『時効警察』が12年ぶり復活!!“高齢化したスタッフ”でより面白い作品に
2006年1月クールの金曜ナイトドラマ枠に登場し、翌年4月クールにはパート2も放送された人気コメディーミステリー『時効警察』。
そんな同作が2019年、12年ぶりに連続ドラマとして復活を果たすことが決定した。
“時効成立事件”という特異なものにスポットを当てたシュールな小ネタ満載の“脱力系コメディーミステリー”として大きな話題を呼び、「第23回ATP賞テレビグランプリ2006ドラマ部門最優秀賞」にも輝いた『時効警察』。
2010年4月、殺人事件の時効は廃止されたが、それ以前に時効が成立した事件は山ほど残っている。
『時効警察2019』は、そんな“逃げ切った犯人VS時効事件を趣味で捜査する男・霧山(オダギリ ジョー)”のドラマ。殺人事件の時効が廃止された今だからこそ、霧山が“単なる趣味”として未解決事件に挑んでいく。
◆FBIから帰ってきた霧山、再び時効管理課へ
2019年の新シリーズは、霧山が出向していたアメリカのFBIから12年ぶりに帰国、再び総武署の“時効管理課”に戻ってきたところからはじまる。
“時効管理課”の主な仕事は、時効になった事件の資料を検察へと送ることとその捜査資料の管理だが、殺人など重大事件の時効が廃止され、以前よりもさらに窓際な部署になっていた。
そんな古巣に戻ってきた霧山は、時効を迎えた事件を私的に捜査するという“趣味”を再開。
霧山にとって捜査はあくまで趣味なため、対象とする事件は大小さまざま。たとえ犯人を突き止めたとしても成敗などするわけではなく、自分の推理が正しいことを確かめたい…ただそれだけなのだ。
真相を暴かれ真っ青になった犯人をあまり心配させないために、霧山は毎回犯人に1枚のカードを手渡す。それが…“誰にも言いませんよカード”。
劇中にちりばめられたサスペンス、人間ドラマ、そして笑い…。2019年、哀しいけど笑ってしまうコメディーミステリーがついに復活する。
◆オダギリ ジョー×麻生久美子、新メンバーも仲間入り
主人公・霧山修一朗を演じるのは、オダギリ ジョー。いまや日本だけでなくワールドワイドに活躍する彼が、12年ぶりの本作でそのコメディーセンスを爆発させる。
そして、時効捜査の“助手”三日月しずか役でコメディエンヌとしての才能を弾けさせた麻生久美子も登場。2019年の“時効ワールド”を縦横無尽に駆け抜ける。
さらに作品ゆかりの面々が集結するほか、新しいメンバーも仲間入り。おなじみのメンバーとどんな化学反応を起こすのか期待だ。
◆超豪華!奇才クリエイターたちが集結
『時効警察』には、メイン監督・脚本の三木聡氏に加えて、今や日本を代表する映画監督となった園子温氏、演劇界の巨匠であるケラリーノ・サンドロヴィッチ氏、劇作家・演出家・俳優として類まれな才能を発揮する岩松了氏など多数の奇才たちが参加していた。
そして今回も、三木聡氏をメイン監督に据え、新時代のクリエイターが集結。ひと癖もふた癖もある作り手たちが、新感覚のミステリードラマを生み出していく。どこか力の抜けた『時効警察』ならではの仕掛けに注目だ。
◆出演者コメント
※オダギリ ジョー(霧山修一朗 役)コメント
「12年も経過して復活する作品なんて、なかなかないと思うので、高齢化したキャスト&スタッフ手を取り合って、前作以上に面白い作品にしたいと思います」
※麻生久美子(三日月しずか 役)コメント
「(『時効警察』が12年ぶりに復活すると聞いて)まさか実現しないと思っていたので、この発表で現実になることに驚きを隠せません。
私も12年分の年齢を重ね、“三日月しずか”もより残念さが増しているであろうことに不安が募りますが、怖いもの見たさと大好きなキャラクターをまた演じられる喜びで嬉しいような恥ずかしいような複雑な気持ちでおります。
オダギリさんとは時効警察でご一緒した頃から長らくお目にかかっておりませんので、少し緊張してしまいそうです。あの頃の様に、いえ、それ以上の作品を目指して、また一緒にお芝居させて頂けることを今からとても楽しみにしております。
三木さんとオダギリジョーさんのファンの私としては『時効警察』の復活はただただ嬉しいのですが、私自身どの様に関わっていけるのか、皆さまに満足していただけるように作っていけるのか不安があります。
ですが、“三日月しずか”という私にとって大切な愛しいキャラクターを演じる喜びを大切に三木さんやオダギリさん、他のキャスト、スタッフの方々と着実に愛を持って作っていけたらと思っております」
※番組情報:『時効警察2019(仮)』
2019年放送