から始まって、そこから曲を作ってます」と答え、恋の実体験から曲を作ることもあると話す。
「ケンカしたりとかすると、それが別れの曲に変わってたりとか。好きな人と楽しい時間を過ごせてたら、『これって一生じゃないよな』と思って、もうそのまま片思いの曲ができる」(aiko)
また『ばいばーーい』(2021年)は、恋人への怒りを綴った曲だといい、「その時はすごい長いことわぁって書いて。(曲に)もう入らへんわと思って…」と楽曲制作の“リアル”を明かすと、スタジオでは驚きの声があがる。
そんなaikoのヒット曲と言えば、1999年にリリースされた『カブトムシ』。
この曲について、吉岡は「レコーディングは、過酷な環境だったのでは?」とaiko本人に質問。「声の感じが切なさなのか、他の曲と比べてややハスキーに聞こえる」(吉岡)と分析すると、aikoは「『カブトムシ』はスタジオを3つくらい変えてレコーディングしたんですよ」と打ち明ける。
当時、デビュー間もなかったaikoは「『カブトムシ』がシングルに選ばれた理由がイマイチわからなかった」と回顧。aiko自身、そしてスタッフが求めている声になかなかたどり着けず、気づいたら80テイクほど歌っていたそうで、しだいに高音がかすれてしまったとのこと。
さらに、「全然何が合ってるかわからない、必死に歌ってる状態だった。その後、ちょっと『カブトムシ』が苦手になってしまって…」とレコーディング時の苦労を振り返った。
このほか、スタジオではaikoの『星の降る日に』をボーカル・安田章大、ギター・横山裕でジャムセッション! aikoと安田、2人のボーカルの掛け合いに注目だ。
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※番組情報:『EIGHT-JAM』
毎週日曜 午後11:00~、テレビ朝日系24局(※一部地域を除く)