お祭りで、彼氏に引きずりまわされた…今井華が明かす、ギャル時代の“黒歴史”
過去に大きな失敗をやらかした“しくじり先生”たちが、自らのしくじった経験をさらけ出す『しくじり先生 俺みたいになるな!!』。
復活第7回目となる5月13日(月)の放送では、かつて“バイブスギャル”としてバラエティー番組に引っ張りだこだった今井華が登壇。“バイブスバイブス言ってたらバイブスが激下がりしちゃった先生”として授業を行った。
今井華は、埼玉県秩父郡長瀞町出身。中学3年の夏休みに髪を染め、“秩父郡唯一のギャル”に転身。その後、伝説のギャル雑誌『egg』でモデルデビューし、あっという間にギャル界のカリスマに。
2013年、恋愛リアリティー番組『テラスハウス』に出演して一気に知名度を上げてからは、バラエティー番組にも進出して大ブレーク。“気分”や“雰囲気”を意味する「バイブス」という言葉を流行らせ、2013年ギャル流行語大賞1位を獲得し、たいへんな注目を集めることになった。
自分をギャル界の頂点に引き上げてくれた「バイブス」――しかし今ではこの言葉が死ぬほど嫌いだと今井は打ち明け、生徒たちを驚かせた。
さらに、あるときから「バイブス」という言葉を聞くだけで、身体が拒絶反応を起こす“バイブス恐怖症”にかかってしまったとも告白。その結果、テレビの仕事も嫌になり、2014年には97本あった出演数も、昨年にはたった3本に激減したという。
今回の授業で今井は、自ら流行らせた「バイブス」を忌み嫌うようになってしまった理由を明かした。
◆「バイブス」のルーツから終わりまでを全披露
“普通じゃない自分”をアピールしたいがため、外見を派手にして目立とうとした結果、自らのバイブスが激下がりする大きなしくじりをやらかしてしまったという今井は、自らの“黒歴史”を振り返りながらティーンエイジャーが陥りがちな3大しくじりを指摘。ともすると黒歴史になってしまう、恥ずかしくも危ういしくじりを徹底的に解説してくれた。
まず、あげられたのは「内面は何も変えずに見た目で個性を出そうとする」こと。金髪、ピアス、違反制服…その手の目立つ恰好は、“自分には個性なんてありません”というアピールだと一刀両断。
そして2つ目は「高校イチのワルと付き合う」こと。
ギャルデビューした当時、今井先生がいちばん嫌いだった言葉は、ずばり“普通”だ。そんな「普通がイヤだ人間」の今井が付き合っていた彼がやらかした行動は、校内で警察を巻き込むレベルの喧嘩や、祭りで恋人の今井を引きずり回すなど、とんでもないエピソードばかり。
その彼に対して「普通じゃない、最高!」という思考に陥っていた今井は、自らも入学式や卒業式で、突飛な服装や奇行により“かましまくった”過去を告白。それこそが3つ目の「ルールや規則を破って目立とうとする」という、しくじりだった。
高校を卒業して東京進出を果たし、読者モデルになった今井は、デビューからたった3ヶ月で『egg』の表紙を飾るという見事なスタートダッシュを切る。
当時、プライベートでは渋谷のクラブに入りびたり。毎日3軒をはしごして、週7×3軒=「週21」という、すさまじい頻度で遊んでいたそう。
そんなある日、ジャマイカ帰りの友だちが突然「バイブス」と言い出し、今井は「普通じゃないじゃん、その言葉!」と食いつき、友だちの言葉をさらっとパクって連呼するようになったのが「バイブス」の始まりだったという。
ちょうどその頃、今井に『テラスハウス』のオーディション話が舞い込むが、クラブで遊ぶのが楽しすぎて、実はイヤで仕方がなかったという。しかしオーディションは順調(?!)に最終選考まで進み合格する。
そんな今井が足を踏み入れた芸能界は、普通じゃない“超個性怪獣”だらけ!
自分の唯一の武器・バイブスに限界を感じ、この言葉を封印しようと考えたが、周りがそれを許してくれない。
今井は、どんな場面でもバイブスを求められ、ついにはバイブスという言葉がトラウマに…。テレビで思うような結果を出せず、「私って芸能界では超普通じゃん」と痛感させられた。
そこで普通の大切さに気付いた今井は、芸能界の仕事を避けるようにして、唯一、自分が普通でいられる実家へと戻る。
里帰りを経て、他人に注目されることばかり考えてきた今井は、“自分の心に目を向けることが大切”だと実感。授業の終盤では、自分のような黒歴史を若者たちに作らせないために「あせるな! いきるな! 誰一人同じ人間なんていない! あなたが生きてるだけで個性!」という熱い言葉をおくり、さらに「個性は経験から生まれる。他人と比べず、自分を大切に!」とまとめ、授業は幕を閉じた。
なお、地上波放送直後の深夜0:50からお送りしている『Abemaビデオ』では、今井華の授業の完全版を配信している。
※番組情報:『しくじり先生 俺みたいになるな!!』
毎週月曜日 深夜0:20~深夜0:50、テレビ朝日
※AbemaTVの完全版は、毎週月曜深夜0:50から「Abemaビデオ」