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タモリが現地取材中、クマの出没連絡。スタッフが乗ったロケ車両がクマに遭遇する場面も

本日11月7日(金)、『タモリステーション』の最新作が放送される。

クマによる人身被害が過去最多ペースで推移している今年、都内でも目撃情報などが200件にのぼり、警戒レベルはかつてないほど高まっている。

今回の『タモリステーション』は、もはや誰にとっても他人事ではない“クマ被害”にスポットを当て、クマの生態、歴史、対策について緊急徹底検証。

スタジオには、俳優・木村佳乃のほか、酪農学園大学農食環境学群・環境共生学類教授・佐藤喜和さん、北海道猟友会・札幌支部「ヒグマ防除隊」隊長の玉木康雄さんを迎え、クマと人間は共生できるのか探っていく。

◆2025年、クマ出没映像ラッシュ

近ごろ、人間の生活圏に侵入する“アーバンベア”が急増している。

番組では各地で激撮されたクマ出没映像を一気に振り返り、人間を恐れない狂暴なアーバンベアはなぜ増加したのか、地球温暖化やドングリの不作をはじめとするさまざまな背景に迫る。

また、そもそも日本人とクマはこれまでどのような関係を築いてきたのか、大正時代に起きた史上最悪の熊害事件から一昨年のOSO18事件まで、過去の痛ましいクマ被害にもスポットを当てる。

1923年、8人が死傷した“石狩沼田幌新事件”では、クマに襲われながら奇跡的に生き延びた男性の肉声テープを公開。

1970年、3人が死亡した“福岡大学ワンダーフォーゲル同好会ヒグマ事件”では、クマにつきまとわれた学生が亡くなる寸前まで記し続けたメモを見せてもらうことに。

それらの記録からは凄惨な現場の様子やクマの執拗な生態が浮かび上がるとともに、近年、クマの生息域が広がり、人里との境界線があいまい化している事態が浮き彫りとなる。

◆タモリが北海道でクマの生態を観察

今回、タモリが北海道・のぼりべつクマ牧場に赴き、クマの生態に関してさまざまな実験・検証を行うのも注目だ。

まずは、クマの嗅覚のスゴさを検証。タモリが隠したエサを匂いだけで見つけ出すことができるのか実験すると――嗅覚だけでなく、記憶力も優れていることが明らかに。

万が一、クマに出会ってしまったときどう行動するべきかを検証するための実験も展開。

“後ろを向いて逃げたらどうなるか?”、“死んだふりをしたらどうなるか?”、ヒトのにおいをつけた人形を使って実験してみたところ、タモリが「怖いね…スピードがすごい」と戦慄する展開に。

人形を見つけたクマは、いったいどんな行動に出たのか?

また、タモリは世界でも有数のヒグマ高密度生息地である知床も訪れ、クマ対策最前線も取材。

知床ではクマの個体を識別し行動や特徴を管理しているほか、電気柵や、クマがあさることのできないゴミ箱を設置しており、それらの対策からはクマと人の共生のヒントが浮かび上がる。

現地取材中にクマの出没連絡が入り、タモリも現場に向かってみるが、はたしてクマはすぐそこにいるのか?

そしてロケ終了後の移動中、スタッフが乗ったロケ車両がクマに遭遇する場面も。

◆タモリ、「クマの学習能力の高さ」に慄然

スタジオには、3頭のクマのはく製が登場。

ヒグマのはく製を目の当たりにした木村が「爪が鋭い…これでガリっとやられたらひとたまりもないです。もし立ち上がったら怖いですね…」とその迫力に震えるひと幕も。

さらには、実際にクマに襲われながら命を守った人々や、クマに襲われた患者の外傷を長年治療してきた医師にも取材。生死をわけた行動や、クマの襲撃から命を守る防御姿勢なども伝える。

そして、人員不足が指摘されているハンターの問題にも焦点を当てる。

“緊急銃猟”など新たな制度もスタートしているが、実際に現場に出るハンターには大きな苦悩が。

今回、北海道でクマについて学んだタモリは、「牧場にいるクマは野生とは違うと思いますが、間近で見ると迫力がありました。しかも学習能力が高いことに驚きました」とクマの恐るべき能力に驚いたことを話し、「いまや都市部に住んでいるからといって、決して安心ではありません。ぜひこの番組を見て、一人ひとりがクマ対策について考えてほしいですね。そして、やはり国レベルでの対策を急ぐ時期が来ていると思います」と呼びかけている。

※番組情報:『タモリステーション
列島を襲う令和のクマ 緊急総力特集!~ヒトと共生はできるのか?徹底検証~
2025年11月7日(金)よる8:00~9:48、テレビ朝日系24局