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田村正和が惚れ込んだ主演作、7年ぶりに特別版でよみがえる「大変充実した撮影でした」

平成のドラマ史を華々しく彩った珠玉のドラマスペシャル4本を厳選し、新たに編集した“特別版”を放送する『テレビ朝日開局60周年 夏の傑作選』。

©テレビ朝日

8月18日(日)放送の第3夜には、“父と娘”という新視点を加えて2012年にドラマ化した松本清張後期の傑作『十万分の一の偶然』が登場する。

◆田村正和が“父の執念”を熱演!

主演・田村正和が演じるのは、“十万分の一の偶然”と評されるシャッターチャンスで撮られた1枚の報道写真から、愛する娘の命を奪った交通事故の発生経緯に疑念を抱く山内正平。

田村が体現する“父の執念”、その慈愛に満ちた魂が真相をあぶり出していく過程は圧巻であり、重厚な社会派ミステリーとしても、繊細な人間ドラマとしても見応えのある一作となっている。

田村を筆頭に、中谷美紀、高嶋政伸、内山理名、小泉孝太郎、岸本加世子(友情出演)、若村麻由美、松下由樹、内藤剛志、伊東四朗ら豪華実力派キャストが集結し、微に入り細をうがつ演技と演出で綿密に作り上げられた本作。

最初に放送されてから7年、令和元年という新たな時代に特別版としてよみがえる。

◆「徹底した人物描写と物語の構成に面白さを感じました」

『十万分の一の偶然』は、田村がその類まれなる作品性に強く惹かれ、主演連続ドラマ『告発~国選弁護人』(2011年1~3月)以来、実に1年9カ月ぶりにテレビドラマへの出演を快諾した作品だ。

「この作品は単なる刑事的な謎解きのドラマではなく、亡くなった娘の供養になると信じて“真相”を突き止めていく“父親の執念“、心理のプロセスが最初から最後まで丁寧に描かれた“人間ドラマ”です。出演オファーを頂いた当時、その徹底した人物描写と物語の構成に面白さを感じました。藤田朋二監督をはじめ信頼するスタッフに囲まれて、大変充実した撮影でした」

と、田村が撮影当時に熱く語っていた『十万分の一の偶然』。日本が誇る名優の心をつかんだ、まさにスペシャルなドラマを堪能したい。

※番組情報:日曜プライム
テレビ朝日開局60周年 夏の傑作選 松本清張生誕110周年記念『十万分の一の偶然』

2019年8月18日(日)午後9:00~11:05放送、テレビ朝日系24局