槙原寛己、伝説の“バックスクリーン3連発”の真実。パニック状態で「全然記憶がない」
過去に大きな失敗をやらかした“しくじり先生”たちが自らのしくじった経験をさらけ出し、人生の教訓を伝授してくれる反面教師バラエティー『しくじり先生 俺みたいになるな!!』。
7月28日(金)に放送された同番組には、元巨人軍投手で野球解説者の槙原寛己が登壇。偉業を達成したウラ側で数々のしくじりを連発していた過去を赤裸々告白した。
◆伝説の“バックスクリーン3連発”
平成を代表する投手、槙原寛己。
通算159勝をマークし、平成唯一となる完全試合を達成した大投手で、“ミスターパーフェクト”の愛称で知られている。
しかし登壇早々、槙原は日本球界に残る伝説のウラで大きなしくじりをやらかしていたと告白。
その背景には「すぐ油断する。すぐ楽しようとする。すぐ過信する。まったく人の意見を聞かない」という自身の性格があったと懺悔した。
まず槙原がひも解いたのは、今も語り継がれる“バックスクリーン3連発”のウラにあったしくじり。
これは、1985年4月、甲子園球場で行われた阪神戦で、ランディ・バース、掛布雅之、岡田彰布と3者連続でバックスクリーンへホームランを打たれたという球史に残る大失態だ。
当時入団4年目、MAX155キロを出す日本最速ピッチャーだった槙原。最大の武器は高速ストレートだったものの、ストレートを投げ続けるのは疲れるため、「オレもシュートを覚えて楽をしたい」と考えたのがそもそものはじまりだった。
なんと槙原は、この阪神戦で無謀にも人生初のシュートをバースに向かって投げたとぶっちゃける。
「ほとんど練習したことがない」というシュートを、キャッチャーからのサインを無視して「勝手に投げちゃったの(笑)」という衝撃の告白に、教室は「えぇー!」とどよめくも、結果はセカンドゴロに打ち取って見事ゲッツーになったとか。
◆「過信」「サイン無視」が招いた大しくじり
しかしここで、「1回目がうまくいくと、次も使えるんじゃないかと思っちゃった」と過信してしまった槙原。
次のバースの打席でも自信満々、ストレートのサインを無視して人生2球目のシュートを投げたところ、まったく球が曲がらずバックスクリーンへ逆転ホームランを浴びることに。
これが発端となり、続く掛布、岡田にも特大ホームランを打たれてしまったと振り返った。
岡田と対峙したときは、もはやパニック状態だったという槙原。
「ハッキリ言って(気持ちが)切れた状態です」と当時の心境を吐露し、その後のことも「全然記憶がない。王(貞治)さんに何をいわれたか、宿舎に帰って何をしたかまったく覚えていない」と打ち明ける。
そんな槙原の説明を踏まえ、スタジオで当時のVTRを確認したが、阪神ファンのオードリー・若林正恭はバックスクリーン3連発映像に「よっしゃー!」と大喜び。ハライチ・澤部佑に「ピッチャーの人、そこにいるから!」ととがめられていた。
※番組情報:『しくじり先生 俺みたいになるな!!』
【ABEMA】
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