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尾上松也、20歳の若さで家族と一門背負う。“命を懸けた舞台”と苦悩の日々

いま一番聞きたいあの人の言葉を心の奥底から引き出すインタビュー番組『ザ・インタビュー~トップランナーの肖像~』(BS朝日)。

©BS朝日

1月5日(土)に放送される同番組には、歌舞伎俳優の尾上松也が登場。

今や多方面で活躍する33歳の歌舞伎界のプリンスが、20歳で父を亡くし家族と一門を背負って苦悩した不遇の日々から、大好きなディズニーアニメーションについてまでたっぷりと語る。

◆歌舞伎から3年間遠ざかっていたことも

歌舞伎俳優・尾上松也は、1985年1月30日に歌舞伎俳優・六代目尾上松助の息子として生まれる。初舞台は5歳のとき。父の襲名披露に合わせて、「伽羅先代萩」の鶴千代役で二代目尾上松也を名のり舞台に上がった。実はそれまで、両親は松也を歌舞伎俳優にしようとは考えていなかったという。

小学生時代は子役として舞台に出ずっぱりで、学校にもあまり通えないほど忙しかった。しかし中学に入ると、変声期もあって3年間舞台から遠ざかる。

その頃に松也が興味を持ったのが洋画。高校を卒業したらアメリカに留学して俳優学校で学ぼう、とまで考えたという。だが高校で歌舞伎の舞台に復帰し、その魅力を再認識。歌舞伎の世界で生きていくことを決めた。

歌舞伎の世界に戻った松也だったが、思うような役は与えられず、悶々とした日々を過ごしていた。そんなとき、父が他界。

当時20歳の若さで家族と一門を背負い、自らの俳優人生、進むべき道を模索したという苦悩の日々を赤裸々に明かす。

そんな悩める松也のターニングポイントとなったのは舞台だった。

2012年に上演された蜷川幸雄演出作『ボクの四谷怪談』は、人気若手俳優が多数出演する注目の舞台で、準主役級に抜擢された。ここで評価されなければ自分の俳優人生は終わりだと蜷川の指導に必死に食らいつき、この舞台に命をかけたという。

熱演が認められてオファーが次々と舞い込み、憧れていたミュージカルへの出演も叶った。

誰にも負けられないと挑んだ蜷川の舞台で、松也は今まで体験したことのない、不思議な感覚に包まれたという。それは一体、どんなものだったのか?

今回のインタビューで松也の目が最も輝いたのは、大好きなディズニーアニメーションの話題。

2017年に公開された『モアナと伝説の海』で松也は声優に挑戦し、見事な歌も披露した。ディズニーアニメーションの魅力、その作品に携われた喜びを話す少年のような松也のまなざしは必見だ。

インタビュアーの小松靖アナウンサーも松也と同じくディズニーアニメーション好きで、ミュージカル好き。2人が意気投合すると、予想外の展開が…。

そして、新春の浅草を彩る風物詩として定着している「新春浅草歌舞伎」。若手歌舞伎俳優が中心の公演で、新しい歌舞伎ファンの心をつかんでいる舞台だ。中心メンバーの松也が、その見どころも紹介する。

※番組情報:『ザ・インタビュー ~トップランナーの肖像~
2019年1月5日(土)午後6:00~午後6:55、BS朝日