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森保ジャパン次戦・オマーン代表監督は“日本負けなし”「日本サッカーは好き。だが弱点もある」

1月9日に日本代表の初戦が行われた「サッカーAFCアジアカップ2019」。各グループで初戦は強豪国が次々と苦しめられる展開が続くなか、日本代表も厳しい戦いを強いられた。

初戦の相手は、FIFAランク127位(日本は50位)である格下のトルクメニスタン。しかし日本は、前半に強烈なミドルシュートで先制を許し、0‐1で後半を迎える展開に。

後半、大迫勇也、堂安律らのゴールで3点を奪い、逆転勝利を収めたが、最終的な結果は3‐2と“薄氷の勝利”とも報じられる一戦目となった。

今日1月13日に行われる第2戦の相手は、FIFAランク82位のオマーン。

日本にとっては格下の相手だが、初戦でウズベキスタンに敗れているオマーンは、背水の陣、絶対に負けられない戦いとして挑んでくるため、アジアカップならではの激しい戦いが繰り広げられそうだ。

◆日本を知り尽くしたオマーン代表監督

日本とオマーンはこれまで国際Aマッチで11回戦っており、戦績は日本の8勝3分。

一度も負けたことはないが、8勝の内6勝は1点差での辛勝というデータが残っており、警戒すべき相手だ。

そして、今回は日本にとって“厄介な”存在がいる。それは、オマーン代表のピム・ファーベーク監督だ。

©テレビ朝日

ファーベーク監督は、大宮、京都とJリーグのクラブで監督を歴任。さらには、韓国代表とオーストラリア代表を率いて日本と対戦した経験もある人物なのだ。

韓国代表では、2007年のアジアカップ・3位決定戦でPK戦の末にオシムジャパンに勝利し、オーストラリア代表でも、W杯南アフリカ大会のアジア予選で岡田ジャパンに1勝1分。

日本サッカーに造詣が深いうえ、代表戦では日本に対して負けなしの成績を収めている。

また、ファーベーク監督は、2017年に行われたペルシア湾岸諸国の代表による国際大会・ガルフカップでオマーン代表を優勝に導いており、国民的な人気を得ている。

国民の期待と応援を背に、日本戦は緻密に勝利を目指してくるだろう。

◆「とても面白い、タフな試合になるだろう」

11日のインタビューでファーベーク監督は、日本サッカーの良さは「サッカーをしようとするところだ」と話した。

「日本は、ボールをピッチでキープするコンビネーションプレーによって、フィジカルな(当たりの強い)試合よりもサッカーらしい試合をする。そこが気に入っている」と言う。

その後も、ファーベーク監督は何度も日本サッカーに敬意を表したが、「弱点」も把握しているようだ。

「もちろん言わないけど、弱点はある。だからスペースを見つけて、日本の弱点を見つけて、全力を尽くして試合に勝たないといけない」(ファーベーク監督)

さらに、日本戦については「とても面白い、タフな試合になるだろう」と不敵に話した。

オマーン代表史上最多167試合に出場しているキャプテンのアルマハイリも「これまでも日本とはいい試合をしてきたから、しっかりチャンスを生かせれば勝てるだろう。選手全員が日本戦には全力を尽くそうと強く思っているし、結果はついてくるだろう」と自信を口にしている。

©テレビ朝日

日本代表は、“日本を知り尽くした男”が率いるオマーン代表に対して、どのような戦いを挑むのか。決勝トーナメント進出がかかる大一番に注目したい。

※グループリーグ放送情報:「テレビ朝日開局60周年記念 AFCアジアカップ2019」
・対オマーン戦 1月13日(日)よる10時10分~
・対ウズベキスタン戦 1月17日(木)よる10時20分~
テレビ朝日系列、地上波にて生中継