香川照之、『六本木クラス』で飲食産業の“絶対的権力者”に!「ぜひ憎たらしいと思って」
2022年7月より放送開始する、大ヒット韓国ドラマ『梨泰院クラス』のジャパン・オリジナル版『六本木クラス』。
竹内涼真を主演に迎え、ダブルヒロインの新木優子、平手友梨奈、そして早乙女太一、鈴鹿央士という豪華出演が続々と発表されている同作。
今回、作品の最重要人物の1人で、竹内演じる宮部新が復讐を誓う宿敵がついに解禁。巨大飲食企業のドンである絶対的権力者として、テレビ朝日の連続ドラマ初レギュラーとなる香川照之の出演が決定した。
香川が今作で挑むのは、飲食産業の頂点に君臨する長屋ホールディングス会長・長屋茂。一代でトップの座を築いた茂は、長屋ホールディングスのためなら手段を選ばない非情な人物だ。
あることをきっかけに新を絶望の淵に追いやり、やがてどん底から立ち向かってくる新を何かと意識して、あらゆる手段で立ちはだかっていくことになる。
◆「ぜひ『憎たらしい』と思っていただければ」
実は香川、これまでも「実在の人物を演じる時以外は原作に触れないというやり方で何十年とやってきている」そうで、今回もあえて『梨泰院クラス』を見ないで撮影に入ったそう。
「演じていて全部が新鮮ですし、視聴者も原作を見ている人、見ていない人がいて、合わせたら100%ですから、キャストの中でも見た上で挑む人がいる中で、僕は見ていない人代表としてアプローチすることで、両側からアプローチして視聴率100%狙います!」と意気込む。
また香川は、「演じ終わったシーンから『梨泰院クラス』のそのシーンを見て、取返しのつかない過去の方を未来にしているっていうね。撮り終えたシーンが原作ではどうなっているのかを見るのが、本当に楽しみで」と意外な裏側も明かす。
そんな独自のアプローチで挑む長屋茂役は、冷徹非道な揺るぎない「悪」を体現する人物。
これまで数々の悪役を演じてきた香川だが、演じる際は「人間の『悪』の気持ちというのは誰にも負けずにやりたいと思っている」そうで、それだけに長屋茂のことも「ぜひ『憎たらしい』と思って見ていただければと思います」と語る。
香川が一体どんな“長屋茂”を生み出すのか、注目だ。
◆竹内涼真(宮部 新・役) コメント
香川さんと共演させていただくのは、めちゃくちゃ楽しみです。香川さんが出演なさっている映画やテレビは、今まで多く拝見させていただきましたが、中でも『アンフェア』(2006年)で演じられた役の香川さんが大好きで、中学生の頃、毎週テレビの前で楽しみにしていました。
これまでスタジオですれ違うことはあったんですけど、お芝居をご一緒する機会はなかったので、今は早く現場でお芝居したい気持ちでいっぱいです。
長屋茂は、新にとってある意味エネルギーというか掻き立てる存在。僕も本気でいきますし、香川さんもきっと本気でぶつかってくださると思うので、これからどうなっていくのか楽しみです!
◆香川照之(長屋 茂・役)コメント
今回お声がけいただけたことは、嬉しいというよりはプレッシャーではありますが、大変ありがたいなと思いました。僕がやれることを精いっぱいやって、粛々と悪役を演じさせていただきます。
僕は悪役を演じる時に、人間の「悪」の気持ちというのは誰にも負けずにやりたいと思っているので、ぜひ「憎たらしい」と思って見ていただければと思います。
竹内涼真さんとは初めて共演をさせていただくのですが、以前、同じスタジオで別の作品を撮影している際にお会いさせていただいたことがあって、その時は大きくて甘いマスクの二枚目だなと思いました。でも、今回撮影に入る前に本読みでお会いした時は髪型を変えられていて、竹内さんのこの役に対する意気込みを感じて、以前お会いした時の竹内さんには見えませんでしたね。
役者が髪の毛を切ったり伸ばしたりするのは、役に本気でアプローチしているということが伝わる工程なので、もちろん髪の毛は一瞬で切れますけど、その意気込みがいいですよね。他の方々も髪型やメイクも含めて、とても肉薄しようとされていましたし、何よりも皆さんこれ以上ないキャスティングだなと感じました。
実は僕は『梨泰院クラス』は見ないで作品に入ったのですが、これまでも実在の人物を演じる時以外は原作に触れないというやり方で何十年とやってきているんです。演じていて全部が新鮮ですし、視聴者も原作を見ている人、見ていない人がいて、合わせたら100%ですから、キャストの中でも見た上で挑む人がいる中で、僕は見ていない人代表としてアプローチすることで、両側からアプローチして視聴率100%狙います!
ただ、普段は最後まで原作を見ないのですが、今回唯一違うのは、演じ終わったシーンから『梨泰院クラス』のそのシーンを見て、取返しのつかない過去の方を未来にしているっていうね。撮り終えたシーンが原作ではどうなっているのかを見るのが本当に楽しみで。
「あぁ、こうやったんだ!」とか「これはいい役作りだな」と思ったりして、見なくて良かったなと思ったりしています。見ていたら、僕いい子なんで真似しちゃうんですよ、意外に素直なので(笑)。そんな見ていない側の作品へのアプローチを、この長屋茂という役を通して楽しんでいただければなと思っています。
※番組情報:木曜ドラマ『六本木クラス』
2022年7月スタート!【毎週木曜】よる9:00〜9:54放送、テレビ朝日系24局