稀代のクズ芸人、ギャンブルで借金700万円！長男誕生しても生活を改められず、家族バラバラに

2020.03.18

過去に大きな失敗をやらかした“しくじり先生”たちが自らのしくじった経験をさらけ出し、人生の教訓を伝授してくれる、反面教師バラエティー『しくじり先生俺みたいになるな!!』。

3月16日（月）の放送では、お笑いコンビ・空気階段が登壇。“結婚、そして子どもができて変わると思ってたら全然変われなかった先生”として授業を行った。

©テレビ朝日

空気階段は、結成9年目。鈴木もぐら（32歳）と水川かたまり（29歳）からなるコンビで、2019年の『キングオブコント』では決勝に進出した実力の持ち主だ。

しかし、鈴木もぐらは2018年に結婚し、長男が誕生したにもかかわらず、約1年半、息子に10回しか会っておらず、妻子は実家の北海道に暮らし、別居中。しかもギャンブルでこしらえた700万円の借金も抱えている。

授業冒頭、相方のかたまりは、もぐら一家がバラバラになってしまった理由を、彼が“クズ”だからだと断言。

結婚しても以前の生活から抜け出せない、クズ男がどれだけ家族に迷惑をかけるのかをしっかり学ぶべく、今回は、もぐらのしくじり人生を「家族がバラバラ！恐怖の空気“怪談”」として振り返った。

◆汚部屋に暮らし、ねずみしかかからない病気に…

結婚以前、芸人の間でも“稀代のクズ”と呼ばれるほど、ぐうたらで借金まみれだったもぐら。その実態について、まずは相方のかたまりが説明。

家賃17000円の部屋で、なんとライフラインを全てストップされてしまい、夜は月明かりのみで生活していたという。しかもこの部屋が汚すぎたせいで体調を崩し、医師にみてもらったところ “ねずみしかかからない病気”にかかっていると診断された。

さらに、あらゆる金融機関・先輩・友人に借金しまくり、5000円でも借りられるなら躊躇なく土下座し、そのお金をギャンブルにつぎ込むというあまりのクズっぷりに、女子生徒たちはドン引きしていた。

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ところが、稀代のクズ男・もぐらの前に、あるとき、母性本能あふれる育ちのよいお嬢様が登場。しかも驚くべきことに彼女は、“もぐらの何から何までもがタイプ”で、借金やぐうたらな生活を承知のうえ、“クズっぷりもポジティブに変換”。

たくさんの人からお金を貸してもらえるのは“それだけ人望のある証拠”で、ねずみしかかからない奇病にかかったのに“今生きているなんてすごい”と、捉え、交際を申し込んだ。

彼女の方からぐいぐいアピールされたもぐらは、こんな自分を受け入れてくれるなんて「俺にはこの人しかいない、結婚だ！」という気持ちに。しかし付き合ってまだ2ヶ月での決断に、相方のかたまりは「嘘だろ、おままごとじゃねえんだから」と当時、受けた衝撃を打ち明けた。

◆ギャンブルなどを止められず、ついに離婚の危機

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こうして、返すあてのない借金を抱えたまま結婚したものの、クレジットカードの作成、携帯電話の契約などは一切できず、引っ越し先の審査にも通らなかったため、もぐらが住んでいた3畳一間での新婚生活が始まった。

やがて妻から、「ギャンブルをやめてほしい」というお願いが。しかしギャンブルを愛して止まないもぐらは交渉の結果、「小遣いの範囲内だったらOK」という譲歩を優しい奥さんから引き出した。

このように結婚しても変われなかったもぐら。しかし長男誕生という転機をむかえ、今度は妻からタバコをやめてほしいというリクエストがあった。

それを承諾したにもかかわらず数日後、もぐらは再び喫煙を始める。妻にバレてしまい、ガチで叱られたものの「タバコは酸素と一緒なんです。息が出来なくなってしまいます。1人でいるときはどうか許してください」と言い訳。そんな最低のやり取りを繰り返しているうちに、とうとう優しい奥さんの忍耐も切れ、離婚を突き付けられてしまった。

その後も、クズ生活を改めるチャンスを何度ももらいながら、奥さんを裏切っては離婚話を繰り返し、ついに別居状態となってしまった、もぐら。自業自得の末、現在は妻から送られてくる長男の動画を夜な夜な見ては涙を流しているそうだ。

今回、授業を行うにあたり、改めて自分と向き合ったもぐらからは「結婚には経済力と人間力が必要。今のダメな自分を変える努力をしよう」という言葉が贈られた。

結婚して子どもを授かったことに感謝し、大きな幸せを感じていると言うもぐら。現在は、借金の返済計画を立てている最中で、給料はすべて妻に送り、お金が貯まったら家族で一緒に暮らそうと頑張っている。

さらに、自分には家庭を持つ覚悟が足りなかったと振り返り、幸せを手に入れるためには、欲望を抑えることも大切という教訓で、今回の授業は幕を閉じた。