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「1回でOKが出たら奇跡」―岡田将生、吉田大八監督の粘る演出を楽しむ

“理想の夫婦”を描かせたらナンバーワンといわれる売れっ子脚本家が、23年間連れ添った妻から離婚を切り出される。――2019年4月、そんな“想定外”な設定から始まるドラマスペシャル『離婚なふたり』が2週連続で放送される。

主人公の脚本家・野田隆介を演じるのはリリー・フランキー。その妻・今日子を小林聡美、そして、今日子から依頼された離婚問題に強いやり手弁護士・堂島正義を岡田将生が演じる。

©テレビ朝日

本作で脚本を務めるのは、数々の大ヒットバラエティーを生み出してきた放送作家であり、近年は小説家としての評価も高い樋口卓治氏。

そしてメガホンを取るのは、2013年の『桐島、部活やめるってよ』で第36回日本アカデミー賞最優秀監督賞・最優秀作品賞などに輝いた吉田大八氏だ。その後も『紙の月』(2014年)、『美しい星』(2017年)、『羊の木』(2018年)などの話題作を次々と世に送り出した監督にとって、本作がドラマスペシャル初演出となる。

なお、吉田監督と主演のリリー・フランキーは、『美しい星』でタッグを組んだ間柄となっている。

◆小林聡美、岡田将生ら実力派キャストも!

また、離婚を決意した妻・今日子を演じるのは、数々の作品で独特の存在感を発揮し、吉田監督作品『紙の月』で日本アカデミー優秀助演女優賞やキネマ旬報助演女優賞を受賞した小林聡美。リリー・フランキーとは本作で初共演を果たす。

さらに映画、ドラマ、舞台と多彩なフィールドを自在に駆け抜ける若手俳優・岡田将生が、夫婦を離婚へと導く弁護士役で吉田演出に挑む。

以下、小林と岡田のコメントを紹介していこう。(※リリー・フランキーのコメント記事はこちら

◆小林聡美(野田今日子・役)コメント

――吉田大八監督の印象は?
「吉田監督とは2作目ですが、まずは吉田監督がテレビドラマを撮ることに驚きました。撮影に入ってからは、『OKかな』と思っても何回も何回もやらされるところに、“ああ、こんな感じだったなぁ”と思いだしました。監督はとても粘るんです(笑)」

――リリー・フランキーさん、岡田将生さんと共演した感想は?
「リリーさんはもっと先輩だと思っていたら、2歳しか違わなくて…この感覚はなんなのでしょうね(笑)。ダメダメな夫なので、もっとバカバカしい夫婦のやりとりがあるかなと思っていたら、考えていたよりシリアス路線で、ピリピリした感じで演じました。でも撮影自体はとても楽しくて、リリーさんが織り込む“小ネタ”を見て、『またやっているな』と思っていました(笑)。

岡田さんは専門用語満載のセリフばかりで、本当に大変だったと思います。私にはあんなセリフ、言えないですから…! すごく落ち着いていて安定感ハンパないのに、まだ20代と聞いてビックリしちゃいました」

◆岡田将生(堂島正義・役)コメント

――吉田大八監督の印象は?
「吉田大八監督とはいつかお仕事をしたいと思っていたので、ご一緒する機会を与えていただき、うれしかったです。先輩から『1回でOKは出ない』『1回でOKが出たら奇跡』と聞いていたので緊張はしましたが、監督の演出が楽しくて、とても濃い毎日でした。

リリーさん演じる隆介さんを追い込むシーンでは、ビックリする演出がありました。僕はてっきり座っているものと思っていたのですが、立って待っていると言われて…。立っていること自体、まったく想像していなかったので、驚きました。

リリーさん、小林さんが演じられた2人も、ものすごく独特なご夫婦だったのですが、僕が演じる堂島も変なヤツだなと、そのとき思いました(笑)」

――リリー・フランキーさん、小林聡美さんと共演した感想は?
「お二人とお芝居ができて本当に楽しかったです。お二方のお芝居にそれぞれ違う空気感を感じられたのがうれしく、一緒の空間でこの夫婦を見ることができてよかったなと感じています」

※番組情報:ドラマスペシャル『離婚なふたり』
2019年4月、2週連続放送、金曜夜11:15~深夜0:15、テレビ朝日系24局(※一部地域を除く)

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