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斎藤ちはるアナ、茶摘み体験!茶畑で「早乙女」の衣装をまとう

いま知っておきたい話題や気になるニュースをお届けする朝の情報番組『モーニングショー』では、月~金の日替わりコーナーが放送されています。水曜日は斎藤ちはるアナウンサーが、伝統を守り、次の世代へ引き継ぐべく奮闘する女性から人生を素敵に過ごす秘訣などに密着す名物コーナー「継ぐ女神」をお届け。

6月26(水)の放送では、鳥取県米子市で218年続く「長田茶店(ながたちゃみせ)」7代目・長田碧さん(29)にお話を伺いました。

 

◆鳥取で218年続く老舗茶舗

「大山みどり 煎茶」864円(税込み)

長田茶店は茶葉から茶道具まで揃えるお茶の専門店。この時期は名峰「大山」の麓にある茶畑で茶摘みも行っています。標高が高く、新茶の収穫時期が他の産地より遅いのです。お茶は香りとコクの深さが特徴。山の厳しい冬を乗り越えることで葉が強くなり、格別の味わいとなるのだとか。

そんなお茶を召し上がったのが、植樹祭で鳥取を訪れた上皇さまと美智子さまでした。なんと、そのお茶、碧さんの夫・吉太郎さん(39)が点てたんだそうです。

◆蒸し方でお茶の味が決まる!

「早乙女」の衣装をまとい、茶摘みを体験した斎藤アナ。摘み取った茶葉は、加工場で蒸すことに。「ここが命。蒸し方で最後のお茶の味がガラッと変わる」と吉太郎さん。しっかり蒸すことで茶葉の細胞を壊し、お茶のコクと甘みを引き出すのだそうです。

次いで茶葉を揉んでいきます。4つの機械を使い分け、「揉んで揉んで」、さらに味を引き出し、茶葉へと整えていきます。
最後に火を入れ、形を選別すれば大山のお茶が完成です。

◆人気漫画とのコラボを発案

「抹茶ろ~る はたらく細胞コラボパッケージ」2808円(税込み)

碧さんは東京育ち。田舎暮らし体験に応募し、半年間のつもりでやってきた米子で吉太郎さんに出会いました。猛烈なアタックを受け、結婚したそうです。しかし嫁いだ老舗は「急須を使う家も、自分でお茶をいれる飲む機会も減っています」。厳しい状況でした。なんとかしなければと、吉太郎さんは、一年の半分以上をかけて全国各地を回り、営業していたといいます。

碧さんも、何か力になりたいと考えていたとき目にとまったのが、店で販売していた抹茶のロールケーキでした。味はおいしいものの、どこの店にもありそうで特徴がなかったといいます。そこで考えたのが、『はたらく細胞』という大好きな人気漫画とのコラボレーションでした。碧さんは原作の出版社に手紙を送ります。「普段お茶に関心がない若い人たちにも目を向けてほしい」という思いを込めて

企画は見事に採用され、パッケージなどでのコラボによって「昨対で200%」という驚異の売れ行きを記録するまでに。吉太郎さんも「この調子でやっていってもらえると助かります」と期待しています。

◆「無理だと思ってもトライしてみよう」

他店と差別化ができないかと始めた人気漫画とのコラボ。ラブレターのように思いを一生懸命綴って出版社に送ったそうです。
碧さんは「無理だと思ってもトライしてみよう」といいます。このコラボレーションも何もしなかったら実現していませんでした。「どんなにハードルが高くても、やってみないと結果はわかりませんよ」。そんな言葉も残してくれました。

※長田茶店(ながたちゃみせ)本店
住所/鳥取県米子市岩倉町76
TEL/0859-22-7602
FAX/0859-34-4111
営業時間/9:00~18:00
定休日/水曜日