2月26日（水）に放送された『徹子の部屋』に、ムロツヨシが9年ぶりに出演。40年以上会っていなかった実母との再会について語った。

【映像】ムロツヨシ、4歳で生き別れた母と40年ぶりに再会「人生で初めて心から言えた言葉がありました」

「4歳の時に両親が離婚しまして、その後、父親が親権をとったんですけど、すぐに叔母の家族に引き取られて、叔母の家族、それから祖母、祖父に育ててもらいました」と、自身の複雑な生い立ちを明かしたムロ。

9年前に『徹子の部屋』に出演した際にも、実母とは一度も会っていないと話していた。しかしその後、明石家さんまの番組に出演したことがきっかけで、思いがけない展開を迎えたという。

「さんまさんと笑いながら生い立ちの話をしたところ、事務所に手紙をいただきました。『私が母親です。一度会いませんか』と書かれていて。今から何年前だろう…6、7年前になるのかな」

母からの手紙を受け取ったムロは、会うべきか、会わないべきか、大いに悩んだ。

そんななか、相談したリリー・フランキーから「会わない後悔より会う後悔」と背中を押され、会うことを決意したという。

「母はすごく喜んでくれて、謝罪の言葉をくれました。『4歳の時に離れてしまって申し訳ない』と。でも、僕にはそういう思いはなくて。本当にこういう人生でよかったと言いますか、いい選択にしなければいけない、自分が何かを生い立ちのせいにすることは一切ない人生を歩んできましたので、『謝らないでください』と伝えました」

母と再会した当時の心境について、映画やドラマとは違う感情があったと振り返ったムロ。

「感情がそこまで大きく揺れることはなく、ただ元気でいてくれてよかったなという気持ちでした。でも、自分の人生で初めて心から言えた言葉がありましたね。『産んでくれてありがとうございます』という言葉を伝えました」

その後、母からは連絡先の交換を提案されたが、ムロは育ててくれた叔母家族のことを思い、その申し出を断ったそう。

「産んでくれた母にも新しい家族がいるので、私はもう産んでくれたことに感謝して、ここからは別々の人生」とさっぱりした顔で語りながらも、「健康でいい時間が続いていることを願っていることは確かです」と生みの母への感謝をにじませていた。

そのほか番組では、22歳の頃から会っていないという父親との関係にも言及。複雑な家庭環境で育ったムロにとっての家族とは？　また、自身の結婚の可能性について語る場面も。

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※番組情報：『徹子の部屋』
毎週月曜～金曜 午後1：00～午後1：30、テレビ朝日系列