『捜査一課長』SPで、内藤剛志と“立場逆転”!『科捜研の女』出演中の石井一彰、警察官僚役で登場
ヒラ刑事から這い上がってきた“叩き上げ”の捜査一課長・大岩純一(内藤剛志)と捜査員たちの熱いドラマを描く『警視庁・捜査一課長』。
10月13日(日)に、同作の最新スペシャルが放送される。
最新スペシャルでは、観光ツアー会社のバスガイドが添乗中に殺害される事件が発生。なんと、都内を走る観光バスの乗客乗務員、計444人が容疑者という前代未聞の事態が起こる。
今回、大岩の右腕としてこの難事件の捜査に当たるのは、青山署の刑事課長・須村順子(乙葉)。順子は思いやりの心=“おもてなし”の精神で人々を救おうと刑事になった人物。
一方、捜査線上に浮かんだのは、接客コンテストのチャンピオンに君臨する“おもてなし名人”のバスガイド(雛形あきこ)。はたして、“おもてなしの達人刑事”は、“おもてなしチャンピオン”の疑惑にどう迫っていくのか。
東京全域を舞台に、大岩、そして順子らの懸命な捜査が進んでいく。
また本作では、2020年3月までの通年放送に挑んでいる『テレビ朝日開局60周年記念 木曜ミステリー 科捜研の女』で、蒲原勇樹刑事を演じている人気若手俳優・石井一彰がゲスト出演するのも大きなみどころ。
石井は『科捜研の女』では、内藤演じる土門薫刑事の部下を演じているが、本作では警察庁長官の御曹司で超エリート官僚の白馬應治(はくばおうじ)として登場。
まさに『科捜研の女』とはポジション逆転、一課長よりも立場が上の若き警察官僚を熱演する。
◆内藤剛志 コメント
――最新スペシャルのみどころを教えてください!
今回のスペシャルではバスガイド殺害事件の謎解きがメインに描かれていきますが、お伝えしたいのは日本人のよさ、“おもてなし”の心の大切さです。
おもてなしという言葉の語源は、“表裏がない心”から、という説があるそうですが、つまりは相手の気持ちを思いやること。その対極にあるのが、犯罪ではないでしょうか。
悪意を持った人物が、おもてなしの心、つまり相手のやさしさを逆手に取ると人間関係が壊れ、そこに犯罪が生まれてしまうのではないかなと思うんです。
2020年の東京オリンピックまであと1年を切りましたが、日本人は昔からやさしさを持って旅人に接していたと思うんです。自分たちのいいところってなかなか評価しにくいものですが、“日本っていい国だよね”と、自分たちのよさを再確認するのも大事だと思う。
この『警視庁・捜査一課長』はミステリーではありますが、そういう日本のよさを伝えるドラマでもありたいと思っています。
――『科捜研の女』の部下役・石井一彰さんと『警視庁・捜査一課長』で共演を果たした感想は?
よく「立場が逆転した役柄を演じるのはやりにくいでしょう?」と聞かれますが、役者ですからそんなことはまったくありません。それは、たぶん石井くんも同じ! 視聴者のみなさんには、僕らの共演を大いに楽しんでいただきたいですけどね(笑)。
石井くんとはよくラインのやりとりをするのですが、今回のゲスト出演が決定したとき、「お邪魔させていただきます」という連絡が来ました。「違う作品の現場に行くのは緊張します」とも書かれていましたが、僕は「好きなようにやっていいから、楽しもう!」と返信しました。
撮影当日は、超エリート役らしく、『科捜研の女』のときとはまったく違う、シュッとした感じで現れましたし、けっこうアドリブも飛び出していました。
僕も今回は、石井くん演じる白馬に対して、完全に敬語(笑)。そうやって、“上下感”を醸し出したつもりです。
でも、こういう“逆転”が面白くなるのも、石井くんが『科捜研の女』のなかでちゃんと存在感を放っているからこそ。それはやっぱり彼の努力に尽きるんじゃないかな。もう彼も“捜査一課長ファミリー”に入ったということで、また白馬として登場してくれたら面白いね。
※番組情報:『警視庁・捜査一課長 スペシャル』
2019年10月13日(日)午後9:00~午後11:05、テレビ朝日系24局