テレ朝POST

次のエンタメを先回りするメディア
menu

金足農・吉田輝星、U-18でも主役に!日本ハムがドラフト1位候補へ格上げ

©テレビ朝日

第100回夏の甲子園で大フィーバーを巻き起こした秋田・金足農のエース吉田輝星(3年)は、ゆっくり休む間もなく明日25日からU-18アジア野球選手権(9月3日、宮崎市で開幕)の代表合宿に参加する。

甲子園のマウンドで「シャキーン」と刀を抜くサムライ・ポーズをルーティーンにしていた注目右腕が「侍JAPAN」デビュー。春夏連覇を果たした大阪桐蔭藤原恭大外野手(3年)、二刀流の根尾昴内野手(3年)らドラフト(10月25日)の注目株が勢ぞろいするとあって、プロ球団の編成スタッフも集結。

昨夏のU-18世界選手権はカナダで行われ、高校通算111号本塁打の清宮幸太郎内野手(19=日本ハム)らの視察を回避した球団もあったが、今回は国内開催で大にぎわいとなりそうだ。

吉田は、まだ進路を明かしていない。大会前は八戸学院大への進学を希望、プロの見立ても好投手の1人ぐらいの扱いだった。それが甲子園の激投で、争奪戦に火がついた。オリックス、中日などが1位候補の「特A」評価に格上げ。本人も将来のプロ入りを語り、好きな球団は巨人と答えている。思わぬ“逆指名”に同球団の鹿取義隆GM(61)は「スカウトから高い評価で上がってきています」と話した。

MAX150キロの浮き上がるような速球、多彩な変化球、さらにフィールディングのよさも光り、総合力は近年で1番と称賛する球団関係者もいる。

輝星人気は、大会終了後も衰えを知らない。金農旋風が社会現象になり、吉田は甲子園の準決勝まで1人で投げ抜き5完投。決勝は大阪桐蔭に打ち込まれて力尽きたが、通算811球の激投は2006年大会の決勝で駒大苫小牧と引き分け再試合を演じて、通算948球を投げ抜いた「ハンカチ王子」斎藤佑樹投手(30=日本ハム)に続く感動を呼んだ(試合日程、球数制限などの議論も起きているが)。

実力、スター性を兼ね備えた甲子園の星に、ドラフト戦略で定評のある日本ハムも動き出した。23日、栗山英樹監督(57)も加わってスカウト会議を開き、吉田をドラ1位候補へ格上げしている

これまで高校野球のスター選手を次々と獲得。2004年にダルビッシュ有投手(32=現カブス)、2007年に中田翔外野手(29)、2010年に斎藤、2012年に二刀流の大谷翔平投手(24=現エンゼルス)を指名して育て上げ、そして昨年は7球団競合で清宮を引き当てた。

その年の最も良い選手を狙う方針は変わらない。メジャー挑戦を表明していた大谷を強行指名して、育成プランを提示するなど誠実に口説き落とした実績もあり、今年も藤原、根尾らとともに吉田のプロ入り表明を待つ。

30歳になった斎藤は早大に進学後にプロ入りして、ここ5年で4勝。今年は未勝利と野球人生の岐路に立たされているが「大学に行ったのは後悔していない」と語っている。吉田は負けん気の強い性格からしてプロ向き。ドラフトの“主役”に躍り出て、国体終了後にプロ志望届を出す可能性は十分ありそうだ。

U-18アジア選手権では、大阪桐蔭の柿木蓮(3年)、埼玉・浦和学院の渡辺勇太朗(3年)のドラフト候補らと投手陣の一角を担う。肩の疲労、体力の回復、決勝で「力が入らなくなった」という下半身の状態が気になるところ。無理は禁物だが、甲子園で4試合連続2ケタ奪三振を記録した豪腕がどんなピッチングをするか、各球団のスカウト陣も目が離せない。来月の宮崎は、春のプロ野球キャンプ以上のにぎわいになりそうだ。

LINE はてブ Pocket +1
関連記事
おすすめ記事