西田敏行、新ドラマ『サイン』で“敵”だった大森南朋と共演「あんな優しい顔は初めて」
遺体の声なき声に耳を傾け続ける法医学者たちが、不都合な“事実”を隠ぺいする権力社会に立ち向かっていくドラマ『サイン―法医学者 柚木貴志の事件―』が、7月よりスタートする。
原作は韓国の大ヒットドラマ『サイン』(2011年)。
主演・大森南朋をはじめ、松雪泰子、仲村トオル、飯豊まりえ、高杉真宙が出演する本作に、日本屈指の名優・西田敏行が特別出演することが決定した。
◆西田敏行、天才法医学者を熱演
西田は、ドラマの舞台となる架空の国家機関「日本法医学研究院」の院長・兵藤邦昭を演じる。
『サイン』と同じく木曜ドラマ枠で誕生したメガヒット・シリーズ『ドクターX~外科医・大門未知子~』では長年、筋金入りの権力欲を原動力に、何度失脚しようとも大学病院院長の座に返り咲く蛭間重勝を演じてきた西田。
そんな彼が今回は『ドクターX』と真逆の役に扮することに。
『アウトレイジ 最終章』(2017年)など、過去に幾度となく共演した大森が演じる主人公・柚木貴志の恩人かつ育ての親であり、“日本法医学界の良心”ともいうべき崇高な志と優しい心を持つ人物に、清廉な命を吹き込む。
◆大森との共演に満悦至極!「あんなに優しい顔は初めて」
西田は今回の役どころについて「兵藤は法医学者として真摯に、死者のご遺体の声なき声に耳を傾ける男。私もその志を心に秘めて、最後までまい進したいと思います」と意欲を見せた。
それと同時に、信頼する大森との共演についても「あんなに優しい顔の大森南朋を見たのは初めてです。以前共演したときは、劇中で私のことをマシンガンで撃とうとしましたからね(笑)。そういった意味でも、穏やかな気持ちで撮影に臨めて幸せでしたし、大変気持ちよく撮影初日を迎えることができました」と感無量のようす。
一方、大森も「以前共演させていただいた作品では敵対した役柄で、あまり目が合うお芝居がなかったのですが、今回は師弟関係ということで、がっつり憧れの西田敏行さんに受け止めていただいております。最高にうれしい日々です。また、撮影合間には他愛のない話を西田さんとさせていただいている…それが幸せです」と、敬愛する大先輩・西田との共演を心底喜んだ。
◆木下ほうか・利重剛らベテラン勢、森川葵ら若手も出演
西田とともに、今回発表されたキャスト陣は実に個性派ぞろい。
かつてイヤミな役でブレイクした木下ほうかが、権力の手先となる“悪の化身”のような議員秘書・佐々岡充役で本領を発揮。さらに、名バイプレーヤー・利重剛が、人間味あふれる捜査一課長・下山益男役を演じる。
また、謎の女・島崎楓役で、20代きっての演技派・森川葵が出演。全話をかけてその正体がじわじわと明かされていく“キーパーソン”を、どこまでもミステリアスに演じ、物語をかき乱していく。
第1話で起こる国民的歌手の死亡事件において大きな鍵を握る第一発見者・宮島清花役には、『動物戦隊ジュウオウジャー』(2016~2017年)や『賭ケグルイ』シリーズ(2018年、2019年)で注目を集めた旬の女優・柳美稀が抜擢。
また、国民的歌手・北見永士役には、横山涼をキャスティング。『快盗戦隊ルパンレンジャーVS警察戦隊パトレンジャー』(2018~2019年)で陽川咲也/パトレン2号(声)を演じ、一躍“子どもたちのヒーロー”となった横山が、今回は歌やダンスに励み、さらに幅広い層の人々を夢中にさせる。
また、柚木らが所属する「日本法医学研究院」の愉快なメンバーとして、佐津川愛美・小久保寿人・吉田ウーロン太、さらに怪しい動きを見せる国立大学の法医学准教授役で淵上泰史、国民的歌手の所属事務所社長役で猪野学も登場。
全キャスト陣が効かせる絶妙な芝居スパイス、それらが融合したときに生まれる唯一無二の世界観に期待したい。
※番組情報:7月クール木曜ドラマ『サイン―法医学者 柚木貴志の事件―』
2019年7月11日(木)スタート!【毎週木曜】午後9:00~午後9:54放送、テレビ朝日系24局