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国際パラ会長が「心を動かされた」と絶賛。脳腫瘍と闘う少女が綴った、パラ選手への思い

テニスの現役を退いてから、“応援”することを生きがいにしている松岡修造。

現在は2020年に開催される東京オリンピック・パラリンピックに向けて頑張る人たちを、「松岡修造の2020みんなできる宣言」と題して全国各地を駆け巡って応援している。

今回、修造が会いに行ったのは静岡市に住む小学5年生、中司杏実さん。

杏実さんは昨年、日本パラリンピック委員会が行った作文コンクールで、応募総数およそ400点の中から銅賞を受賞。

授賞式では、国際パラリンピック委員会のパーソンズ会長から「あなたはファイターだ!パラアスリートを勇気づけ、私も心を動かされた!」と絶賛された。

©テレビ朝日

杏実さんの作文冒頭は、誕生日の話から始まる。

「『お誕生日おめでとう。かんぱい。』今日は私の10回目の誕生日。家族とケーキを食べながら、当たり前かもしれないけれど、無事にお誕生日を迎えることができたことに感謝しています。なぜなら、去年の誕生日は病院で迎えたからです」(※杏実さんの作文より引用)

©テレビ朝日

実は杏実さんは、これまでに2回、脳腫瘍の手術を受けている。特に小学校に入学してからの2回目の手術は、杏実さんにとって、とてもショックな出来事だった。
「(2回目の手術は)またか…みたいな。また1回目の時みたいになるのかなって。点滴とかすごく刺さっていて、ものすごく痛かったんで、それが嫌でした」(杏実さん)

©テレビ朝日

母・里香さんも、そんな杏実さんを案じていたという。

「5歳の時には本人は分かっていなかったですが、再発の時は理解していました。手術をするたびに、失うものもあると聞いていて、今後どうしようと思っていました」(里香さん)

杏実さんの脳腫瘍は、成長ホルモンを分泌する部分の近くにあり、手術による後遺症のリスクも大きいものだった。

◆杏実さんを救ったパラリンピアンの存在

しかし、不安が大きく募る中で、杏実さんの心に一筋の光が差した。

「怖くてたまらなかったけれど、そんな私を遠くから支えてくれた方がいました。それが、母のいとこの佳南子選手です。杏実ちゃん、絶対病気に勝つという強い意志があればきっと乗り越えられると励ましてくれました。(一部、省略)中学2年の時、原因不明の病におかされ、両足まひ。厳しい現実を受け入れられず、もがき苦しんだことを聞きました」(※杏実さんの作文より引用)

佳南子選手とは、車いすテニスの堂森佳南子選手のことで、諦めない強い意志でパラリンピック3大会連続出場を果たしたアスリートだ。いとこである母から杏実さんのことを聞き、メッセージを送ってくれたのだった。

©テレビ朝日

 

杏実さんは、病室にはクラスの友達の寄せ書きとともに、堂森選手の写真を飾っていたという。手術室の前には「佳南子さん、頑張ってきます」と写真に向かって言って、手術室に向かった。

こうして10時間に及ぶ手術を乗り越えた杏実さんは、現在も毎日の薬と注射が欠かせない中、この思いを誰かに伝えたいと作文にした。

「表現できることが好きです。科目でいうと今、図工が好きなんですけど、図工はものすごく自分のことを絵で表現できて好きです」

作文の中での一番のお気に入りは、この文章だという。

「2020。病気が再発することなく、私も元気で東京パラリンピックを応援したいです。『がんばれ!堂森佳南子選手!がんばれ!パラリンピアン!苦労したからこそ人に与える感動は大きいよ!そして、がんばれ!私!強い意志で困難を乗り越えよう』やるぞ!」(※杏実さんの作文より引用)

杏実さんの思いが詰まった作文は、国際パラリンピック委員会のパーソンズ会長の心を打ち、大会のチケットをプレゼントしてくれることになった。

©テレビ朝日

中司杏実さんのできる宣言は「がんばれみんな、がんばれ私。強い意志で元気に東京パラリンピックを応援したい!」。修造は杏実さんと一緒に、「やるぞー!」と大きな声をあげ、エールを送った。

※番組情報:『TOKYO応援宣言
毎週日曜あさ『サンデーLIVE!!』(午前5:50~)内で放送、「松岡修造の2020みんなできる宣言」も好評放送中、テレビ朝日系

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