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ミルクボーイ、M-1優勝前の“暗黒期”。漫才を5年間サボった結果、ファン0人の不人気芸人に

過去に大きな失敗をやらかした“しくじり先生”たちが自らのしくじった経験をさらけ出し、人生の教訓を伝授してくれる反面教師バラエティー『しくじり先生 俺みたいになるな!!』。

5月10日(月)放送の同番組には、『M-1グランプリ2019』の王者・ミルクボーイ(内海崇、駒場孝)が登壇。

漫才を5年間もさぼっていたという意外な過去を明かし、「やりたい仕事に進んだのに、さぼって台無しにしないための授業」を繰り広げる。

◆漫才を5年間さぼっちゃった先生

M-1効果で大ブレイクし、一躍人気芸人の仲間入りをはたしたミルクボーイ。2020年にはさまざまなオファーがあり、1年で130本もの漫才を作ったという。

しかし、そんな彼らには実は“空白の時代”がある。

2011年~2015年の5年間、彼らが作った新ネタはたったの3本。この間、ミルクボーイは漫才をさぼっていたのだ。

その結果、M-1で優勝する直前まで、劇場で後輩たちが漫才をする中、前説の後の盛り上げ役として網タイツにスカート姿でお客さんに注意事項を説明する係をやっていたという。

なぜ5年間も漫才をさぼってしまったのか? 2人は自身を例に、「当初がんばっていた人ほど陥りやすいしくじり」について語りだす。

◆初舞台で爆笑をとった成功体験

高校生の頃からコンビを組み、漫才の大会に出場したり、学園祭で漫才を披露したりしていた内海と駒場。

その後、2人は大阪芸術大学の落語研究部に所属。当時は駒場が「絶対芸人になる」と志していたのに対し、内海は「文才に自信があるから将来はシナリオライターになる」と思っていた。

そんな彼らは、1年生の夏にはじめて人前でライブをすると、先輩の誰よりも爆笑をとって、はじめて「ウケる感覚」を味わう。

初舞台での成功体験を経て意気投合した2人は、落研で「ミルクボーイ」として活動を開始。大学3年生になり就活を迎える頃には、内海もいつしかお笑い芸人を志すようになっていた。

そして、大学4年生の時に劇場のオーディションに受かり、吉本興業に所属。プロとして舞台に立ちはじめ、『M-1グランプリ』で優勝することを目標に漫才をがんばっていた。

しかし、そんな彼らのモチベーションを大きく落とす出来事が起こる。

2010年、開始から10年という節目で『M-1グランプリ』が終了してしまったのだ。

◆目標を失い、迷走期に突入

M-1優勝という大きな目標を失ったミルクボーイは、「これからどうしたら売れるんだろう」と途方に暮れた。

そんななか、楽屋でこんな噂が聞こえてくる。

これからはネタやない!芸人も資格を取る時代やで!

今から10年前の2011年当時のテレビ界では、高学歴芸人がクイズ番組で活躍したり、料理ができる芸人が料理本を出版したりと、「ネタ以外の何か」をもっている芸人が多く活躍していた。

そんな芸人の姿を見た2人は、「これは何か必要だぞ」と思い、ネタ作りから資格取得に舵を切る。

ところが、資格取得にのめり込むあまり、まさかの事態が起こり…。2人が取得した意外な資格とは?

その後、駒場は先輩との人付き合い、内海はギャンブルに精を出すようになり、次第に2人の気持ちはバラバラになっていく。

かろうじてネタ合わせはしていたものの、会話はゼロ。そんな状態になると、賞レースで結果が出ない状態からさらに悪化し、まったくウケない日々が続いた。

ファンは完全に0人。劇場でもトップクラスの不人気芸人になっていたミルクボーイ。どん底状態から、いかにしてM-1チャンピオンまで這い上がったのか?

漫才を5年間サボった経験から学んだ教訓について語る。

※番組情報:『しくじり先生 俺みたいになるな!!
2021年5月10日(月)深夜0:15~深夜0:45、テレビ朝日

※放送終了後から「ABEMA」でも配信!
(1週間無料配信。その後は1年間、有料にて配信)