使わなくなったグローブに第二の人生を…元高校球児の起業家が野球愛で作る「再生グローブ」

 

2030年までに、持続可能でよりよい世界を目指す国際目標「SDGs」。

テレビ朝日の番組『しあわせのたね。』 では、さまざまな課題に取り組み、くらしを未来へ紡ぐ“はじめの一歩”を実践する人たちを紹介している。

4月9日(土)の放送では、野球のグローブの再生事業を特集した。

◆野球のグローブを独自の技術で再生

「かつて野球少年だった方のグローブや思い出の詰まったグローブ、ご自宅に眠っているグローブを回収し、わたしたちの経験・技術・知識で新しいグローブに生まれ変わらせています」

そう話すのは、グローバルポーターズ株式会社代表取締役の米沢谷友広さん。

米沢谷さんの会社では使わなくなったグローブを独自の技術で作り直し、低価格のものだと市場価格の3分の1程度で提供している。

これまでに再生してきたグローブの中には、なんと約70年、3世代にまたがって引き継がれているものも!

◆「グローブにも第二の人生があります」

もともと高校球児で、社会人になってからは野球用品の販売や仕入、企画開発などに15年関わっていた米沢谷さん。

この事業をはじめたきっかけは、ここ数十年でグローブの値段が高騰し、経済的な理由で野球をあきらめる人が増えていることを知ったからだった。

野球のグローブというのは上質な革でできているので、本来であれば長く使える野球用具です。それなのにご自宅で眠っていたり、廃棄されるケースが非常に増えていると聞き、私たちの再生技術があれば生まれ変わらせることができるんじゃないかと思いました

職人技で生まれ変わったグローブを、次のプレーヤーへ――。米沢谷さんが未来に叶えたい夢は?

「グローブを手放す機会があった時にグローブにも第二の人生がありますので、それを私たちがサポートして、次のプレーヤーのみなさんに提供していくことができれば、廃棄も減って地球環境にやさしい野球界ができていくんじゃないかなと思います」

なお、『しあわせのたね。』次回4月16日(土)の放送では、ユニバーサルデザインに力を入れ、多くの車椅子ユーザーに親しまれているホテルを特集する。

 

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番組情報:『しあわせのたね。
毎週土曜 午前9:55、テレビ朝日(※一部地域を除く)

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