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女性を強くするのは“ダメ男”―『あなたには渡さない』萩原聖人×田中哲司SP対談

萩原:「何度か同じ作品でご一緒させていただいてはいるのですが、がっつり同じシーンというのはなく…」

田中:「けど今回も、一瞬の見つめ合うシーンはあったけど、がっつりはないです。現場でもニアミス的な会い方なので“一生絡めない人”って感じ(笑)」

萩原:「ご縁があるのかないのかよく分からないくらい『今日は哲司さんとの芝居だ!』っていうのはないんですよ(笑)」

現在放送中の土曜ナイトドラマ『あなたには渡さない』で共演中の萩原聖人(47)と田中哲司(52)。役者としてのキャリアも長い2人は、共演経験は少ないものの、お互いについて「そんなに気を張らなくてもいい方」「安心感を持って一緒にできる」と話す。

©テレ朝POST/テレビ朝日

連城三紀彦の小説『隠れ菊』が原作の『あなたには渡さない』は、普通の専業主婦だった上島通子(木村佳乃)の前に、“夫の愛人”と名乗る女性・矢萩多衣(水野美紀)が現れることで始まる、濃厚な大人のラブサスペンスだ。

通子の夫・旬平(萩原聖人)や通子の幼なじみで通子に秘かに想いを寄せる笠井(田中哲司)を巻き込み、男女の愛憎劇が展開されていく。

今回2人には、それぞれの役柄への想いや撮影秘話、ラブシーンでの苦労話まで赤裸々に語ってもらった。

―まず、おふたりの役どころについてお聞きしていきます。萩原さんは2人の女性の間で揺れる寡黙な男性・上島旬平(かみしましゅんぺい)を演じられていますが、いかがですか?―

田中:「ぴったりですよね(笑)」

萩原:「実は不倫ドラマ出演の経験はあまりないんです。ドロドロな役もあまりやったことがなく」

田中:「絡みのシーン(ラブシーン)は大変だった?」

萩原:「大変、というかとにかく早く終わらせたかった。こんなに恥ずかしいことはないなと(笑)」

田中:「おれも近々あるから、それ(第1話の旬平と多衣のラブシーン)を見て、けっこう絡んでるなあとドキドキしました」

萩原:「やっぱりイヤなものなんですよ(笑)。今回は比較的サクサク進みましたが、やる前はカットが少ないといいなと思ったり…」

田中:「たまに現場に行っていきなり『前張りつけてください』って言われることもあるんです。どういうレベルであれ、『すみません、すみません』って気を遣っちゃうものなんです(笑)」

©テレビ朝日

―田中さん演じる笠井芯太郎(かさい・しんたろう)は、結婚していながらも通子に想いを寄せるという役どころですが、演じられていていかがですか?―

田中:「“夢の中で抱いた”とか、かなり恥ずかしかったり強烈なセリフもあるのですが(笑)、真面目に演じればそれはそれで面白いのかなと思ってやっています」

萩原:「心のストーカーですよね(笑)」

―あまり役には共感できないということですか?―

田中:「全然できないですね(笑)。でも最終的には、ドラマを見たときにいい感じになっていればいいかなと思っています」

◆“ダメ男”でも…「萩原さんが演じると正しく見えてくる(笑)」

©テレビ朝日

―通子(木村佳乃)も多衣(水野美紀)もそれぞれ魅力的な女性ですが、具体的にどの部分が魅力だと思いますか?―

萩原:「通子さんに関しては、通子の本当の魅力を旬平がこれから知る、というストーリーになっています。でも、男性はちょっとしたことで女性が魅力的に見えてしまうものなので、根っこの部分を掘り下げて『これがその人の魅力です』とは一概には言えないと思っています(笑)

2人に共通しているのは、強くて弱いところかな。でも多衣さんに関しては、今後とんでもない展開になります。結局、女性が強くなるきっかけは“ダメな男”だっていうことです!(笑)」

―萩原さんから見て旬平はダメな男だということですか?―

萩原:「ダメでしょ(笑)。いくら偽装離婚だと言っても(妻以外の女性と男女関係をもった)事実はあるんですからね」

田中:「でも萩原さんがやるとちょっと説得力があって、あれ?旬平が正しいのかな?という錯覚に陥るんですよね(笑)。眉間にしわを寄せて悩みながら料理しているシーンとか…」

萩原:「そうやって、上手くまやかしていければと思います(笑)」

©テレビ朝日

―撮影についての裏話などがあれば教えてください―

田中:「第1話で、セリフを噛んでいるカットが使われていて驚きました。3つぐらい撮ったのに(笑)」

萩原:「あ、あそこでしょ!あれリアルでしたよ。すごく細かい芝居をされていて、さすが哲司さんだなと思っていました(笑)」

田中:「笠井と通子が再会するシーンです。ドラマで笠井が初めて出てくるところ(笑)。でも、逆に嬉しかったですけどね」

萩原:「それを使う監督も男らしいですよね。今どきちょっとしたことでクレームがきたりしますからね。『噛んでた』とか、舞台ではすぐ言われるんですよ(笑)。それを監督が勇気を持って使ったってところに、『この作品はそういう思い切ったことをする作品だよ』ってメッセージが入っていると思います」

―最後にドラマの楽しみ方や魅力について視聴者の方にメッセージをお願いします―

萩原:「毎回トラブルやアクシデントがたくさん起こるので、4人のドロドロした部分以外でもドキドキできると思います。それをきっちり回収してお見せするので、そこを楽しんでください」

田中:「毎回、次の回がすごく見たくなる作りになっています。それがひとつではなく、いくつもあるので、それらが折り重なるのを楽しんでもらえればと思います」

<撮影:石井明和、取材・文:佐藤菜月>

※番組情報:土曜ナイトドラマ『あなたには渡さない』第3話
2018年11月24日(土)午後11:15~深夜0:05、テレビ朝日系24局

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