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藤井 風『旅路』MV制作の裏側。監督と1対1で撮影…「ナチュラルな魅力を伝えたかった」

今さら人に聞けないような“音楽の基本”から、制作の裏側や専門テクニックなど“マニアックな知識”までを掘り下げていく関ジャム 完全燃SHOW

5月21日(日)の同番組では、「ミュージックビデオ(MV)」を特集。映像作家・山田健人、イラストレーター/漫画家/MV監督・ますだみく、CM/MV監督・渡邉直が登場し、自身の作品の制作工程&こだわりを語った。

◆フィルムカメラで撮影…“売れっ子監督“山田健人のこだわり

2015年、SuchmosのMVで監督デビューをはたし、GLAY、Awich、藤井 風などの数々の人気アーティストのMVを手掛けている山田健人。

そんな“売れっ子監督”山田のMVには、ある特徴が。それが「フィルムカメラで撮影すること」だ。

そもそもフィルムカメラには8mm、16mm、35mmなどの種類があり、そのテープの幅によって画質や機材の大きさに違いがある。

たとえば、かつて自主映画や家庭用としても使用されていた8mmフィルムは手軽に撮影できるが、粗目の映像が特徴。対する、35 mmは主に劇場用の映画で使用され、重厚でクラシカルな世界観を演出できる。

そんなフィルムカメラを使ってこれまでさまざまなMVを撮影してきた山田だが、藤井の『旅路』ではこんなこだわりがあったと明かす。

「このMVは、自分で8mmフィルムのカメラを回した。(藤井は)当時、ピアノができる天才というイメージだったが、彼のナチュラルな魅力を伝えたかった。彼の素をお届けするにあたり、フィルムの柔和な感じがマッチすると思った」(山田)

山田は「緊張感のある撮影というよりは、現場も1対1で…」といい、藤井の素の表情を引き出すためにリラックスした雰囲気で撮影が行われたと回顧。

8mmフィルムの画質の粗さも相まって、ノスタルジック感あふれるこの作品に、関ジャニ∞の横山裕からも「温かみがありますね」と絶賛の声が上がった。

このほか、渡邉直は水曜日のカンパネラの『エジソン』やきゃりーぱみゅぱみゅの『一心同体』で用いられた“ギミック”について解説。

さらに、ますだみくはSaucy Dog『シンデレラボーイ』の制作過程について紹介している。

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※番組情報:『関ジャム 完全燃SHOW
毎週日曜 午後11:00~、テレビ朝日系24局(※一部地域を除く)