スーパー戦隊シリーズ第41作として現在放送中の『宇宙戦隊キュウレンジャー』。

7月9日（日）に放送される第21話から、新キャラクターの「鳳（おおとり）ツルギ／ホウオウソルジャー」が登場する。

12人目のキュウレンジャー・鳳ツルギを演じるのは、南圭介。10年前から熱望していたというスーパー戦隊ヒーローに満を持して登場する。

鳳ツルギ／ホウオウソルジャーは謎多き男。キュウレンジャーとの出会いにより、永き眠りから目覚めるが、なぜ眠っていたのか？　なんのために目覚めたのか？　そして何者なのか？　その存在のすべてが謎に包まれている。

赤と紺のコントラストの強いツートンカラーを用いたホウオウソルジャーは、威風堂々たるいでたち。シシレッドにつづく、2人目のレッドの登場といえるだろう。

マスクには、その名の通り伝説の霊鳥“鳳凰”が翼を広げたようなデザインを模し、バトルスタイルは羽ばたくがごとく颯爽と「伝説の剣」を使いこなしていく。

そんな男の口ぐせは、何でも「伝説」に結びつけて話すこと。一体この男は何者なのか？　彼に秘められた伝説とは何か？　謎の男・鳳ツルギの加入で新たなステージへと進むキュウレンジャーから、ますます目が離せない。

◆10年に及ぶ“片思い”に終止符

鳳ツルギ／ホウオウソルジャーを演じる俳優の南圭介は、約10年にわたる片思いにようやく終止符を打つ。

テレビ・映画・舞台で着実にキャリアを積み重ねてきた南が本格的に俳優の道を目指す転機になったと振り返るのが、10年ちかく前に受けたスーパー戦隊シリーズのオーディションだ。

そもそも南がスーパー戦隊シリーズのオーディションを受けようと思ったのは、学生時代に「ヒーロー作品に出ていそうだよね」と周囲からよく言われたのがきっかけ。

「ヒーローっぽいって本当によく言われたので、僕も自然と意識するようになりました。でも、実際にはヒーローになっていないし、よし、それならなろうと（笑）それから、ヒーローになりたいという気持ちがどんどん大きくなっていきました」と語る南。

彼いわく、それはまるで「叶わぬ恋」。あれからずっと忘れられず、「毎年、どんな作品で、どういう俳優さんたちが出ているのか、気になっていました」と語る。

今回、長年の恋心が報われ、テンションマックスで撮影に臨んでいるという南は「やっと思いが通じた相手。これからも、ずっと新鮮な気持ちのままお付き合いできると思います。この恋にマンネリはありません！」と、さわやかな笑顔で断言していた。

◆南圭介コメント

そんなヒーロー愛にあふれる南圭介が、今作にかける意気込みを以下のように語っている。

（以下、南圭介コメント）
「一つ夢が叶いました。10年ちかく前のオーディションに落ちてから、スーパー戦隊シリーズは僕にとって叶わぬ恋というか、忘れられない相手というか（笑）。どこかで挑戦したいという気持ちがずっとありました。なので、今回決まった時のテンションはマックス！

すぐに過去の自分に伝えたいと思いましたし、これまでの出来事が走馬灯のように駆け巡りました（笑）。

実際に現場でキュウレンジャーたちを見た時のワクワクは、たぶん視聴者の皆さんと一緒。でも、自分の演技となると、テレビで何気なく見ていたことにも難しさがあり、今はとてもやりがいを感じています。特にアフレコの息遣いは独特。また、ツルギの“俺様キャラ”も、どちらかというと下から添えていくタイプの南個人としては難しい（笑）。ただ、キャラ設定がはっきりしているので、楽しく演じさせてもらっています。

ホウオウソルジャーは、これまたテンションマックス！ だって、レッドじゃないですか。「うわっ、レッド来た！！」ってなりました。もう、誰が敵でも勝てそう（笑）。武器には剣を使うのですが、僕自身、体を動かすことが好きで、殺陣の経験もあるので、少なからずこの10年で培ってきたものを生かせるのではと思っています。

『キュウレンジャー』という作品は、とても新しいと思って見ていました。人数も最初から９人と多く、その中にはロボットや珍種（笑）もいて。でも、例えばラプターを相手に演じてみると、AI（人工知能）が話題の今の時代にあっては、リアリティーが感じられる作品でもあるんだなと思います。また、個性豊かなキャラクターが集まっている作品でもあります。そこに、さらにツルギが登場して、はたしてどうなるのか？　みなさんに良かったと思ってもらえる何かを作り上げたいと思っています。

ツルギは独特な口癖のキャラなので、子どもたちが真似したくなるような、そんなヒーローになれたらうれしい。街中でその言葉を耳にできる日を、本当に楽しみにしています」

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彼が演じる鳳ツルギが、キュウレンジャーにどんな伝説を運んでくるのか？ その活躍に注目だ。

※番組情報 『宇宙戦隊キュウレンジャー』第21話
2017年7月9日（日）午前7：30～午前8：00、テレビ朝日