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「私は見てますよ」ひきこもり処女が見せた愛と健気さに涙!【オトナ高校】

異性との性経験がない30歳以上の男女が、政府によって設置された高校「オトナ高校」に集まり性や恋愛について学ぶ――という“ぶっとんだ”設定ながら、「(登場する)童貞処女たちがピュアすぎて可愛い」など“新しい切り口の胸キュン”を感じさせる作品として注目を集めている三浦春馬主演の土曜ナイトドラマ『オトナ高校』

©テレビ朝日

11月18日(土)に放送された第5話では、未経験の“やらみそ”男女が集まる学校「オトナ高校」に総理大臣の息子で“王子”を自称する童貞・岩清水叶(城田優)が入学し、学校を舞台に文字通り“大暴れ”を見せた。

 

◆「オトナ高校」、学級崩壊?!

授業をボイコットしたり、教師に挑発的な発言をしたりと“御子息パワー”全開の王子。

©テレビ朝日

そんな彼に、恋愛観が「重すぎる」ため男性から抱いてもらえずにきた未経験キャリアウーマン・園部真希(黒木メイサ)と、清楚に見えて実は百戦錬磨な「オトナ高校」の小悪魔教師・姫谷さくら(松井愛莉)は、それぞれ事情もありながらアプローチをかけ…ているように見える。

ということで、この2人の女性をバリバリ意識している東大卒のエリート童貞・荒川英人(三浦春馬)は、「僕ほどのエリートなら、むしろ総理の息子くらいがライバルとしてちょうどいい」と妙なやる気をみなぎらせている状況だ。

©テレビ朝日

一方、「オトナ高校」生徒の根暗ひきこもりヲタ処女、“ヒミコ”こと斑益美(山田真歩)は、教室で男子の制服を着ながら「私、今日から男として過ごします」宣言! なぜそんなことをするのかといえば、一途に想いを寄せる“ヤルデンテ”こと川本・カルロス・有(夕輝壽太)が実は同性愛者なことが発覚したからだ

しかし、ヤルデンテは英人のことが好きで、その想いを邪魔するほど干渉してくるヒミコに、彼は冷たくあたってしまっていた…。

©テレビ朝日

そんななか、王子が「オトナ高校」の教育理念に反感をもち、物を壊すほど教室で大暴れする事件が発生! 総理大臣の息子とあって、教師たちもそれを止めることができない…。

ついには教壇に立って自ら「オトナ高校」の無意味さを説明する授業をはじめた王子だったが、そんな彼に英人が、「王子は、恋をした経験はないんですか?」と質問した。すると王子は、こう答える。

「いや、恋はしたよ。生涯一度だけね。でも俺には愛欲を満たそうなんて低俗な考えはない。ただ想い続けるだけ。だからこの恋は永遠。不滅の恋人だ。その想いを作品に消化させて、音楽家として未来永劫名を刻む道を選んだのさ」

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このように酔いしれる岩清水だったが、これにヒミコが、「つまり自称音楽家? ただのモテない無能の音楽家崩れでしょ」とずばり一言。これを聞いて、王子は教室を出ていってしまう…。

実は、幼い頃からピアノ一筋できた王子は、昔コンクールで出会った初恋相手を未だに想っているのだ。

このことを知った英人と英人の上司である55歳童貞部長・権田勘助(高橋克実)は王子のもとに会いに行き、「(ずっと想い続けてきた女性に)会ってみないか?」と提案する。しかし王子は、「余計なお世話だよ。想いは音楽にぶつけるから」と無下に言うだけ。

そんな彼に英人は、「本当は傷つくのが怖いだけなんじゃないの? いろんな言い訳で自分を慰めてきた。だけど、そんな自分を変えたいんだよ、僕は。君も芸術を言い訳にする前に、本気で想いを伝えてみたほうが後悔せずにすむんじゃないかな」と、自分では“良いこと風な言葉”などと考えながら、真摯に説得を試みる。

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すると、今まで友だちがいなかったという王子は、「いつも反発ばっかしてきたけど、同じ童貞の君たちに言われると素直に聞ける」と返答。そうして、男たちの友情が芽生えた!

その後初恋の女性と再会し、見事に「オトナ高校」を、つまり童貞を卒業するまでに至った王子。

クラスメートたちともすっかり友情で結ばれたが、この友情によってしてしまった“ある行動”がもとで、国家の極秘プロジェクトであるはずの「オトナ高校」の内情が世間に知られてしまうことに…!

第6話以降、英人たちはこれによって大変な事態に巻き込まれていくことになる。

 

◆ヒミコの失恋…それを肯定し褒めたのは?

一方、まだヤルデンテへの想いを諦められないヒミコ。

©テレビ朝日

彼女は、校庭でひとり過ごすヤルデンテのもとへ向かい、話しかける。

そして、子供を野球選手にしたいという夢をもつ彼に向かって、「(その夢も)諦めなくていいと思う。言ったよね、全部受け止めるって。そういうのも認めたうえで、私がヤルデンテ君の子供を…」と言いかけたところで、ヤルデンテに遮られてしまった。

そして彼は、「ごめん、やっぱり俺、女性と付き合う能力ないみたいだからさ…」と、優しい表情で一言。ヒミコは、「ヤルデンテ君が謝ることないよ。私だってうまくいくなんて思ってなかったから。聞いてくれてありがとう!」と返して走り去った。

これまで、健気に、懸命にヤルデンテに想いを伝えてきたヒミコ。「平気だよ。マンガの世界じゃBLなんてざらだし、私はそれも含めて受け入れるし」「ごめんね。全部私がいけないのよね。私が男じゃないからいけないのよね」…そう思ってきたが、今回はさすがに身を引くことに…。

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そして、遭遇した「オトナ高校」の担任教師・ペガサス先生(竜星涼)にこのことを話した。

「先生、失恋しちゃった。いや、失恋どころか、恋もしてなかったのかもね。好きになったのも、ヤルデンテ君がお気に入りのマンガのキャラに似てたからだし。私って、大丈夫なのかな…」

するとペガサス先生は……彼女を褒めたたえた。

「ずっと引きこもってた君が、ここ(オトナ高校)に来て人を好きになれた。それだけで素晴らしいことじゃないですか。ヒミコさん、見てますよ、私は。クラスの中では、あなたがイチバン頑張っています」

このようにヒミコの不器用だが一生懸命な恋をねぎらい、最後には「前髪、上げたほうが似合うと思いますよ」と微笑みかけたのだ。

「オトナ高校」は、生徒たちの恋愛を成就させることを大きな目的に置いている学校。そのため、絶対に報われない恋愛に走っていたヒミコの行動はこの学校には不必要なものに思えそうだが、ペガサス先生はあえてその恋を肯定し、ヒミコに自信を与えた。

そんな、切なくも勇気をもらえる恋の物語。SNS上ではこれに「泣ける」という声が殺到していた。

このように涙も誘った第5話だったが、ラストには怒涛の衝撃展開が連続! なんと、「オトナ高校」の生徒たちの顔がネット上で拡散し始めてしまったのだ…!

一体、彼らはどうなってしまうのか? 後半戦、見逃せない展開が止まらない!

※31分頃から始まるヒミコの健気さに涙する『オトナ高校』第5話は、「テレ朝キャッチアップ」で無料配信中!(期間限定)

※番組情報:土曜ナイトドラマ『オトナ高校』第6話
2017年11月25日(土)よる11:05~11:59、テレビ朝日系24局