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Suchmosのギタリスト・TAIKINGが語る、あのヒット曲の裏話。相性が悪い“極悪な音”をあえて採用「外しに行く」

今さら人に聞けないような“音楽の基本”から、制作の裏側や専門テクニックなど“マニアックな知識”までを掘り下げていく『EIGHT-JAM』。

7月14日(日)に放送された同番組には人気バンドのギタリスト3人が登場し、ヒット曲の制作秘話を明かした。

今回スタジオに斎藤宏介(UNISON SQUARE GARDEN/XIIX)、田辺由明(マカロニえんぴつ)、TAIKING(Suchmos)が集結。公私ともに交流のある3人が熱いギタートークを繰り広げた。

Suchmosのギタリストで、ソロとしても活動しながらVaundy・藤井 風ら人気アーティストのサポートも務めるTAIKING。

Suchmosの作曲スタイルについて、「セッションで作ることも多い。みんなでスタジオに入って誰かがなにかやりはじめて、それに乗っかって…いいところを切り取って広げていくパターンが多かった」と語る。

印象的なギターリフが多いSuchmosの楽曲だが、そのなかでもTAIKINGが「ギターリフを作るのが大変だった」と振り返るのが、2016年リリースの『MINT』。

じつはこの曲、ボーカルのYONCEとDJのKCEEが2週間の免許合宿中に作った曲だとか。

メンバーでアレンジを加える際、TAIKINGが「曲と1番相性が悪いと思う、極悪な音」だという“ファズ”をあえて採用したと話す。

「普通に作ってたらこのリフは出てこない。ある意味外しに行くというか、スーツにサンダルを履かせるみたいな…」(TAIKING)

そんなTAIKINGは、藤井 風のライブでもサポートギターとして演奏している。そこではどのようにギターフレーズを作っているのか?

ライブの際には、原曲とは異なる“ギターが印象的なアレンジ”を加えているといい、「ギターの香りがまったくしない曲を、思いっきりギターのイントロからはじめてみたり…」(TAIKING)と明かす。

「無いものにつけるというのって、ある程度大胆さも必要で、とくにギターはライブでいうと花形なものだったりするから、やるならやるで…」と、時には思い切る部分もあるとのこと。

これを受けて斎藤は「かっこいい。楽曲に華を添えるという意味では、圧倒的に今1番実力がある人。『TAIKINGがギターを弾けば売れる』、そのくらいのギタリスト」と大絶賛した。

このほか、3人の愛用ギターのこだわり、さらに「同業から見てスゴいギタリスト」も紹介している。

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※番組情報:『EIGHT-JAM
毎週日曜 午後11:00~、テレビ朝日系24局(※一部地域を除く)