警察も介入する大事件が発生!被害を受けたのは…?【やすらぎの郷・第10週おさらい】
「倉本聰がシニア世代に贈る大人のための帯ドラマ」として4月から放送を開始し、シニア世代のみならず大きな注目を集めている石坂浩二主演の平日昼の帯ドラマ『やすらぎの郷』(テレビ朝日系)。
6月5日から6月9日に放送された第46話~50話(第10週)では、第9週より現れた石上五郎(津川雅彦)と犬山小春(冨士眞奈美)をめぐり、警察も介入するほどの大事件が巻き起こった。
そんな第10週のストーリーを、まとめておさらいしていこう。(写真はすべて©テレビ朝日/無断転載禁止です)
◆犬山小春が、誰もが心打たれる感動のスピーチ!しかし…
テレビに功績のあった者だけが入れる老人ホーム「やすらぎの郷」。
ここのゲストハウスに、かつてテレビ局の敏腕プロデューサーとして鳴らしたハワイ帰りの石上五郎(津川雅彦)と一緒に訪れたのが、好き勝手な言動で皆から嫌われ日本のテレビ界を干されてしまった元女優・犬山小春(冨士眞奈美)だ。
小春と「やすらぎの郷」の入居者である元シャンソン歌手の及川しのぶ(有馬稲子)は、昔は仲が良かったものの、過去の因縁から現在は絶縁状態。しかし、同居人である貝田英信(藤木孝)から強い説得を受けたしのぶは、小春との和解を受け入れる。
そうしてしのぶは、嫌われていたことから昔の仲間といまだ会えずにいる小春のためにパーティーを開くことにした。
◇
パーティーの準備を待つ間、「やすらぎの郷」の入江へと散歩に出た小春。彼女はそこで、ぎっくり腰のリハビリで浜を歩いていた元任侠スターの高井秀次(藤竜也)と遭遇する。
以前に“老いた女性の顔に刻まれるシワの美しさ”について熱く語っていたこともある秀次。美大卒で絵の実力も相当な彼は、かつてとは違いシワが刻まれた小春の顔に興味をひかれ、自身が描く絵のモデルを依頼する。
絵のモデルになりながら秀次に向かって話しかける小春と、黙々と絵を描きながら言葉を発せずにその話を聞き続ける秀次。ふたりは次第に色めいた雰囲気を醸し出す…。
◇
そして、夜に開かれた小春の歓迎パーティー。
しのぶは最初に、ピアノ弾き語りでかつて自分が司会を務めたバラエティ番組の草分け『しのぶの庭』のオープニングテーマを歌う。この『しのぶの庭』は、不振にあえぐ某テレビ局とコンサル契約を結んだというハワイ帰りの石上五郎が“復活”を構想している番組だ。それを知りながら歌うしのぶは、気分がいい。
しかし、パーティーの出席者の数は少なく、気勢は一向に上がらない。“お嬢”こと女優の白川冴子(浅丘ルリ子)や水谷マヤ(加賀まりこ)、井深凉子(野際陽子)らは、みなウソの理由をもとにパーティーを欠席したのだ。
そんな状況に最初から酒をあおりまくり、出席していた脚本家の菊村栄(石坂浩二)らをハラハラさせていた小春だが、酩酊状態で始めたスピーチは…
そのスピーチは、栄をはじめ出席した者たちの涙を誘う素晴らしいものだった。
小春が話したのは、ニューヨークで出会ったという70代の男性の話。60歳から演劇学校に通い、70歳を越えて小さいながらも役者としての夢を叶えたその男性の話は、小春の語り口も手伝って聞く者を大いに感動させた。
心を打たれた“姫”こと九条摂子(八千草薫)は、昔のことを引きずって出席しなかったお嬢やマヤらを強く叱責したほどだ。
だが、そんなパーティーの裏で、ある事件が進行していた…。
小春の歓迎パーティーが開かれた夜、『しのぶの庭』の復活を実現させるために石上五郎と一緒に東京に向かっていた貝田英信。彼は40年来のしのぶのマネージャーであり、現在の同居人でもある特別な関係の存在だ。
そんな彼が、「やすらぎの郷」の理事・名倉みどり(草刈民代)との電話を最後に、東京で消息を断った…。
なんと、貝田、そしてしのぶは、『しのぶの庭』復活という話をネタにしてお金を出させる詐欺に遭ってしまったのである。
『しのぶの庭』復活も、石上がテレビ局とコンサル契約を結んでいたという話も、すべてウソだった。お金を取られてからこのことに気づいた貝田は、そのショックから行方をくらましたのだ。しのぶの耳にはまだ届いていなかったが、みどりは警察への捜査依頼を決断する。
そして、この詐欺の噂と『しのぶの庭』復活がウソだったという話はすぐに施設内を駆け巡ることになる。
そんななか、「やすらぎの郷」を訪れた警察署長の溝口(布施博)は、石上と一緒にやってきたという小春への面会を真っ先に求める。しかし、今度はその小春が姿を消してしまう…!
小春と石上は共犯者なのか…? 疑惑が高まるに連れ、素晴らしいスピーチで参加者の心を打ったパーティーもつかの間、小春に対する過去の悪評が入居者たちの中で再燃し始める。
そうしているうちに、貝田が自殺を図ったという衝撃の一報が飛び込んできた。みどりは、これ以上隠しておくことはできないと、しのぶに真実を告げに行く。
みどりから「詐欺だった」「すべてウソだった」という話を聞いたしのぶは、ピアノを叩き、叫び、錯乱状態に…。そして、結局のところ秀次の部屋に泊まっていたことが分かった小春も、警察署に事情聴取のため連行される…。
◇◇◇
これまでさまざまな出来事が起こってきた「やすらぎの郷」だが、ついに警察も介入する事件が起きた。
はたして、この事件はどうなるのか? 及川しのぶと犬山小春の関係は? 自殺未遂した貝田は? これからの展開がますます見逃せない!
※ドラマ『やすらぎの郷』は、こちらにて無料の見逃し配信も展開中
※これまでのおさらい
第1週(第1話~5話)までの「おさらい」
第2週(第6話~10話)までの「おさらい」
第3週(第11話~15話)までの「おさらい」
第4週(第16話~20話)までの「おさらい」
第5週(第21話~25話)までの「おさらい」
第6週(第26話~30話)までの「おさらい」
第7週(第31話~35話)までの「おさらい」
第8週(第36話~40話)までの「おさらい」
第9週(第41話~45話)までの「おさらい」
◆第51話あらすじ
犬山小春(冨士眞奈美)が警察での事情聴取を終え『やすらぎの郷』に戻ってくる。及川しのぶ(有馬稲子)の精神状態は崩壊寸前。小春はしのぶに詫びながらも、詐欺事件とは無関係だと訴える。
しかし、しのぶは飲んでいた酒を小春に浴びせると、騒動を持ち込み『やすらぎの郷』での静かな暮らしを踏みにじったとして、入居者全員への謝罪を要求する!
※番組情報 帯ドラマ劇場『やすらぎの郷』
毎週月~金・午後0:30~午後0:50、テレビ朝日系24局
<再放送:【BS朝日】毎週月~金 午前7:40~午前8:00>