2030年までに、持続可能でよりよい世界を目指す国際目標「SDGs」。
テレビ朝日の番組『しあわせのたね。』 では、さまざまな課題に取り組み、暮らしを未来へ紡ぐ“はじめの一歩”を実践する人たちを紹介している。
今回取り上げるのは、性の多様性について考えるイベントや授業を行うグループ『ミュータントウェーブ』の大嶋悠生さん。
大嶋さん:「私たちは女性から男性へと戸籍を変更し、自分らしく生きています。トランスジェンダーである私たちの経験をたくさんの人に知ってほしいと、さまざまな活動をしています」
日本女子サッカー・なでしこリーグの選手だった3人で結成した『ミュータントウェーブ』は、イベントを開催したり、ジェンダーにまつわる授業を行っている。
参加した中学3年生の生徒は、次のように授業の感想を語った。
「性の悩みを持っている人には出会ったことがなかったんですけれど、外見や偏見で決めつけるのではなく、しっかり中身を知っていくことが大事だと思いました」
◆「日本の当たり前は世界の当たり前じゃない」
大嶋さんがこの活動をはじめたきっかけは、性に対する無理解な体験だった。
大嶋さん:「(サッカー選手引退後)就職活動をしたときに性的マイノリティが理由で内定取り消しになったことが一番大きかったです。そこから世界と日本の違いを知りたくてオーストラリアに行ったときに、日本の当たり前は世界の当たり前じゃないんだなと痛感して、性的マイノリティに対するサポートをはじめたいと思いました」
人々の先入観をなくし、自分自身もアップデート。周りと楽しく成長していきたいと考えている大嶋さんが未来に叶えたい夢は?
大嶋さん:「性的マイノリティを越えていろいろな人と関わり合うことで、いろいろな人との違いを知ってもらうきっかけを作りたいなと思っています」
なお、1月20日(土)放送の『しあわせのたね。』では、放置竹林対策として若竹でメンマを作り商品化している人を紹介する。
※番組情報:『しあわせのたね。』
毎週土曜 午前9:55、テレビ朝日(※一部地域を除く)