11月15日（木）に第5話放送される木曜ドラマ『リーガルV～元弁護士・小鳥遊翔子～』。

同ドラマの好調を支えるのが、「京極法律事務所」のメンバーたちだ。

米倉涼子演じる元弁護士・小鳥遊翔子（たかなし・しょうこ）を筆頭に、濃いキャラが勢ぞろい。その軽妙なやりとりと、いざというときに光るチームプレイが人気を集めている。

そこで今回、元ストーカーのパラリーガル・馬場雄一役の荒川良々、そして現役ホストのパラリーガル・茅野明（かやの・あきら）役の三浦翔平という2人のパラリーガルにインタビュー。

注目の京極法律事務所の舞台裏は、はたして…？

◆お互いの印象は「安心感」「対応力がすごい」

――まずは、おふたりの役どころについてお話を聞かせてください。

三浦：「僕は現役ホストでパラリーガルという役どころなんですけど、どんなキャラクターにするか監督と相談した結果、ホストのときはわりとしっかりしていて、京極法律事務所にいるときは抜けているという、そういう演じ分けを意識してやっています。普通、パラリーガルのときのがしっかりしているんじゃないかと、心の中でツッコミを入れてるんですけどね（笑）」

荒川：「僕の演じる馬場は“元ストーカー”ということで、依頼人が女性だとすぐに好きになっちゃうホレっぽい性格なんです。でも、だったら事務所に米倉さんと安達（祐実）さんという素敵な女性がいるのに、どうして2人にはホレないんだって同じく心の中でツッコミを入れています（笑）」

――荒川さんご自身は、ホレっぽいところはありますか？

荒川：「僕はないです。今までいっぱい失敗していますから…(笑)」

――京極法律事務所の撮影の雰囲気を教えてください。

荒川：「最初のうちはみんな台詞を覚えるのに必死だったんですけど、ロケが増えてきてスタジオに比べて待ち時間が多いぶん、話すことが増えました。高橋（英樹）さんが中心になって、いろいろと世間話をしています」

三浦：「どちらかというと僕らは聞き役という感じで」

荒川：「話しかけてくださったら、相づちを打って」

三浦＆荒川：「“そうですね”って」

荒川：「揃いましたね（笑）」

――息ばっちりなところが伺えますが、荒川さんと三浦さん、お互いの印象を聞かせてください。

三浦：「僕は何度か舞台で拝見していて、いつ観ても安定感があるというか、荒川さんに任せておけば絶対に間違いないという空気感があって、そこが素敵だなと思っていました。今回の現場でも、居るだけで何があっても大丈夫という安心感がありますね」

荒川：「え～。本当に～？」

三浦：「ちょっとした切り返しとか何気ない台詞の言い方を、何パターンも考えていらっしゃるので。何が飛び出すのかいつも楽しみにしています」

荒川：「三浦さんは、監督の突然の要求にも瞬時に応える対応力がすごいです。いきなり『もっとテンション上げて！』って言われたりするんですけど、そうしたらみんなの想定を上回るテンションでやってくるので、すごい人だな、と」

三浦：「勢いのいるキャラクターなので、必死です」

荒川：「大変だと思うんですよ。こういう群像劇で自分が起爆剤になるというのは」

三浦：「そこはもう“犠牲者”になるつもりでやっています（笑）」

◆どの世代が観ても楽しめる作品

――では、米倉さんとのエピソードを聞かせてください。

三浦：「米倉さんは、本当にすごい人。（演じている）小鳥遊さんってキッパリしているから、演じるうえでもスイッチを入れる必要があるのかなと思うんです。大変そうですが、あの小鳥遊さんの強さを表現できるのは、米倉さんだからこそだと思います」

荒川：「現場でも常にテンションが高いですよね。撮影が朝からあるときとか、現場がバタバタするので時間をとらせるのも悪いかと思って、なかなか僕のほうから挨拶に行くのをためらってしまうんですけど、そうしたら米倉さんのほうから『おはようございます！』って挨拶をしてくださって、本当に元気な方だと思いました」

三浦：「米倉さんがいるだけで、自然と現場が“さあやるぞ！”っていう空気になりますよね」

荒川：「撮影中も、お昼ご飯を食べた後とか僕なんてどうしても眠くなっちゃうのに（笑）、米倉さんは常に集中力を切らさない。米倉さんといると、自分のダメなところを思い知らされます（笑）」

――チームの雰囲気を一言で言うと？

三浦：「何だろう…。癖が強い、かな（笑）」

――ちなみに、いちばん癖が強いのは？

三浦：「監督です（笑）。もう、勢いがすごい。これは言葉では説明しづらいので、もうみなさんに撮影現場を見てほしいくらいです（笑）」

＜撮影：石井明和、文：横川良明＞

※番組情報：『リーガルV～元弁護士・小鳥遊翔子～』第5話
2018年11月15日（木）午後9：00～午後9：54放送、テレビ朝日系24局