離婚から20年…亡くなった元妻の幽霊が枕元に 72歳の名優が最後に伝えたかった想い
11月6日(木)に放送された『徹子の部屋』には、名脇役として知られる斉藤暁が出演。離婚した元妻とのエピソードを語った。
【映像】斎藤暁、離婚した妻が幽霊となって現れた夜の真実「挨拶に来たんだ」
「彼女の話になると気持ちが落ち込みます。亡くなって10年くらいになります」と語り始めた斉藤。
同郷の妻とは23歳で上京する時に結婚し、2人の息子にも恵まれたが、17年後に離婚。斉藤は「収入がないものですから、愛想つかされて」と、離婚理由について明るく明かした。離婚後は1人で家を出て必死に働き、俳優として生活できるようになったという。
しかし、離婚して20年後、次男から知らされたのは元妻の突然の死だった。「入院して心臓の手術をしたんですけど、次の日に亡くなりました」と振り返る。
長男に反対され葬式に行けなかった斎藤は、どうしても最後のお別れが伝えたくて、元妻の火葬が行われる日に行動を起こすことに。
「火葬場の隣がお寺なんですよ。2時間ずっといました。次男が電話で実況中継して、『今、窯に入るところです』って」
葬式会場の近くで見守っていた斎藤は、火葬場の煙突から煙が立ち上がるのを見て「妻だ」と感じ、手を合わせて「さようなら」と別れを告げたという。
黒柳徹子が「煙に手を合わせたら気が済みましたか?」と尋ねると、「気が済みました」と穏やかな笑顔で語った。
さらにその後、旅公演中に滞在していたホテルではこんな不思議な体験も。
「ホテルの朝、元妻が出てきたんです。部屋の入口のところに座っているんですよ。顔を上げないんです」
生前に妻が着ていた着物を着ていたことから本人だと気づいたが、話しかけようとした時にはすでに姿は消えていた。斎藤は「挨拶に来たんだと思って、手を合わせました」と回想。この不思議な出来事があったことで、「フッと(悲しみが)収まった」と静かに語った。
それから元妻の幽霊は1度も出てきていないそう。黒柳徹子が「示しがついたのかもね」と推測すると、斎藤は「出てきてほしいんですけど」と、笑いながら元妻への思いをにじませていた。
そのほか番組では、斎藤が故郷を歌った曲『Beauty 安達太良』をスタジオで披露する場面も。作詞作曲した歌をトランペットで演奏しながら歌うのが至福の時だそう。
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※番組情報:『徹子の部屋』
毎週月曜~金曜 午後1:00~午後1:30、テレビ朝日系列