小芝風花「本当に胸が苦しかったです」“夢”を失った高校生に思いを重ねる
11月14日(土)、『松岡修造&小芝風花 高校生はCANDO だ!』を放送する。
新型コロナウイルスの感染拡大により、中止になってしまった2020年夏の全国高校総合体育大会(インターハイ)。部活動の集大成を披露し、チームメートや先生、家族へ感謝を届けたいと願っていた多くの高校生にとって、大きな目標が失われた。
この番組は、そんな喪失感から立ち上がろうとする高校生たちを“全力応援”するスペシャル企画。高校生が迎える部活動の“引退”を一生忘れられないものにするため、松岡修造、小芝風花が立ち上がる。
松岡修造はこの夏、目標を見失った高校生たちに向けて“CANDO 部”と名づけたプロジェクトを立ち上げ、“CANDO とは、できる・できないではなく、できる(CANDO)と信じ続けて前へ進むこと、その先に感動(CANDO)が生まれる”というメッセージを込めた数々の応援動画をアップしてきた。
番組はプロジェクトの精神そのままに、インターハイの中止を受けてそれぞれの岐路に立つ高校生たちを取材&熱く応援。
また、松岡と初共演となる小芝風花は、小学3年から5年間、フィギュアスケートに打ち込み、怪我との闘いや、学業・芸能生活との両立に悩みながらも競技に打ち込んできた。そんな小芝だからこそ、スポーツに熱中してきた高校生たちの気持ちに寄り添いながら番組を盛り上げていく。
スタジオは、最先端の日本初のバーチャルCANDOスタジアムに、現役高校生50人がリモートで集結。インターハイが中止となり目標を失ってしまった高校生の部活ドキュメントVTRを一緒に見ながら、リモートでスタジオとやりとりする。
さらに、全国の高校生に本音アンケートを実施。コロナ禍で感じたこと、いつもとは違う毎日を送ったからこそ気がついたこと、これまでは普通だったことが普通ではなくなったときに感じたことなど、“特別な年”を過ごす高校生たちのリアルな声を聞いていく。
部活ドキュメントVTR で取り上げるのは、熊本県立芦北高校・男子新体操部、私立東京高校・陸上部、私立岐阜女子高校・バスケットボール部という、それぞれの部活の強豪校だ。
インターハイの常連である熊本県立芦北高校・男子新体操部は、新型コロナウイルスの影響で大舞台への夢を断たれた直後、“男子新体操オンライン選手権”という新たな目標に向けて気持ちを切り替えた。
ところが、7月の豪雨で体育館が浸水し、練習道具が壊滅。それでもあきらめず、戦いに挑んだ彼らの夏の軌跡を追いかける。
東京高校・陸上部では全国制覇を夢見て入部したものの、最後のインターハイが中止になってしまい、岐路に立たされた女子短距離選手を取材。
彼女は高校で陸上に別れを告げ、看護師の道に進むことを決めていたなか、インターハイが中止となったことで、引退か続行か、葛藤の日々を送っていた。そんな彼女のもとを松岡が訪問し、彼女の胸の内にあったもの、決断の裏側に迫る。
そして、バスケットボールの名門・岐阜女子高校では、最終学年にして初のメンバー入りをはたした女子選手に密着。しかし、晴れ舞台のインターハイが中止になったうえ、膝のケガに見舞われてしまう。
彼女はウインターカップに出場するため手術を避け、リハビリでの治療を選択するが、ウインターカップへの出場は叶うのか。
◆土佐兄弟が“部活あるある”を大発表
また番組には、お笑いコンビ・土佐兄弟も参戦。彼らは今、中高生を中心に注目を集める兄弟コンビで、SNS に投稿している“高校あるある”動画はなんと総再生回数5億回を突破している。
そんな2人が、高校生たちから届いたリアルな“部活あるある”を大発表。部活動経験者なら必ず笑えて納得できる“あるある”ばかりが集まり、リモート参加の高校生たちも大爆笑する。
さらに冬季パラリンピック4大会連続出場のアルペンスキー・三澤拓選手(SMBC日興証券所属)からのメッセージVTR も。数々の逆境を乗り越えてきた三澤選手から、完全燃焼の場を失った高校生へエールを送る。
◆松岡修造 コメント
――“CANDO 部”プロジェクトから番組が誕生しましたが、どんな思いで収録に臨まれましたか?
高校生のみなさんの現状を考えると辛い気持ちになりました。僕にとって高校生活はまさに青春であり、人生で大人になりかけの時期だからこそ、悩み、不安になり、自分自身と葛藤する時間でした。
そして何よりも友だち、先生方との絆が生まれた時期でもありました。そんな大事な時間を奪われた高校生のみなさんの思いを聞きたい、応援したい、そんな思いで臨ませていただきました。
――現役高校生たちとリモートでやりとりをしながら進んだ収録はいかがでしたか?
コロナ禍だからこそ進化した収録の形だと思います。これだけ多くの方とリモートで結んでお話したのははじめてだったので、とても新鮮でした。僕自身が高校生から元気をもらい、高校生のときの自分に戻れた気分になりました。
――東京高校陸上部の引退リレーを見届けるロケにも参加しましたが、高校生たちと触れ合ってみてどんなことを感じられましたか?
まさに高校生はCANDOでした。僕は彼らからたくさんのCANDO(感動)をもらいました。僕が想像していた以上に、高校生のみなさんは、未曾有の状況に対して真剣に向き合っていました。
そして、高校生だからこその悩み、不安、本気さがあった。ただ、そこから生まれた力は、彼らのこれからの人生をCANDO(できる)と応援してくれるはずです。できる・できないではなく、できると信じ続ける力を大切に前に進んでいってほしいと願っています!
――初共演の小芝風花さんとMC タッグを組んだ感想は?
風花さんのMCもCANDO でした。堂々と、そして高校生に寄り添う想いが伝わってきました。本気でフィギュアスケートを目指し、トップで戦っていたこともあるからこそ共感できる場面が多かったのではないでしょうか。とくにケガで大会を断念してしまった高校生を見ているときの風花さんは、自分自身と重ねながら見ているように感じました。爽やかなやさしい風とともに花満開でした。
――視聴者のみなさまへメッセージをお願いいたします!
CANDO! 今回、本気になって自分自身と向き合っている高校生や、応援しているご家族、周りのみなさんの思いを共有し、明日に向けてCANDO できる!という気持ちを皆さんにもぜひ注入していただきたい。
そして、どんなときも前に向かって進んでいけば、そこには必ずCANDO(感動)が待っていることを感じてください!
◆小芝風花 コメント
――収録の感想を教えてください!
“CANDO!”という番組タイトルどおり、とても感動しました! 新型コロナウイルスの影響で辛いこともたくさんあったのに、それを乗り越えて前に進んでいく高校生のみなさんの強いパワーに励まされました。“もっとがんばらないと!”と私も力をもらいました。
私もフィギュアスケートを習っているときに、怪我をしたり入院した経験があるので、“出場したい”という気持ちがいちばん強いときにケガをしてしまった岐阜女子高校バスケットボール部のVTR は見ていて本当に胸が苦しかったです。でも、ピンチがあったからこそ、チームの絆がより一層、深まったんじゃないかな。仲間との絆が本当にキラキラして見えました。
――初共演の松岡修造さんとMCタッグを組んだ感想は?
はじめてお会いしたのですが、収録がはじまる前からリモート参加の高校生のみなさんとコミュニケーションを取っているのを見て、人と向き合うことをとても大切にされている方だなと思いました。
修造さんがたくさんしゃべってくださったので、慣れないながらも私は番組の進行に集中できました。楽しくやらせていただきました!
――現役高校生たちとリモートでやりとりをしながら進んだ収録はいかがでしたか?
とても新しくて最先端のスタイルの番組だなと思いました。リモートで高校生たちとやりとりしてみて、悔しい思いや悩みがあるけど、それをどこにぶつけていいかわからない子がたくさんいることを実感しました。
そんな彼らの言葉だからこそ、同じように悩んでいる子たちに届くんじゃないかな。そして同年代の人たちが前を向いて進んでいることに励まされる人は多いと思います。
――視聴者のみなさまへメッセージをお願いいたします!
新型コロナウイルスの影響や豪雨などの自然災害でいろいろなことを奪われて、本当なら「もういいや!」と投げ出してもおかしくない状況のなか、最大限のパフォーマンスを見せようと精一杯できることをして、しかもそれが自分のためだけではなく、周りの人に感動を届けたいという思いであふれていたことが、本当に素晴らしいなと思いました。
私はこの番組を、高校生だけでなく大人の方にも見てほしいと思います。大人になると要領がよくなって楽な抜け道を知ってしまったりするけど、まっすぐ向き合う子どもたちを見たら、自分ももっとカッコいい先輩にならなくちゃ、と思うはず…。ぜひたくさんの方に見ていただきたいです。みなさんの心に響くものがたくさんあると思います!
※番組情報:『松岡修造&小芝風花 高校生はCANDO だ!』
2020年11月14日(土)午前10:30~午前11:40、テレビ朝日系(関東ローカル)