「またトロ?」な贅沢生活がガラリ…井上和香、家族に起きた3年間の危機明かす
支配人の今田耕司、副支配人の指原莉乃の進行のもと、ゲストたちが共通の経験や環境に基づく驚きの知られざる“あるある”話を存分に語っていくバラエティー番組『こんなところにあるあるが。土曜♥あるある晩餐会』。
9月9日(土)に放送された同番組では、「実家が病院・農家・飲食店の芸能人あるある」をテーマに、実家が自営業だった芸能人が大集合! 良かった点や苦労した点などのあるあるトークを繰り広げた。
◆アワビに一口ステーキ…豪華すぎる余り物
割烹料理店を営む家に生まれた井上和香は、「幼少期からお店の余り物が夕食に並ぶので、正直中トロは食べ飽きていた」という羨ましいあるあるを発表。
井上の実家は、政治家なども足を運ぶような高級割烹料理店。“コースは1万円から”という懐石料理は豪華なメニューなのだろう。夕食には中トロや鮎の塩焼き、お弁当には本わさびの添えられた一口ステーキや、アワビの天ぷらなどが並び、小学生ではなかなか味わえない品々を口にしていたという。
なかでも中トロが夕食として出る頻度が高く、その度に「またトロ?」とゲンナリしていたのだとか。そんな発言に、番組MCの指原莉乃は「『またトロ?』なんて一生言わないと思う」と驚いた様子。
◆突然の閉店危機!
しかしそんな井上も贅沢な生活ばかりをしていたわけではない。「料理長の父が倒れて入院すると、店が一気に閉店の危機に!」という“あるある”とともに、自身の経験も明かした。
井上が高校生の頃、大きな病気で入院してしまった井上の父。調理する人を失った店は、一気に閉店の危機に追い込まれてしまった…。
そこで白羽の矢が立ったのが、当時19歳だった井上の姉だった。とはいえ、料理は全くの素人。父が入院前に “たった一度だけ”作って見せた懐石料理とレシピを頼りに、「とにかくやるしかない」という気持ちで奮闘したという。
病床の父も外出届を出し、昼間は姉の仕込みを手伝う日々を送っていたのだとか。
そんな姿を見てのことか、素人の姉の料理にも関わらず常連の方々が義理で食べに来てくれ、なんとかギリギリ生活費はまかなえたそう。
家族と常連の絆によって高校を卒業できた井上は、大学進学を諦め出稼ぎに。家族で力をあわせて3年間を乗り切り、父は無事、復帰を果たしたという。
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そんな井上の経験を聞き、同じく代々続く鰻屋が実家の松木安太郎が「職人技というか、修行が必要な料理を出す店はそういう苦労があると思う」と共感を示す一方で、実家が喫茶店のよゐこ・濱口優は、「喫茶店はすぐですよ! パン焼き器が『チーン』て言ったら出せばいいんで」とコメントし、スタジオを笑わせた。
※番組情報 『こんなところにあるあるが。土曜♥あるある晩餐会』
毎週土曜日午後9時58分~、テレビ朝日系24局