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アイリスオーヤマ、初の自社製造DX清掃ロボットを発表!大山晃弘社長「最終的には海外にも」

アイリスオーヤマ株式会社が、初めて自社工場で製造した法人向けDX清掃ロボット「BROIT(ブロイト)」を発表した。2024年半ばの発売を予定している。

同社は2020年にロボティクス市場に参入し、翌2021年にはソフトバンクロボティクスグループ株式会社との合併会社「アイリスロボティクス株式会社」を設立。

2023年7月には、ロボット開発を手がける東京大学発のスタートアップ企業「スマイルロボティクス株式会社」の全株式を取得し、ロボットメーカー構想への基盤を構築してきた。

これまで同社のサービスロボットを導入した企業数は約5000社。今では国内法人向けサービスロボットの主要事業者となっている。

今回新たに発売する「BROIT」は、同社で初めて自社の大連工場(中国・遼寧省)で製造した、水拭き清掃ができる自律走行型ロボット。

スーパーマーケットやホームセンター、飲食店などの商業施設や介護・医療施設のセラミックタイルやビニル床などの水拭き清掃に加え、乾いた床も除塵清掃することができる優れものだ。

「BROIT」という名称は「BRIGHT(明るい)」「BROAD(幅広い)」「ROBOT(ロボット)」を組み合わせた造語で、「幅広い環境のなかで床を光り輝かせていくロボット」という意味合いが込められているという。

同社の家電開発部ロボティクス課マネージャー・佐藤貴英氏によれば、自社製造となったことで製品仕様や品質、コスト、納期のコントロールができるほか、顧客のニーズに沿ったタイムリーな開発も可能に。

内製化で活用できる強みについてはこのように説明する。

「弊社には国内約5000社の導入という清掃ロボットの販売実績があります。そのため、お客様のニーズを詳細に掴むことができる立場にいます。

また、家電や日用品、インテリアなど、業態メーカーとしての実績と経験もございます。その製造力を活用してロボット開発を進めてまいりました」(佐藤貴英氏)

◆ユーザビリティの高さが魅力の「BROIT」

新たなDX清掃ロボット「BROIT」の特長は主に4つある。

1つ目は誰でも簡単に扱えるユーザビリティの高さだ。作業する人の高齢化・多様化を見据え、清掃ルートの作成も走行も3ステップの簡単な操作で完了するようになっている。

2つ目は脱着式のバッテリー。さまざまな清掃現場に対応する電源仕様で、充電のデッドタイムをなくすことでフレキシブルな清掃計画も立てられる。

3つ目は脱着式の水タンクである。従来のように所定の給排水場所までロボット本体を移動する必要がなくなり、水タンクだけを持ち運ぶことで給排水ができるようになった。

4つ目は手入れしやすい清掃部位。水拭き清掃の場合は毎日手入れが必要になるが、対象の各パーツが簡単に脱着できるため、手間と時間を削減して手入れすることができるのだ。

「BROIT」の自社工場製造を皮切りに、製造体制およびサプライチェーンの基盤を整備し、2025年には自社でサービスロボットの設計・開発から製造・販売までを一貫して行える「ロボットメーカーベンダー」としての自立を計画している同社。

2027年度には、業務用清掃ロボット関連事業で年間売上約1000億円の達成も目指している。

将来的な展望として、同社の代表取締役社長・大山晃弘氏は「人間は人間らしい作業や付加価値を持ったサービスに集中できるようになる」と期待を込めた。

「将来的にはお掃除ロボットから掃除の情報をクラウドにアップロードすることで、さまざまな分析を行おうと思っています。

センサーやエレベーターと連携させることで、より広い範囲のさまざまな分野で汚れを検知し、データを清掃員のウェアラブルデバイスを通じて通知、より清掃効率を上げていく。そして人間はロボットができないような人間らしい作業、付加価値を持った清掃サービス、お客様満足度が得られるような業務に集中する。そういったことを考えています。

また、今まではオフィスやホテル、小売店が中心でしたが、今後は学校や工場、交通機関等、さらに利用分野を広げて、最終的には海外にも同様の仕組みを輸出したいと考えています」(大山晃弘氏)

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