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全米のファンが熱狂!新日本プロレスが遂にマディソン・スクエア・ガーデンへ

プロレスの本場アメリカで、目の肥えたファンたちが新日本プロレスに熱狂している。

現地時間4月6日(土)夜、日本時間4月7日(日)あさ7時30分から、世界的なエンターテインメントの殿堂であり“格闘技の聖地”と呼ばれるあの「マディソン・スクエア・ガーデン」で日本のプロレス団体として初めて大会を開催。

翌日にはニュージャージーで世界最大のプロレス団体・WWEの年間最大イベント「レッスルマニア」開催が控えており、世界中のプロレスファンの熱視線がアメリカに注がれるこのウィークエンド、新日本プロレスはどれだけのインパクトを与えるられるのか。

マディソン・スクエア・ガーデンは、ニューヨーク市マンハッタンに1874年に誕生。幾度かの移転を経て、1968年以降は現在の場所、ペンシルベニア駅前にそびえる。左には、エンパイア・ステート・ビルを望むことができる。

マリリン・モンロー、ビリー・ジョエル、QUEENら有名アーティストたちのコンサートが開かれ、ミュージシャンたちが憧れる舞台。スポーツでは、NBA(プロバスケットボール)のニューヨーク・ニックス、NHL(プロアイスホッケー)ニューヨーク・レンジャース、NLL(屋内プロラクロス)ニューヨーク・タイタンズの本拠地であり、ボクシングやプロレスなどの格闘技でもビッグマッチが開催されてきた。

日本人としてジャイアント馬場、アントニオ猪木、藤波辰爾らがマディソン・スクエア・ガーデンのリングに上がっているが、日本のプロレス団体が大会を主催するのは史上初めてのことである。

今大会はインターネット配信サービス「新日本プロレスワールド」で全世界に生配信されるが、約10万人の会員のうち、アメリカを中心とした外国人の割合が半数近くにのぼる。プロレスの本場アメリカで長年継承されてきたそのプロレススタイルや選手たちの個性が“ウケている”証と言える。2017年7月から本格的にアメリカで大会を開催してきた新日本プロレスの人気が、わずか1年半ほどで聖地での大会開催を実現させた形だ。

大会に先駆けて現地時間4日(木)、ニューヨーク市ブルックリンに新しくできたJapanVillegeでファンイベントが開催された。キャリア35年、世界的なレジェンドとしての地位を確立している獣神サンダー・ライガーは、今大会を「歴史的な出来事」だと話す。先日、来年1月東京ドーム大会で引退することを表明したライガーが、念願だった憧れの舞台に立つ。

「コンディションはばっちりで来ているので、勝ちに行く!」

駆け付けたアメリカのファンたちは、贔屓の選手たちを前に興奮を隠せない様子だった。

この日はオープニングセレモニーでライガーが会場を盛り上げると、矢野通がウィットに富んだトークでファンを喜ばせる。

そして日本でも大人気のロス・インゴベルナブレス・デ・ハポンのリーダー内藤哲也と“漆黒のデスマスク”覆面レスラーのBUSHIが登場するとボルテージは最高潮に! 女性や子供たちも食い入るようにみつめていたのが印象的だった。

 

会場内で販売されていたグッズを購入し自慢げに見せてくれるファンたち。中でもひときわ満足げな表情を浮かべていた男性は、なんと2000ドル(約22万円)するIWGPのレプリカベルトを購入!「すべての選手が気に入っているよ!マディソンでの大会が楽しみ」と話してくれた。

 

イベントの最後には、“100年に一人の逸材”棚橋弘至が登場して締めくくった。現地時間5日には、大会を行うマディソン・スクエア・ガーデンで記者会見やタイトルマッチの調印式、ファンと触れ合うMeet&Greetも開催されている。

※配信・放送情報
・インターネット配信サービス「新日本プロレスワールド
日本時間4月7日(日)あさ7:30~ 全世界生配信(第0試合より)

CSテレ朝チャンネル2
日本時間4月7日(日)あさ8:30~生中継(第1試合より)

・全国13の映画館で「ライブビューイング」実施